こんにちは、natsukiです。注目の新製品、XPPen Magic Note Padのレビューをお届けします。この製品は、ペン入力によるノート機能に特化したAndroidタブレットです。これまで、タブレットのペン入力というと、部分的な書き込みかイラスト作成を想定した製品が多く、このXPPen Magic Note Padに先行して発売されたMagic Drawing Padは、まさに「イラスト作成用Androidタブレット」として造り込まれた製品です。
一方のこのMagic Note Padは、ディスプレイがアンチグレアで、あえて色調を落とす3つの表示切り替えモードや独自ノートアプリを搭載するなど、もちろんイラスト作成にも使えるものの、むしろ「ノート」としての機能を追求した製品です。実際のところ、リアカメラが無かったり、本体にペン収納スペースを備えたりと、一般的なAndroidタブレットと比べてかなり野心的な構成で、実用性の面でも実験的な面でも、とてつもなく面白い製品に仕上がっています。なお、今回のレビューは、メーカーより提供していただいたサンプル機を使用しています。
・筆圧段階16Kの、タブレットとして最高峰の快適なペン入力
・イラスト作成はもちろん、「ノート」に特化した構成
・専用のノートアプリを搭載
・落ち着きを重視したアンチグレアディスプレイ(発色性能は高い)
・ペンをしっかり固定する専用ケースで携帯性も高い
・取り回しのしやすい10インチクラスのサイズ感
・ワンタッチで色調を切り替える「ライトカラーモード」「インクペーパーモード」搭載
・リアカメラが無いため、平置きしてもガタつかない
ここはイマイチ
・リアカメラが無いのは、スキャンができないという面では不便
・microSDカードスロットが無いのでストレージ拡張ができない
・専用ノートアプリの手書き文字認識が日本語に対応していない(商品ページには対応とあるので、アップデート予定か)
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Magic Note Pad

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目次
1.スペック
スペック表
Magic Note Pad | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Helio G99(MT8781) |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 10.97インチ (1,920 × 1,200)90Hz 3つの表示モード切替 ペン対応(筆圧16384段階) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C (イヤホンジャック、 microSDカードスロットは無し) |
カメラ | イン13MP (リアカメラ無し) |
バッテリー | 8,000mAh |
サイズ | 259 x 182 x 7 mm |
重量 | 495 g (実測500g) |
CPUは、もはやおなじみHelio G99。高度なゲームをしなければ十分な性能です。ただもちろん、このMagic Note Padの目的はペン入力によるノートやイラスト作成にあり、動画とかゲームとかの能力は度外視で、要するに、専用ノートアプリと、アイビスペイントなどのメジャーなイラストアプリが動けばいいわけで、そのためには十分な処理能力と言えます。
類似製品ラインナップ
このMagic Note Padに近い性格の製品として、XPPen Magic Drawing Padがあるというのは先にも触れましたが、最近、UGEEブランドからも、やはりペン入力に注力したAndroidタブレットという、非常によく似た特性を持つ「UGEE Trio Pad UT3(発売当初はFun Drawing Pad UT3)」「Fun Drawing Pad UT2」という製品が発売されています。実は、XPPenとUGEEは、2019年に合併して、現在は同じ企業の別ブランドという関係になっているようです(参考サイト)。
4機種とも、発売がおおむね同時期で、いずれもCPUにHelio G99を採用し、UGEE Trio Pad UT3はこのXPPen Magic Note Padの最大の特徴とも言える3つのディスプレイ表示切り替えモードと同じ機能を持つなど、ブランド名が違えども明らかに一定の統一性があるラインナップのため、以下にその特徴を比較しておきます。
