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テックウインド CLIDE A10B - 10.1インチAndroidタブレット、どちらかというとお仕事用かな

テックウインド CLIDE A10B
テックウインドが10.1インチAndroidタブレット「CLIDE A10B」を発売しました。「テックウインドのCLIDE」といえば、以前はWindowsタブレットを数多くリリースしていて、最近だと「CLIDE W08A」という良スペックの製品もありました。しかし、今回紹介するのはCLIDEでもAndroidタブレットのほうです。

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1.スペック

テックウインド CLIDE A10B
スペックのほう、特に新しいとか高性能、という感じではありません。OSはAndroid 7.1と現在ではやや古く、CPUのRK3288はドスパラの「Diginnos Tablet DG-A97QT」にも搭載されていたもので、DG-A97QTのAntutu(Ver.6)のスコアは「MT6750よりも少し高く、Helio P20よりも低い」という感じでした。Snapdragonで言うと617よりちょっといいくらいで625には負ける、というくらいですね。ミドルスペックよりのエントリースペック、あるいはエントリースペックよりのミドルスペックというところでしょうか。

RAMとストレージは2GB/16GBなので、「エントリー」ですね。10.1インチのタブレット端末なので、ストレージのほうはもうひと頑張りしてほしかったところ。ディスプレイはIPS液晶でFHD解像度ということなので、悪くはありません。

入出力ポートはAndroidタブレットとしてはかなり優秀な方に思われます。というかUSBポートが2つあるというのが大きいですね。なおmicroUSBのほうは充電ポートを兼ねています。

サイズは少し大きめかもしれません。この製品と実売価格がさほど変わらない「HUAWEI MediaPad T5」と比較してみます。

CLIDE A10B: 260 × 168 × 9.4 mm / 590 g
MediaPad T5: 243 × 164 × 7.8 mm / 465 g

こんな感じです。タテ・ヨコ、特に長辺がかなり大きくなっていますし、厚みも重量もMediaPadに大きく水を開けられている感じ。

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2.筐体

テックウインド CLIDE A10B
テックウインド CLIDE A10B
前面は無個性というか、特にコメントすることもないような、普通のタブレットです。背面のほうはドスパラのDiginnosタブレットにちょっと雰囲気が似ていますね。エッジ部分がやや角ばったデザインになっています。メーカーによれば「前モデルA10Aと同サイズ、同デザイン」であり「前モデルをご利用頂いているユーザー様にとって、違和感なくリプレイスや追加導入が可能」とのこと。この言い回しをみれば、やはりこの製品が業務用(法人用)を強く意識した製品であることが想像できます。

テックウインド CLIDE A10B
ポート類は一側面に集中配置される構造です。上にも書きましたが、Androidタブレットとしてはポート類は充実していると思います。

テックウインド CLIDE A10B
後日発売のオプションとして「専用ドッキングステーション」があります。詳細な仕組みは不明ですが「USB、有線LANを追加できる充電機能付きスタンド型」ということなので、まさに「ドッキングステーション」です。この記事を書いていて、少なくともこのドッキングステーションは素晴らしい!と思いました。価格はまだわかりませんけどね。

3.価格など

テックウインド CLIDE A10B、これまで見てきて、「法人向け」的な色彩の強い製品ではありますが、NTT-Xストアでは個人向けの販売も行われていて、10月19日現在の価格は税込み23,976円です。

うーん、上で比較したMediaPad T5のWi-Fiモデルの実勢価格が22,000円台になっていまして、これと比較してしまうと、「どうかなあ」って感じです。この製品は法人の大量受注を視野に入れていると思うので、単品価格だと少し高く感じるかもしれないですね。パーソナル用途、例えば家庭用タブレットということだとMediaPadが良さげですが、ビジネス的に使うのであれば、ポート類が充実していて専用のドッキングステーションが用意されたこの製品は価値があると思います。

4.関連リンク

CLIDE® A10B 10.1インチ Android搭載タブレット:メーカーサイト 製品紹介
TEKWIND CLIDE A10B:NTT-Xストア

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