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OPPO Find X2 Pro - 5G対応、要素盛りだくさん、カメラに力を入れたFindシリーズの最新モデル。au独占で7月以降発売!

OPPO Find X2 Pro
こんにちは、ゆないとです。3月下旬、ついに日本でも”5G”サービスがスタートしました。しかし、残念ながら3大キャリア全てスポット展開のため、私達が生活の一部として利用ができるのは来年以降になるようです。それに併せて、各社の新モデルラインナップが発表され、情報が出揃ってきたところです。やはり注目は”5G”に対応したモデルでしょう。既に発売されているモデルで代表的なものはSamsungの”Galaxy S20”シリーズでしょうか。

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各社、それぞれ共通したモデル、または独占モデルが発売予定ですが、auのラインナップは特徴的です。個人的には「auにいったい何があったの!?」と発表時に驚いたものです。今回はこのラインナップの中から「OPPO Find X2 Pro」を紹介します。

1. スペック

スペック表
OSはAndroid10をベースにカスタマイズされた「Color OS7.1」が搭載されています。OPPO製品は展示機のみ触れた程度の経験のため詳細は説明できませんが、ポップなデザインのUIが特徴です。Google PixelやOnePlus、Xperiaのような「素のAndroid」に近いUIではありません。初めて使用すると戸惑うかもしれませんが、すぐに慣れることでしょう。中国端末らしいカスタマイズですがクオリティが高いという印象です。

CPUはQualcomm最新の「Snapdragon 865」です。発表時期にリファレンスモデルでのAntutuスコアが約56万という情報がありました。愛用のSnapdragon 855搭載機のAntutu v8スコアが約43万なので、大幅は性能アップと言っていいでしょう。期待ができます。しかし、855でも充分な性能で、現状リリースされているゲームや重めのアプリも問題なく実行できるので、865はオーバースペックにも感じますが、5G通信を処理する必要がありますので性能が高いのは良い事です。あと気になるのは発熱ですね。早く865搭載の実機で試してみたいところですが、GPU処理をコントロールし急激な温度上昇を抑えているという海外のページもありましたので、気になるほどではないかもしれません。

RAMは12GB、ストレージは512GBを搭載しています。RAMとストレージに関しては単一仕様となります。普段使いでは全く困ることはありませんね。内蔵ストレージへのデータ保存がメインの人にとっては不安になることはない程の容量です。また、RAMが12GBというのもすごいですね。昨年のフラッグシップモデルでは6GBや8GBが多い印象でした。今季の一部のモデルに注目すると、5G対応の中でもミリ波に対応しているモデルは12GBのRAMが搭載されています。こちらも5G通信を処理する為には必要なのだと思います。しかし、Find X2 Proはミリ波には対応しないようなので、単純にトレンドを先取りしたということなのかもしれません。さらにLPDDR5採用で、前のLPDDR4Xから処理速度、電力効率ともに向上しています。

ディスプレイも特徴的です。まず画面サイズは6.7インチと大型で画面内指紋認証センサー搭載です。有機EL搭載でHDR10+対応、QHD+(3,168×1,440)という高精細なディスプレイです。表現できる色は10億色。通常時の最大輝度は800nit、HDRコンテンツ再生時の最大輝度は1200nitにまでなります。これに加え、動画の品質を高めてくれる機能もあり、モバイル環境でも動画を最高の状態で楽しむことができそうですよね。

さらにこのディスプレイは高精細なだけではなく、リフレッシュレートが120Hzと残像感がない画面再生が可能です。さらにタッチサンプリングレートは240Hzとより高いものになっています。タッチサンプリングレートが高いということは、簡単に言うとタッチをしてから画面が反応するまでの間隔が短いということです。スワイプやスクロールもほぼ指の動きについてきますし、その後の画面再生も残像感がないものになります。これからの標準となりそうな予感です。早く体験したい方は、Galaxy S20シリーズが同機能を備えていますので、店頭でお試しください。

国内版の対応バンドの正確な情報はまだ不明です。しかし、auの商品紹介ページのスペックを確認してみると、型番として「CPH2025」とあります。グローバル版も同じ型番のため同じ仕様で販売される可能性があります。もしグローバル版と同様と考えるのであれば、4Gでは3大キャリアのプラチナバンドに対応しています。

