ZTEが折りたたみ式のスマートフォン「Libero Flip」を発表しました。ワイモバイルの新商品として、2024年2月29日に発売されます(2月19日から予約受付け開始)。製品価格は63,000円と、折りたたみスマホとしては非常に安く、ワイモバイル回線とのセット契約で最低価格39,800円で購入ができます。
1.スペック
スペック表
Libero Flip | |
OS | Android 13 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 7 Gen 1 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | メイン:6.9インチ有機EL(2,790×1,188) サブ:1.43インチ有機EL(466×466) |
LTEバンド | 5G:n3/28/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/8/12/17 TDD-LTE:B41/42 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
ネットワーク | Wi-Fi6(a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 |
入力 | USB Type-C |
カメラ | イン16MP/アウト50MP + 2MP |
バッテリー | 4,310 mAh |
サイズ | 折りたたみ時:88 × 76 × 15.5 mm 開口時:170 × 76 × 7.3 mm |
重量 | 214 g |
コメント
OSはAndroid 13で、大きな表示で操作がしやすいシンプルなホーム画面となる「シンプルホームUI」が使えます。SoCはSnapdragon 7 Gen 1です。Antutuスコアは約66万点(出所:Nanoreview)となるミッドハイクラスの性能なので、ゲームも含め、ほとんどの操作はサクサクこなせると思います。
RAMは6GB、ストレージは128GBと、2024年のスマホとしては小さめの容量になっており、このあたりは「価格なりかな」と思います。
ディスプレイは折りたたみ式の6.9インチ(FHD+相当)のメインディスプレイと1.43インチのサブディスプレイを搭載し、いずれも有機ELパネルです。なお、サブディスプレイの方は「なんでもできる」わけではなく、
このように特定の機能に限定されます。なので、(そういう人がいるかどうかはわかりませんけど)サブディスプレイでゲームとかはできません。
通信バンドですが、ワイモバイルの製品ページに掲載されたものを記載しています。冒頭に書いた通り、この製品は今のところワイモバイル専売で、通信バンドも「ソフトバンク系」です。他のキャリアでも使えますが、ドコモやauのプラチナバンドには対応しません。現状、ワイモバイル製品のほとんどは端末のみの購入ができませんし、(もちろんSIMロックはされていませんけど)事実上ワイモバイル回線(あるいはソフトバンク系回線)で使うことになると思います。
カメラはイン側16MP、アウト側50MP+2MPです。
折りたたみ式の筐体を活かし、カメラも多彩な使い方ができます。私は折りたたみ式スマホを所有したことがないのですが、この画像の左上の使い方については「よさげ」と思いますね。
あと、この製品は「おサイフケータイに対応」しています。
2.筐体
折りたたみ式のメインディスプレイはパンチホールノッチを採用し、背面はサブディスプレイまわりにデザインアクセントがあります。
筐体色はトップ画像として掲載したゴールドのほか、ホワイトとブルーを選べます。
3.価格など
ZTE Libero Flipはワイモバイルで2月29日に発売され、2月19日から予約販売がスタートしています。価格は63,000円ですが、ワイモバイルのシンプルプランMもしくはシンプルプランLを同時契約することで39,800円で購入ができます。また、ZTE主催でLibero Flipを購入すると無料でケースをプレゼント、というキャンペーンもやっています(キャンペーンについてはこちらをご覧ください)
折りたたみ式スマホは高価、というイメージがあります(実際、高価ですよね?)が、Libero Flipはハイエンドスペックではありませんが、ゲームプレイにこだわる人でなければ十分な性能だと思いますし、ソフトバンク系回線をお使いで(あるいは新規の回線契約を考えていて)折りたたみ式スマホを使ってみたい、という人にはいい選択肢だと思います。
4.関連リンク
Libero Flip:ワイモバイル
コメント
折りたたみとしては安いけどスペックで見たスマホとしては高いから折りたたみが欲しくて欲しくてたまらないという人向けだよね
SB系はモトローラrazr40sに続く縦折系で更に安くして新規顧客層の開拓が上手く行けば他のキャリアや他のメーカーも乗り出すトレンドになる起爆剤として期待しています。