ブランド | 製品名 | ディスプレイ サイズ |
OS | CPU | RAM | ストレージ | microSD カードスロット |
リアカメラ | 筆圧段階 | 3つの 表示切り替えモード |
その他 |
UGEE |
Trio Pad UT3 |
14.25インチ |
Android 14 |
Helio G99 |
8GB |
256GB |
あり |
あり |
4096レベル |
あり |
|
XPPen |
Magic Drawing Pad |
12.2インチ |
Android 12 |
Helio G99 |
8GB |
256GB |
あり |
あり |
16384レベル |
なし |
|
XPPen |
Magic Note Pad |
10.95インチ |
Android 14 |
Helio G99 |
6GB |
128GB |
なし |
なし |
16384レベル |
あり |
専用ノートアプリ |
UGEE |
Fun Drawing Pad UT2 |
10.36インチ |
Android 14 |
Helio G99 |
6GB |
128GB |
あり |
あり |
4096レベル |
なし |
細かい比較は冗長になるため、ここでは行いませんが、おおざっぱに次のようなことが言えると思います。
・UGEE UTシリーズより、XPPen Magicシリーズの方が、ペンの性能は上。
・XPPen Magic Drawing Pad / UGEE Fun Drawing Pad UT2は、イラスト作成寄り。
・XPPen Magic Note Pad / UGEE Trio Pad UT3は、ノート寄り。
XPPen Magic Note Padは、4種の中でも、唯一、専用のノートアプリを持つなど、明らかに「ノート」機能に特化した構成の製品です。そのためか、XPPen Magic Note Padのみが、一般的なAndroidタブレットの多くが備える、リアカメラとmicroSDカードスロットをあえて搭載していません。細かいところでは、3.5mmオーディオジャックもありません。おそらく、microSDカードスロット非搭載は、ノート利用ではさほどストレージを喰わないため。そしてリアカメラの非搭載は、カメラバンプの存在によって平置きしたときにガタつくのを嫌ったのではないかと思われます。いずれにせよ、Androidタブレットとして、かなり個性の強い製品と言えるでしょう。
特に、XPPen Magic Note PadとUGEE Fun Drawing Pad UT2はサイズも近いので、簡単に特徴を比較しておきます。ペンの性能、ディスプレイ表示モード切替、専用ノートアプリといった点では、XPPen Magic Note Padが優れます。ただし、UGEE Fun Drawing Pad UT2にも、リアカメラを備え(画素数が低く写真能力はあまり期待できない)、microSDカードスロットによるストレージの拡張に対応しているという利点もあります。UGEE Fun Drawing Pad UT2の方は、ペン入力性能の高い一般的なAndroidタブレットなのに対して、XPPen Magic Note Padは独自性の強い製品という見方もできます。
2.本体
では、本体を見ていきます。
同梱品です。左上から、専用カバー、保証書、マニュアル、充電ケーブル、充電アダプター、専用ペン替え芯。
充電アダプターはさておき、ケーブルは、マジックテープで束ねられ、何よりコネクタ部分が「L字」になっている、使い心地を考慮したものとなっています。
表側です。向かって左のベゼル(枠)が、ペン収納スペースになっており、また手に持つときにはここを持つと指が画面をふさぎません。KindleやBOOXなど、電子ペーパータブレットを彷彿とさせる、特徴的な外観です。
背面です。ご覧の通り、真っ平らで何も無い。そう、リアカメラが無い! このことで、「平置きしてもガタつかない」という、ノートとして使う上での大きな利便性を得ています。かなり思い切った構成と言えるでしょう。もっとも、確かにタブレットで写真や動画撮影を行うことはあまりないでしょうが、ノートとして使うからこそ、書類の「スキャナー」として紙の文書をPDF化したり、「一太郎Pad」などのOCRアプリを使う機会があるのも事実。ひとまわり重くなってしまうものの、カメラバンプの突起は専用ケースによって吸収することもできるので、ここは、賛否両論あるところかと思います。デザインや質感も上々で、陶器のようにシンプルかつスマートな美しさがあります。
