Teclastが同社としては第2弾となるAIタブレット「P60AI」を発売します。第1弾のAIタブレット、P50AIはウインタブでも実機レビューをしています。P50AIは他社に先駆けてOSにAndroid 15を搭載、新開発のSoC「Allwinner A733」はAI処理チップNPUを内蔵し、独自のAI機能を多数実装していました。ウインタブはTeclastとは長いお付き合いですが、P50AIは「Teclast史上最大の意欲作」だと評価しています。
P50AIの実機レビュー記事はこちらです
今回ご紹介するP60AIですが、P50AIのレビューで感じた「惜しい」ところがきっちり改善されています。ウインタブとしてもぜひ手に取ってみたい製品です。
1.スペック表
Teclast P60AI | |
OS | Android 15 |
SoC | Allwinner A733 |
RAM | 6GB(拡張機能により最大16GB) |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 11.97型(2,000 × 1,200) |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | Wi-Fi6、Bluetooth5.4 |
入出力 | USB Type-C × 2 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン5MP/アウト13MP + 0.08MP補助カメラ |
バッテリー | 8,000 mAh |
サイズ | 283 × 178.2 × 8.4 mm |
重量 | 624 g |
2.コメント
P60AIのシステムスペックはP50AIとほぼ同じです。OS、SoC(Antutuスコア約32万点)、RAM、ストレージまではP50AIとP60AIで共通の仕様で、異なるのは「ディスプレイ」くらいですね。そのディスプレイが素晴らしいものになりました!
まず、サイズがP50AIの11インチから12インチ(正確には11.97インチ)と大きくなり、解像度が1,280 × 800から2,000 × 1,200になりました。リフレッシュレートは90Hzと変わりません。また、WidevineもL1です。
P50AIとP60AIは低価格帯のAndroidタブレットとしては珍しく、USB Type-Cポートからの映像出力に対応します。また、P50AIではTeclast初の「PCモード」を実装していましたので「PCライクなUIを大画面モニターに出力できる」という、競合製品が対応していないことができました。私達ユーザーとしても「PCモードならモニターに映して使いたい」と思いますよね?しかし、P50AIの実機レビューで27インチのモニターに画面出力したところ、解像度が低すぎて快適に使えなかったんです。P60AIでは解像度が「FHDクラス」になりましたので、大型のモニターに出力するとかなり使いやすくなるのではないか、と思っています。
P50AIをレビューしたものとして、「ディスプレイの解像度アップ」が実現しただけでも魅力倍増!だと感じますね。
AI関連の機能もP50AIとあまり変わっていないようです。P50AIでは「ビデオアップスケーリング」の機能は高く評価できましたが、AIジェスチャコントロールやAI姿勢認識(AI Posture Awareness)については「ダメ」と評価しています。P50AIでダメだった機能がどこまで改善されているのか楽しみではあります。
スペック面ではP50AIからあまり変わっていませんが、筐体は変わりました。…というか筐体色が「Cherry Red」という、よく言えば元気な色になっています。
P50AIもUSB Type-Cポートを2つ装備していましたが、P60AIでもその点は変わりません。
Type-Cその1:映像出力、充電、データ転送
Type-Cその2:充電、データ転送
に対応します。また、Teclast製品はほとんどがイヤホンジャックを装備していて、P60AIもそれに倣っています。
3.価格など
Teclast P60AIは「近日発売」とアナウンスされており、1月13日現在まだ販売がスタートしていません。Teclastの公式XではP60AIについて盛んにPRされていて、プレゼント企画も開催中です。プレゼント企画は14日で応募締切となりますので、興味のある方は応募してみて下さい。
2025年第1回プレゼント企画開催🎉🎉
新デザインの【🌟Teclast T60Ai】がまもなく発売されます。1名のファンを選んでT60Aiを🎁~
皆様のご参加をお待ちしております🥳💐📌応募方法(1/14日まで⏰)
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記事中でも触れましたが、ウインタブはP50AIのレビューをした際、完成度云々よりも1万円台半ばでここまで挑戦的な製品をリリースしたTeclastの企業姿勢が素晴らしいと感じました。そして、(これだけ意欲的な製品なので)多少アラがあるのは仕方ないとして、せめてディスプレイ解像度がもう少し高かったら…とも思いました。P60AIではそのディスプレイ仕様が改善されましたので、これだけでも買う価値はある、と思っています。
4.関連リンク
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
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