年明け早々に開催されたCES2023ではたくさんのニューモデルが発表されました。残念ながらウインタブでは全てのモデルをご紹介することができませんでしたが、ウインタブとして特に注目したいニューモデルについては(国内発売までまだ間があると思いますので)ライターと協力しながら少しずつご紹介していきたいと思います。
ASUSの「モバイル・ゲーミング2 in 1」ROG Flowシリーズについては、先にデタッチャブル2 in 1タイプのROG Flow Z13の紹介記事を掲載しましたが、今回はコンバーチブル2 in 1タイプのROG Flow X13をご紹介します。日本発売はアナウンスされていないものの、従来モデルが日本で販売中なので、ほぼ確実に日本発売あり、と予想しています。
なお、ROG Flow Z13についてはこちらの記事をご参照ください。
ASUS ROG Flow Z13(2023)- 珍しいデタッチャブル2 in 1タイプのゲーミングPC、CPUとGPUが新しくなりました
1.ROG Flow X13 スペック
スペック表
ROG Flow X13 GV302 | |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 9 7940HS |
外部GPU | なし/NVIDIA GeForce RTX4050/RTX4060/RTX4070 (すべて”Laptop”) |
RAM | 16GB/32GB(LPDDR5) |
ストレージ | 512GB/1TB SSD(PCIe 4.0, M.2 2230) |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 13.4インチ(1,920×1,200)タッチ、120Hz 13.4インチ(2,560×1,600)タッチ、165Hz |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB4 Type-C(映像出力、PD対応)、USB3.2 Gen2 Type-C (映像出力、PD対応)、USB3.2 Gen2 Type-A、HDMI2.1、オーディオジャック、microSDカードリーダー、ROG XG Mobileインターフェース |
カメラ | Webカメラ(1080p)顔認証対応 |
バッテリー | 75Whr |
サイズ | 299 × 212 × 16.7~18.7 mm |
重量 | 1.3 kg |
※国内版ではスペックが変わる可能性があります
バリエーションモデル
GV302XA:なし/16GB/512GB/1,920 × 1,200
GV302XU:RTX4050/16GB/1TB/2,560 × 1,600
GV302XV:RTX4060/16GB/1TB/2,560 × 1,600
GV302XI:RTX4070/32GB/1TB/2,560 × 1,600
※左からGPU/RAM/SSD/ディスプレイ
※国内版ではバリエーション展開が変わる可能性があります
コメント
先に記事を掲載したROG Flow Z13はIntel CPU搭載ですが、こちらのX13はAMD CPU搭載です。海外発表の時点ではRyzen 9 7940HSのみが開示されており、Ryzen 7モデルの設定はありません。で、このRyzen 9 7940HSですが、Zen4アーキテクチャを採用し、内蔵GPUもRadeon 780Mを搭載、パフォーマンスが大きく向上しています。実際に試してみないと何とも言えませんが、このCPUであれば外部GPUなしでもそれなりに快適にゲームプレイが楽しめそうに思います(詳細はこちらの記事をご参照ください)。
GPUも大きくパワーアップしました。最下位グレードでは外部GPU非搭載となるものの、それ以外はGeForce RTX4050/4060/4070を搭載します。ROG Flowシリーズには専用のGPU BOX「XG Mobile」が用意されていますが、このニューモデルに関してはGPU BOXなしでもハイエンドクラスの性能になっていると思います。個人的にはむしろ「外部GPU非搭載モデルでゲームプレイを試してみたい」と感じます。
RAMは16GB/32GB、SSDも512GB/1TBと大容量です。また、ディスプレイも上位モデルは2,560 × 1,600と高精細な上にリフレッシュレートも165Hzになっていますので、もはや「サイズが小さいだけでパフォーマンスはハイエンドクラスのゲーミングノート」と言って良さそうです。
2.ROG Flow X13 筐体
筐体サイズは従来モデルから変わっています。
ニューモデル:299 × 212 × 16.7~18.7 mm / 1.3 kg
従来モデル:299 × 222 × 15.8~16.95 mm / 1.35 kg
そんなに大きな違いでもないのですが、奥行き(短辺)が1センチ小さくなっていますので、ベゼル幅(特に下部ベゼル)が少し細くなっているように見えます。ただし、厚さは少し増えましたね。
天板のデザインも少し変わりました。斜め方向にストライプが入っているというのは同じですが、ストライプの向きに合わせてRepublic of Gamersのロゴが入っています。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は日本語配列になると思います。バックライトはシングルカラー(ホワイト)で、従来モデルからタッチパッドの面積が56%も大きくなりました。
側面と入出力ポートの配置です。従来モデルからの変更点としては、USB Type-Cポート2つのうち1つがUSB4規格になり、microSDカードリーダーが装備されました。なお、この画像ではカバーに覆われていますが、左側面の後部にXG mobile用のコネクターとUSB Type-Cポートがあります。
非常にスペックが高い製品なので、うっかり忘れてしまいそうですが、この製品はコンバーチブル2 in 1筐体なので、タブレットモードやテントモード、スタンドモードにして使うことができます。ゲームコントローラーを使う場合はテントモードやスタンドモードにして使うと没入感がアップしそうです。
3.ROG Flow X13 価格など
ASUS ROG Flow X13 GV302の発売時期や価格は1月12日現在明らかになっていません。また、日本発売についても不明ですが、ほぼ間違いなく発売されるでしょう。搭載CPUやGPUのリリース時期にも左右されるはずですが、この春には発売されるんじゃないかと思います。
とにかくパフォーマンスの高いモバイルノートを!と考えている人には購入の最有力候補になりそうな製品ですよね。
4.関連リンク
ROG Flow X13 (2023) GV302::ASUSグローバルサイト(英語)