Xiaomi系列のメーカー「ZMI」が、とっても面白いフィーチャーフォンを発売しています。「Z1」という製品なのですが、DVDV(DSDV)が普及した現在でも、「あえて2台持ち」したくなるような製品で、電話機としての機能はシンプルながら、あるとうれしい機能が詰まっています。
1.スペック
ZMIというのはもともとモバイルバッテリーやモバイルルーターを手がける会社なのですが、この製品は「携帯電話」です。OSは一応Androidが搭載されているよう(Banggoodの製品ページより)なのですが、いわゆるスマホのような多機能なものではありません。CPUにはQualcomm 205という、低価格なフィーチャーフォン向けのものが搭載されており、RAMは512MB、ストレージは4GBと、現代のスマホであればまともに動かないような構成です。
ディスプレイも2.8インチと小さく、そのかわり物理キーキーボードが装備されます。まあ、一昔前のバータイプのガラケーみたいな外観です。ただし、しっかりLTEには対応しますし、デュアルSIMですからDSDSにも対応します(ただし、日本でDSDSが使えるかどうかは定かではありません)。
アプリ、というか機能は「Alarm,Bluetooth ,Browser,Calculator,Calendar,Wi-Fi」とBanggoodの製品ページに記載されていて、アラームとかブラウザーでのWebブラウジング、電卓、カレンダーなんかが搭載されているようです。おそらく電話帳もついているでしょう。
しかし、この製品は単なる携帯電話ではありません。まず、Wi-Fiホットスポット(要するにモバイルルーター)としての機能があり、最大で11台のデバイス(ユーザー)で利用可能です。それともうひとつ、5,000mAhのバッテリーを使ったモバイルバッテリーとしての機能もあります。おそらく読者のほとんどはスマホユーザーだと思いますし、出先でPCをネット接続したりする機会があると思うのですが、そういう人がこの製品を2台めの携帯電話として持てば、相当便利に使えるのではないか、と思います。
2.筐体
ディスプレイが大きめのガラケーという感じです。ちょっと懐かしさを覚えるデザイン。UIは独自のものが使われていて、Banggoodの製品ページによれば日本語にも対応します。背面には2MPと低画質ながらカメラも装備します。
SIMスロットはNano SIM × 2もしくはNano SIM + microSDです。この製品はストレージが4GBと小さいため、たくさん写真を撮るなどの使い方をする場合はmicroSDスロットは重宝するかもしれません。
側面にはスイッチがあり、スイッチひとつでWi-Fiホットスポットに早変わりします。
コネクターはUSB Type-C。このポートを使って自らを充電したり、他のデバイスに給電したりできます。
3.価格など
ZMI Z1は中国の通販サイト「Banggood」で販売中で、1月4日現在の価格は78.99ドル(8,809円)です。ただ、プレオーダーというステイタスではないものの、Processing time:12-16 business daysという記載があり、配送には少し時間がかかるものと思われます。
ちょっと前までは(いや、今でも?)携帯電話を2台持ちする人が少なくありませんでしたが、最近はDSDS(SIM2枚挿しによる同時待ち受け)に対応するスマホが(Androidの場合は)主流になってきましたので、1台で複数の電話番号を使っている人が増えたと思います。しかし、ZMI Z1は、「あえて2台持ち」したくなるような機能が詰まっており、価格も低いことから、ビジネスマンやガジェクラ(スマホマニアの人たち)などから高い支持を得られるのでは?という気がします。
4.関連リンク
Xiaomi ZMI Z1:Banggood
コメント
けろっとさんが購入してレビューを書いていますよ。
https://twitter.com/kerotto/statuses/1066295439924781056?tw_i=1066295439924781056&tw_e=details&tw_p=archive
こんにちは。これ私も買おうかな、と思っております…。