ディスプレイ面から見て向かって右側面には、音量ボタンのみ。左側面は何も無し。
上側面は、スピーカー、マイク穴、3つのディスプレイ表示モード切り替えボタンと、電源ボタン。下側面は、充電用USB Type-Cとスピーカー。ご覧のように、スピーカーは「横持ち時にステレオ」となり、マイクは「縦持ち時にステレオ」となるように配置されています。もっとも、リアカメラが無いので、マイクの重要性はかなり低いでしょうが。
ペンは電池不要のタイプで、実測10.4gと非常に軽量。本体にはマグネットで固定されます。ボタン類は、サイドボタンが1つ。
カバーは、ペンも完全に覆う独特の形状です。これならば、ペンを落としてしまうこともありません。なお、スタンドにはなりません。このあたりも、製品のコンセプトを反映しています。
重量は実測500g。
カバー付き(ペン収納)で約750gです。
3.使用感
基本システム
設定画面です。「X-Paper」が非常に重要なんですが、下記で詳しく見ます。
「NXTVISION」は、全般的な表示設定です。基本的には、デフォルトのままでよいでしょう。
初期ストレージの使用状況は、こんなものでした。先述のように、このXPPen Magic Note Padは、microSDカードによる拡張に対応していません。正直なところ、今どき、動画やゲームを入れると128GBなんてあっという間です。しかし、静止画やPDFであれば、128GB あれば、基本的には十分です。これは、常に膨大な量のPDF等をBOOXに入れて運用している個人的な経験からの感覚です。ここにも、あくまでノートやイラスト作成といった静止画的なコンテンツの作業に特化している、本機のコンセプトが見えます。ただし、イラスト作成タブレットとしてみた場合、作成経緯を「タイムラプス」で出力すると容量を喰うので、そこは注意です。 この他、「高度な機能」の中にペンのサイドボタンの設定があります。
ホーム画面には、ペンマークのショートカットメニューもあります。専用ノートアプリ「XPPen Notes」などが、ここから起動できます。なお、挙動としてちょっと注意したいのが、「ノートを書く」を選択すると、新規のノートが開かれます。「XPPen Notes」を選択すると、アプリが起動します。既存のノートを開くときは「XPPen Notes」からということになります。
ディスプレイ
ディスプレイの発色は、有機ELのLenovo YOGA770のディスプレイと比較しても遜色なく、さすがです。また、タブレットとしては非常に珍しい、アンチグレアです。そのため、目が疲れにくい一方、正面以外の角度から見たときには、一般的なグレアの液晶に比べて暗くなりやすくはあります。
上の写真を見ると、カメラとセンサー部分のみグレアになっているのが分かります。保護フィルムは貼られておらず、特殊なコーティングか加工をしているようです。この加工が、ペン入力の際に一定の摩擦感も生み出しているので、基本的に保護フィルムは貼らずに運用する事になると思います。
「X-Paper」機能による3つの表示モード
「X-Paper」とは、XPPen Magic Note Padの目玉機能の1つです。通常表示の「ネイチャーカラーモード」、色調を低減させた目に優しい「ライトカラーモード」、完全にモノトーンの「インクペーパーモード」の3つのモードを、備えます。これらの切り替えは、設定からも可能ですが、一番シンプルなのは、タブレット上側面に備え付けられたボタンによって変更することです。
普通に使う分には、「ネイチャーカラーモード」でよいでしょう。
読書時など、落ち着いて見たいときは「ライトカラーモード」。ただ、機能としては面白いものの、なかなか使いどころが難しい感はあります。
「インクペーパーモード」は、ご覧のように、モノクロというよりはセピア表示。普通のスマホの「ナイトモード」とおおむね同様です。「インクペーパー」とはうたいますが、バックライトで照らしていることには変わりないので、KindleやBOOXなどの電子ペーパーとは根本的に異なります。とはいえ、これらのモードを物理的なボタンによってワンタッチで切り替えられるというのは、やはりこの製品の強烈な個性です。
専用アプリ「XPPen Notes(J notes)」
