Xiaomiがタブレット「Redmi Pad Pro」を発売しました。12.1インチと大型サイズの製品で、先日ご紹介した「POCO Pad」とほとんど同じものです(一部スペックと筐体色・細部のデザインが異なります)。POCO Padよりもさらに安価に購入ができ、その割にスペックもいいので、人気モデルとなりそうです。
1.概要
スペック表
Redmi Pad Pro | |
OS | Xiaomi HyperOS(Android 14ベース) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 7s Gen 2 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 12.1インチ(2,560 x 1,600)120Hz |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト8MP |
バッテリー | 10,000mAh |
サイズ | 280 × 181.85 × 7.52 mm |
重量 | 571 g |
バリエーションモデル
6月7日現在、上記スペック表の単一バリエーション展開です。筐体色が3色(グラファイトグレー、ミントグリーン、オーシャンブルー)あります。
コメント
OSはAndroid 14ベースのXiaomi HyperOS、SoCはSnapdragon 7s Gen2です。Xiaomiの公表値によればAntutuスコアが620,709点とのことで、Android機としてはミッドレンジクラスの性能です。RAMは6GB、ストレージは128GBでmicroSDカードによるストレージ拡張も可能です。
ディスプレイは12.1インチで解像度は2,560 × 1,600(アスペクト比16:10)と高精細で、リフレッシュレートは120Hz(アダプティブリフレッシュレート)、Redmiシリーズ初となるアクティブペン「Redmi Smart Pen」も別売りで用意されます。
カメラはイン/アウトとも8MP、バッテリーは10,000 mAhと大きめの容量になっています。
冒頭記載の通り、Redmi Pad Proは先に発表されたPOCO Padとほぼ同じスペックで、スペック表の上ではRAM/ストレージ容量のみ異なります(POCO Padは8GB/256GB)。
筐体の形状もPOCO Padと共通です。
こちらがPOCO Pad。カメラまわりの形状はRedmi Pad Proと同じで、配色が異なります。また、筐体色はRedmi Pad Proのほうが明るい印象ですね。ただし、「グレー」に関してはPOCOのほうが少し暗めの色に見えますが、よく似ています。
スピーカーは4つ。ドルビーアトモス対応です(ここもPOCO Padと同じ)。
2.価格など
Redmi Pad Proは6月7日に発売され、Xiaomi公式ストアでの取り扱いはなく、家電量販店(エディオン / ビックカメラ / ヤマダデンキ / ヨドバシカメラ)などで販売されます。価格は41,800円ですが、家電量販店での購入の場合はポイントが付くことが多く、ヨドバシカメラとビックカメラでは10%ぶんのポイントがつきます。また、オプション品の価格は下記の通り。
・Redmi Pad Proカバー:2,980円
・Redmi Pad Proキーボード:8,980円
・Redmi スマートペン:6,980円
・Redmi Pad Pro保護フィルム:1,980円
※いずれも市場想定価格ですが、ヨドバシカメラでは上記と同価格でした。
POCO PadのXiaomi公式ストアでの価格は44,800円ですから、支払額ベースでの差額は3千円、ポイント分も考慮すると差額は約7,000円となります。スペック表を見る限り両者の違いはRAM/ストレージ容量のみですから、どちらがいいと思えるかは人によるでしょうね。
私はつい先程この製品を注文しました。6月8日には届くようです。私はXiaomiに好感を持ってはいますが、必ずしもこの製品が「どうしても欲しい」と思ったわけではありません。
現在手元にBlackview Tab 18とDOOGEE T30 Maxの2機種があり、いずれも12インチ級の中華トップモデルです。Tab 18はAliExpressで3万円前後で購入できるのでRedmi Pad Proよりは低価格ですが、個人的には「直近でベストなタブレット」だと思っており、DOOGEE T30 MaxはAliExpressでRedmi Pad Proといい勝負くらいの価格です。
要するに、Redmi Pad Proとこの2機種を使い比べてみたいと思ったんですよね。「同じ価格ならXiaomi製品のほうが安心だし出来もいい」という先入観が生まれるのは否定できませんが、私から見てBlackviewやDOOGEEは近年急速に品質を向上させていますので、「あながち一方的な結果にはならないだろう」と思ったりしています。ウインタブの比較結果は後日!
3.関連リンク
Redmi Pad Pro:Xiaomi 製品紹介
Redmi Pad Pro(グラファイトグレー):ヨドバシカメラ
Redmi Pad Pro(オーシャンブルー):ヨドバシカメラ
Redmi Pad Pro(ミントグリーン):ヨドバシカメラ