PROTRULY V10S - 5.5インチで「全天球カメラ」を搭載するAndroidスマートフォン

PROTRULY V10S
中国メーカー「PROTRULY」から、とても面白いカメラ機能を備えた新製品「V10S」が発売されました。しかし、PROTRULYって聞きなれないですよね?ウインタブでもこれまでPROTRULYの製品を取りあげたことはありません。Webで検索してみると、英語版中国語版のサイトがあり、英語版のほうにはスマホについて全く紹介されていません。扱っているのはロボット(リアルにロボットです)などのハイテク製品のようです。また中国語版のほうにはこの「V10S」をはじめ、全天球カメラを備えた自動車部品などが紹介されていました。ということで、スマホ専業の会社ではないようですが、技術力はかなり高そうです。

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1.スペック

PROTRULY V10S
スマホとしてのスペックは特に新しいものとは感じられません。OSはAndroid 7.1で、これでダメということはないにせよ、少し古いですね。CPUはSnapdragon 625、RAMは4GB、ストレージは64GBですから、2018年9月だと「ミドルスペック」くらいになると思います。ウインタブで実機レビューした製品だと「Xiaomi Mi A1」くらいですね。

また、ディスプレイにノッチ(切り欠き)はなく、縦長タイプですらありません。FHD解像度(1,920 × 1,080)でアスペクト比は16:9です。こうなると、スペック全体に古臭さを感じてしまいます。

PROTRULY V10S
しかし、この製品は「カメラ」に特徴があります。後述しますが筐体の前後に大型のレンズを配し、「全天球(上下左右とも360度)」の撮影が可能です。スマホではなくデジカメだとリコーの「THETA(シータ)」という製品が全天球カメラとして有名です。実際どんな写真や動画が撮影できるのか、という点についてはTHETAの特設サイトが参考になると思います。
THETA特設サイト:リコー

カメラの画素数はイン側が13MP、アウト側が16MPで、ソフトウェア補正後の数値だと思いますが全天球だと26MPとなっています。私はこのタイプのカメラを使用した経験がありませんので、実際の画質がどのくらいなのかはちょっとわかりません。

では、筐体を見ていきましょう。

2.筐体

PROTRULY V10S
この画像を見ると、ディスプレイが縦長タイプでない理由が理解できます。前面にかなり大きなレンズが配置されています。また、背面にはカメラのレンズが2つあるように見えますが、これらのレンズは一般的な「デュアルレンズ」とは解釈が異なるようで、Banggoodのスペック表だと、あくまで「イン13MP、アウト16MP、VR(全天球)として26MP」という説明なので、私にはそれ以上の説明ができないです。すみません。

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また、背面には指紋センサーも装備されていることがわかります。

PROTRULY V10S
側面です。この製品の厚さは8.05 mmということなのですが、レンズ部分が飛び出しているので、「突起部含む」という基準だと1センチを越えるだろうと思います。あと、レンズ面の保護にかなり神経を使いそうです。一般的なスマホのように無造作にポケットに入れる、というのは危険かもしれません。

PROTRULY V10S
レンズ付近の拡大画像です。かなり尖ったスマホですが、イヤホンジャックはちゃんと残されています。また、背面はエッジ部分が曲面処理されていて、高級感もありますね。

PROTRULY V10S
こちらは背面下部の拡大画像です。エッジ部分にダイヤモンドカット加工が施されていますので、筐体素材は金属だろうと思います。

JD.comという中国通販(おそらく中国国内向けです)にこの製品の紹介動画がありましたので、リンクしておきます。
PROTRULY V10Sの紹介動画:JD.com

また、V10Sではなく、D7もしくはD8という、旧タイプの製品になってしまいますが、YouTubeにハンズオン動画がありましたので、こちらも参考までにご覧ください。

Darling ProTruly – 360 Camera Phone | Full Review

3.価格など

PROTRULY V10Sは中国の通販サイト「Banggood」でプレオーダー中で、9月27日現在の価格は199.99ドル(22,946円)です。記事中にも触れましたが、スマホの基本性能としては「Xiaomi Mi A1」や「Mi A2 Lite」と同等クラスで、特に旧モデルとなったMi A1と比較した場合、若干割高に感じられるかもしれません。

ただし、「割高」と決めつけてしまうのは大変失礼な話で、この製品には全天球カメラという、他の製品にはないはっきりした特徴がありますので、その部分をどう評価するかによって製品評価も価格評価も変わってきますよね。個人的にはこのように「よそにはない特徴」を備えた製品はそれだけで高く評価したいです。

4.関連リンク

PROTRULY V10S:Banggood

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コメント

  1. 匿名 より:

    面白そうなんでいろいろ検索してみましたが・・・

    これってメーカーは「PROTRULY」なんでしょうか?
    全く同じ(に見える)ものが「DARLING」と言うメーカーにも
    あった(http://www.darling.cn/)のですが・・・中国語がわからないので
    なんとも言えませんが。

    OEMですかね?

    で、「DARLING」のサイトにはV11Sってのもあるみたいですねー。
    まだ発売はされてないようですが。

    • wintab より:

      こんにちは。私もよくわかりませんが、特にミニPCなどでは同じ製品が異なるメーカーから発売されるケースは多いです。この製品もそうかも知れませんね。

  2. 森のくまさん より:

    本日届きました!
    早速レビューを・・・と思ったのですが、Banggoodを見に行ったところ
    20ドルも値下がりしていてorz悲しくなったのでまたの機会に。

    でもこのカメラ面白いw

    • wintab より:

      森のくまさんさん、こんにちは。そうおっしゃらずにレビューをお願いします!この製品はウインタブ読者の関心も激高だと思いますので…。

  3. 森のくまさん より:

    詳細なレビューはおいときまして、一つバグと言ってもいいような仕様?
    を見つけてしまったのでそれだけでも報告を。

    このカメラで撮った全天球写真ですが、そのままFacebookにアップしても
    ただの変な横長写真にしかなりません!Facebookは全天球写真に対応して
    いるので、ぐるぐる回せる写真になるはずなのですが・・・

    で、いろいろ調べたところ、全天球写真と認識させるためのメタタグが
    埋め込まれてない模様・・・これ所謂Exifタグじゃないようなので、普通の
    タグ編集ソフトでは編集できませんでした。一応全天球写真と認識させる
    裏技っぽい方法は見つけたのですが、もっと簡単にできないかなぁ。

    どなたか詳しい方、ご教授頂けると幸いです m(__)m。

    このスマホは、撮った全天球写真をスマホ上で加工→アップするのが売り
    だと思っていたので、何とかして欲しいですが無理でしょうね。

    なぜならこのスマホ、未だに「アップデート」「システム更新」などの
    メニューが見つけられないから。サポートする気が見られないですOrz

    • wintab より:

      森のくまさんさん、亀レスとなりすみません。全天球に関しては知識をお持ちの方が少ないと思われ、もちろん私も使ったことがないので気の利いたことは何にも言えないです。ごめんなさい。しかし、楽しみにしていたSNSへの投稿ができないというのは切ないですね。メーカーは割としっかりしたハイテク企業のように思われたのですが。。。。

  4. そんなバナナ より:

    中国出張、休みにフーシャンペーをぶらり旅散歩していたら、あまりの真新しさにビックリして買ってしまった!
    日本で使えるのかなぁ。