世界第5位のシェアを誇る中国のスマホメーカーoppoのサブブランドRealmeから2019年9月にリリースされた「Realme XT」をご紹介します。発売から少し期間が経過していますが、中国の通販サイト「Banggood」での取り扱いがスタートしたのをご紹介の契機にしています。日本仕様の「oppo Reno A」が国内販売されており、手頃な価格でスペックの高いスマホを提供するoppoの認知度も高まってきました。日本未進出のRealmeシリーズですが今後の展開はどうなるのか?と考えつつ、書いてみました。
1スペック
今回はRealmeの公式サイトとウインタブ読者のみなさまにはおなじみの「Banggood」を参考にしています。Banggoodには日本語のサイトもあるのですが、一部に誤訳や分かりづらい日本語訳もありましたのでインターナショナル版と日本語版を見比べながらの執筆になりました。
Realme XTはメモリとストレージの違いで3モデルあります。Banggoodでの価格を見るとお得なのは「メモリ8GB・ストレージ128GB」でしょう。
チップセット(CPU)はミドルクラスのSnapdragon 712を搭載しています。Oppo Reno Aなどに搭載されているSnapdragon710に比べるとCPUのクロック数が2.2Ghzから2.3Ghzに向上、CPUコアはKryo 360、GPUはAdreno 616、DSPはHexagon 685、ISPはSpectra 250で、710との変更はありません。製造元のQuakcommによると性能が10%向上しているということです。
ディスプレイは6.4インチ、解像度はフルHD+の2,340x1,080、有機EL、ゴリラガラス5を採用しています。インカメラを水滴型にして画面内部に入れたことと、ディスプレイ内指紋認証を搭載することで筐体前面に対する画面比率が91.9%という「見た目がほぼ画面」という状態を作り上げています。
インカメラはソニー製センサーの水滴型1,600万画素、アウトカメラは4眼カメラで最大6,400万画素という高解像度のセンサーを採用しています。またバッテリーは4000mAh、急速充電に対応しています。
この機種に特化した機能ではありませんがoppoのスマートフォンに搭載されている「ゲームスペース2.0」と「ハイパーブースト」でゲーム機能の最適化とCPU性能を引き上げることが可能です。ゲームスペース機能を使うと、プレイ中の通知を制限したり、端末機能のパフォーマンス向上とバッテリー節約のバランスを取ったりということができます。
2.筐体
ディスプレイにはゴリラガラス5を搭載、背面は左右に向かって湾曲したデザインになっています。本体色は「パールホワイト」と「パールブルー」。
パールブルーはここ最近の中国製スマホでおなじみの見る角度によって色が変化する光沢のある青を採用しています。Oppo Reno A でもブルーが人気でしたから、こちらを選ぶ方も多いかと思います。ホワイトはパールの名前の通り、ツヤのある白色です。
指紋センサーが画面内にあるため、背面は4眼カメラとメーカーロゴのみというシンプルな物になっています。
電源ボタンが本体左側、音量調整が本体右側になります。SIMトレイは音量ボタンの上、USB端子とイヤホン端子は本体下側にあることが確認できました。
接続端子はUSB Type-C。イヤホンジャックも搭載です。サイズと重量はディスプレイサイズに比例してちょっと大きめ、重めというところですね。
付属品としては本体ケース、Type – C ケーブル、充電器、SIMトレイを取り外すためのピンがあります。充電器はEU諸国対応のものが同梱のようですが、Banggoodからの注文で発送先で使えるアダプターがプレゼントされるとの記載がありました。
3.価格とまとめ
Realme XTは中国の通販サイト「Banggood」にて2020年1月9日時点で8GB/128GB版がクーポンコード「BGRMXT8128」で248.56ドル(27,408円)で購入できます。他のバリエーションモデルも販売されていますが、最大容量の8GB/128GB版が最も安価になっていました。
単純比較は難しいですが、oppo Reno A(6GB・64GB、楽天モバイル版は128GB)が消費税込で4万円弱で購入できることを考えると、oppo のサブブランドRealmeのハイエンド機が3万円弱で購入できるというのはとても魅力的です。防塵防滴やおサイフケータイに興味が無い方であればこちらを購入した方が良いのでは?とも思えてきます。
ただし、8GB/128GB人気のため現在予約受付中、1月中旬発送予定との記載がありました。
4.関連リンク
Realme XT(8GB/128GB):Banggood