こんにちは、かのあゆです。MWC 2019にてWikoが最新スマートフォン「Wiko View 3/View 3 Pro」を発表しています。これは日本国内でも販売中の「Wiko View」の最新モデルとなる端末です。現時点では日本国内での投入はアナウンスされていませんが、先日投入された「Tommy 3 Plus」の発表時にMWC 2019で投入される新モデルの投入も検討していく形になるという報道があり、日本投入にも期待できそうです。
1.スペック
OSには現時点で最新バージョンとなるAndroid 9 Pieを搭載し、CPUはView 3がMediaTek Helio P22、View 3 ProがMediaTek Helio P60となります。
Helio P22は同じくMWC 2019で発表されたソニー・モバイルのXperia L3やXiaomiのRedmi 6にも採用されているCPUで、エントリー〜ミッドレンジクラスのスペックとなっており、Helio P60に関してはすでにウインタブでも搭載端末として「LEAGOO S10」をレビュー済みで、ミッドハイレンジクラスの性能です。
RAMはView 3が3GB、View 3 Proが4GB/6GBとなっており、ストレージはView 3が64GB、View 3 Proが64GB/128GBです。低価格なミッドレンジモデルではストレージ容量が32GBに落とされがちですが、View 3では64GBと十分な容量を搭載しており、大容量アプリのインストールにも対応できるスペックです。また、上位モデルのView 3 ProではRAM 6GB/ストレージ128GBとハイエンドモデル並みの構成も選択可能です。
ディスプレイはView 3、View 3 Pro共に6.26インチですが、解像度が異なっておりView 3が1,440×720(HD+)、View 3 Proが2,244×1,080(FHD+)です。
カメラはView3、View3 Pro共に共通の仕様となっており、イン8MP、アウト12MP+13MP+2MPのトリプルレンズカメラを搭載しています。
デュアルレンズカメラに関しては安価なミッドレンジモデルでも採用されているケースが多くなってきましたが、View 3/View 3 Proは2〜3万円台のミッドレンジ/ミッドハイモデルでありながらトリプルレンズカメラを採用しています。
バッテリーはView 3、View 3 Pro共に4,000mAhと共通の仕様です。基本的にView 3とView 3 ProはCPUとRAM容量、ディスプレイの仕様は異なるものの、それ以外は共通の仕様になっています。
2.デザイン
デザインはView 3、View 3 Pro共に共通のデザインで、日本国内で販売中の初代Viewやその後継機となるView 2シリーズ(日本国内ではMVNOキャリアのTONE MobileがView 2 Proベースの「e19」を発売済み)から大きくデザインが変わっており、18:9縦横比のノッチなしデザインから19:9縦横比のノッチ採用デザインに変更されています。
いわゆる「ティアドロップタイプ」のノッチを採用しており、ノッチサイズが非常に小さいのであまり目立たないデザインになっているのは魅力的です。
背面に関しては使用されている素材が未公開ですが、実機写真を見た感じでは初代Viewの金属素材からガラス素材に変更されているような印象を受けます。
2万円前半で購入できるView 3でもデザインに関しては上位モデルのView 3 Proと共通のものとなっており、安価な価格帯のモデルながら高級感のあるデザインを採用しています。
筐体色はView 3が「ナイト・ブルー」「ブラシ・ゴールド」「「エレクトロ・ブリーン」の3色展開、View 3 Proが「ナイトフォール」「オーシャン」の2色展開です。
3.まとめ
Wiko View 3/View 3 Proはグローバル市場では2019年第2四半期に発売する予定で、価格はView 3が179.90ユーロ(約23,000円)、View 3 Proが249.90ユーロ(約32,000円)からとなる予定です。
MWC 2019での発表時点では日本での投入は特にアナウンスはされていませんでしたが、前述の通り2019年1月のTommy 3 Plusの投入時に「MWC 2019で発表される新モデルの投入を検討していく形になる」との発言がなされているので、いずれ日本でも投入される可能性はありそうです。
OppoやHuaweiなどとは異なり、日本ではそこまで端末を発売しておらず、正直あまり目立ったメーカーではないという印象のWikoですが、今回発表されたView 3/View 3 Proは購入しやすい価格設定ながら3眼トリプルカメラを搭載するなど、かなり魅力的な端末に仕上がっており、日本でもグローバル版に準じた価格設定で投入されれば購入したいという方も多いのではないでしょうか。
Wikoに関してはODM展開もしており、日本国内ではgooブランドやTONEブランドで投入された端末も存在するため、日本発売が決定した際にWikoブランドで投入されるか、それとも他のメーカーにODM提供するのか不明ですが、今後の発売に期待したいところです。
4.関連リンク
Wiko View 3 Renge : Wiko