XPPen Magic Note Padは、専用のノートアプリとして「XPPen Notes」を備えます。このアプリは、ノートアプリ「J notes」をXPPen Magic Note Padにアレンジしたもののようで、実際に各所に「J notes」表記も見られます。起動は、先に触れたようにホーム画面のアイコンからでもいいし、ショートカットメニューからが便利です。
初回起動時に、ライセンスのアクティベートが求められます。XPPen公式サイトを参考に、メールアドレスでアクティベートします。なお、付属のWPS Officeは30日間試用ライセンスですが、こちらは永続ライセンスです。また、別のAndroidに「J notes」をインストールすると、そちらも永続ライセンスになっていました。注意点として、起動のタイミングによっては「J notes」の通常のサブスクリプション購入(はじめの1ヶ月は無料)画面が出てしまうようです。そっちを購入しないように気をつけてください。
Magic Note Padのマニュアル:XPPen
インターフェースは素直で、特に説明が無くても直感的に使えると思います。ペンの種類は少ないながら、わりと細かい設定もでき、簡単なイラストも書けます。ただし、あくまでノートアプリで、おそらく書いた線は内部的にはベクターデータで保存されているため、上の画像みたいな厚塗りをやらかすと重くなります(笑)。
重要な点として、PDFファイルの取り込みも可能です。PDFファイルを直接編集することはできず、ノートファイルとして取り込むことになります。
上記のように、基本的には「J notes」なので、右上のバックアップボタンからGoogle DriveかOne Driveにノートをバックアップし、スマホなど他の端末に「J notes」をインストールすれば、「バックアップメモをインポートする」で、ノートを共有することが可能です。ただし、共有といっても、要するにアップロードするだけなので、同時編集とかはできません。 直感的に使いやすいノートアプリではあるものの、記事執筆現在、言語面にやや問題があります。まず、マニュアルが英語しかないこと。それから、AIによる手書き文字認識機能があるのですが、これが、英語と中国語しか対応していません。XPPen Magic Note Padの公式の宣伝文句として、50以上の言語に対応とうたっているので、ここは、近日中にアップデートされるものと思われます。
ペンの描き心地
XPPen Magic Note Padは、16384レベルの筆圧段階という、最新のペン入力スペックを誇ります。XPPenは、ペン入力デバイスの老舗であるところからも、期待は高まります。一方で、ペン入力デバイスの快適さは、必ずしも数字上のスペックでは測りきれないのも事実なので、実際にじっくり使ってみました。
視差
ディスプレイの厚さによるペン先と実際の表示の差である「視差」は、上の画像の通り。XPPenは、もともとペンタブや液タブの老舗ですが、その面目躍如と言えるでしょう。この視差の少なさは、ペン入力に特化したBOOXよりも明らかに上で、特筆に値します。
精度
細部の精度は、ご覧の通り。ペン先が、タブレット端末としては驚くほど細く、さらに視差の小ささもあいまって、極めて緻密な描写が可能です。
摩擦感
ペンの摩擦感は、描き心地に大きく影響を与える部分です。XPPen Magic Note Padは、ペン先は固めのプラスチック素材ながら、上記のように、ディスプレイ表面に特殊な加工がされていて、これが多少の摩擦感を生み出しています。ただし、それほど強いものではありません。素早く文字を書くときには、もう少し摩擦感が大きい方が書きやすく、贅沢を言えば、ペン先の素材などにひと工夫欲しかったところです。
文字を書く際の快適性
文字を書く際は、あえて筆圧を切ったペンを利用する方が、処理が軽量になって追随性が高まるので、ノートアプリでも、あえて筆圧の効かないペンを使うことをお勧めします。その上で、素早くペンを走らせる文字の描き心地は、タブレットとしては間違いなくトップクラス。ただし、もう一息摩擦があった方が書きやすいのは惜しいところ。
イラスト作成タブレットとしての使い心地
イラスト作成面です。使用アプリは、Androidのイラストアプリとしては定番の「アイビスペイント」を使っています。
これはもう、文句なしといってよいでしょう。上の、文字入力で見た視差の薄さや精密な精度に、16484段階の筆圧検知も加わり、最高の描き心地が保証されます。ペンを動かしているだけで楽しいですね。上の画像は、細密に線を引けるので、手グセのみで、ペンはデフォルトのカブラペン、濃淡は水彩のみでさっさと描いています。
スピーカー
スピーカーは、前述のように、横持ち時にステレオです。意外に低音も鳴ってくれて、ガチな音楽鑑賞はさておき、一般的な動画視聴や、軽く音楽を聴くくらいなら十分な品質があります。
BOOXとの比較
ノート機能を追求しているという点で、一見方向性が近いように見えるBOOXシリーズと、ざっと比較しておきます。具体的には、「BOOX Nova Air2」および「BOOX Tab Ultra C Pro」を使ってきての経験からの比較です。
まず、ディスプレイのところで触れたように、XPPen Magic Note Padの「インクペーパーモード」は、現実には電子ペーパーとは大きく性格が異なります。また当然ながら、XPPen Magic Note Padは、基本的にAndroidタブレットとしての汎用性を保持していて、そのペン性能を、あらゆるアプリで遺憾なく発揮することができます。一方のBOOXは、ペン入力が可能なのは事実上専用アプリのみで、あえて汎用性を一切考慮しない、「条件を限定した上で最大限のパフォーマンスを発揮する」タイプの製品です。「ノート機能に特化した」と言葉で表現すると似ているように感じますが、やはり実際は根本的に使い勝手の異なり、同列に論じるのは無理があると感じます。
XPPen Magic Note Padは、「ノートになるAndroidタブレット」。BOOXは、「電子ペーパータブレットで、機能のほとんどは製品独自、ごく一部だけAndroidとしての機能も使える」といったところでしょう。
4.性能テスト
Antutu v10のスコアは、以下の通りです。
Helio G99としては、妥当なスコアかと思います。ヘビー級のゲームをするタブレットではないので、これで十分でしょう。
5.まとめ
XPPen Magic Note Padは、ペン入力に注力したAndroidタブレットです。ただし、先行製品のXPPen Magic Drawing Padのように、従来、タブレットのペン入力というと「イラスト作成機能」をアピールする場合が多かったのですが、このXPPen Magic Note Padは、「ノート機能」に焦点を当てた、従来に無いかなり個性的な製品となっています。専用のノートアプリを備えるほか、一般的なAndroidと異なる点として、色調を抑えた表示モードをボタンによるワンタッチで切り替えることが可能、アンチグレアディスプレイ、本体にペンを収納、リアカメラの廃止、といったことがあります。
もちろん、イラスト作成にもトップクラスの実力があります。ペン入力性能は、16384段階の筆圧検知という、スペック上の数値に圧倒されますが、視差の少なさや精密さといった、実際のペン入力の快適性に直結する部分も、最新のペン入力デバイスの名に恥じない非常に優れたものです。
これまで、Androidタブレットで十分な手書き能力を持つ製品は、Galaxy Tabなど、ごく限られたものだけでした。Androidタブレットというジャンル自体が、ちょっと古い言い方をすると、「コンテンツ消費型」のイメージが強かったというのもあるかと思います。しかし、Androidのアプリには、手書き入力機能を持つ電子ノートアプリや、メモアプリ、イラストアプリが多数あり、Androidというシステムそのものは、決して手書き入力と相性が悪いわけではありません。
XPPen Magic Note Padは、単に高品質なペン入力に対応したタブレットというだけでなく、あえて通常の構成を変えることで新たな使い方を提案してくれる、使うだけで楽しい製品に仕上がっています。ノート機能やイラスト作成目的などでペン機能を追求している人はもちろん、新しい体験を求める人に、是非勧めたい製品です。
6.関連リンク
Magic Note Pad:XPPen公式ストア
Magic Note Pad:Amazon
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コメント
お絵描きタブを多数レビューされているnatsuki氏ですが、ここまでベタ褒めするのは珍しいですね!
中華ペンタブメーカーは野心的・独創的な製品を次々投入してくるのでwinタブユーザーの私も気になってしまいます
きっちり高いペン性能を持っているだけでなく、その上で、一般的なAndroidタブレットとは相当に毛色の違う、非常に独創的な製品に仕上がっているのも素晴らしい点です。ただ「使う」だけで楽しい! こういう「新しい使用体験」を与えてくれる製品には弱いです(笑)