5Gについては、使用する周波数帯によって”Sub-6”と”ミリ波”に分かれています。日本の5Gのバンドは、”Sub-6”は[n77,n78,n78]、”ミリ波”は[n257]となっています。また、同じn77でも各社割り当てられている周波数は微妙に異なります。auが使用する周波数は、n77が「3.7〜3.8GHz」と「4.0〜4.1GHz」、n78が「3.3〜3.8Ghz」となっているようです。Finx X2 Proはこれらに対応していますが、”ミリ波”であるn257の表記はありませんので残念ながら対応していないことがわかります。”ミリ波”は一度に送れる情報の量が多いことがメリットですので、環境が整っていれば非常に高速な通信に対応したかもしれません。

搭載されるWi-Fi、Bluetoothともに昨年のモデルよりもバージョンアップしています。Wi-Fiは最近徐々に増えてきたWi-Fi6(=IEEE 802.11ax)企画に対応します。最大通信速度は約10Gbpsと、対応したルーターがあれば室内でも非常に高速な通信をすることが可能です。Bluetoothは”5.1”になり、方向探知機能が追加されました。”5.0”の時点で距離と通信速度が向上していますが、そこに方向探知機能が追加され、よりできることが増えました。まだ、対応したアプリケーションなどは無いため、方向探知機能の恩恵は得ることができないとは思いますが、ペアリングした製品の方向などがわかるようになるので、見つけやすくなるといった効果に期待できそうです。

入出力はUSB3.1 Type-Cのみ。イヤホンジャックはありません。

カメラはOPPOのFindシリーズということで力が入っています。前モデルのような特徴的な”機構”は無いものの、フロントカメラは32MPで、今までリアカメラに搭載されていたようなスペックがパンチホール式で搭載されています。そしてリアカメラのトリプルレンズは、メイン・超広角・望遠の3種類になっています。これらも要素がたくさんなのですが、光学式手ブレ補正ありの48MPのメイン、マクロ撮影もできる48MPの超広角、10倍ハイブリッドズーム(最大60倍ズーム可)の光学式手ブレ補正ありの13MPの望遠という構成です。特に最近は、カメラにとても力を入れたモデルが多いので、どんな高品質の作品を撮影できるのか優劣が付けにくくなってきていますが、もうスマホでの撮影は悩まなくて良いでしょう。

バッテリーは4260mAhと大容量で、2130mAh × 2で合計で4260mAhという構成になっています。

サイズ、重量は、6.7インチなだけあって大きく、それなりの重量があります。この製品は背面の素材が2種類存在していて、素材によって重量が異なります。セラミック素材のブラックカラーモデルは約217g、ビーガンレザー素材のオレンジカラーモデルは約200gとなっています。

2. 筐体

スペックだけでも要素がたくさんでしたね…次は外観を見ていきます。

オレンジカラー外観
ブラックカラー外観
ディスプレイ側と背面のデザインです。まず、この製品は画像の通り2つのカラーバリエーションが存在します。その特徴的な背面については、このあと触れていきます。

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ディスプレイはフルスクリーンと呼ぶに相応しいベゼルレスさですね。人によっては下部ベゼルが気になるかもしれませんが、個人的には十分な細さだと思います。左右のエッジはカーブしていますが、カーブが急な(曲率が大きい)ためベゼルが無いように感じます。そして、左上部にはパンチホール式のフロントカメラが搭載されています。パンチホール(レンズ穴)も小さく主張の少ない印象ですので、邪魔に感じることは少なそうです。また上部のエッジにはスピーカーがあります。

背面の素材ですが、ブラックカラーはセラミック、オレンジカラーはヴィーガンレザーです。セラミック素材の背面は個人的に愛用しているEssential Phoneで体験しましたが、手にピタッと吸い付き非常に触り心地が良いと感じる素材です。この製品ではレーザー加工と研磨を施すことで、微細な模様と光沢のあるデザインになっています。オレンジカラーはレザーですが、画像だとピンクがかったオレンジで鮮やかですね。セラミックも高級感がありますが、こちらはより上品さに寄った美しさを感じます。さらに、左下のメーカーロゴは金属のようなプレートになっており、ブランド物の財布やバッグのようなアクセサリー的な印象もあります。カメラ部分は望遠レンズもあるため、全体的に大きいですね。ブラックカラーでは見事に隠れているように見えますが、オレンジカラーでは結構目立ちます。ただ、YouTubeで海外の開封動画で見た限りでは浮いているようには見えません。

右側面外観
右側面には電源ボタンがあります。アクセントとしてボタンの一部がグリーンカラーになっています。画像を見る限りだと、ボタン部分は窪んでいるようなので、暗所など視認できない時であってもしっかりと捉えることができそうです。

左側面外観
左側面にはボリュームキーがついています。こちらは特にアクセントカラーなどはありませんが、電源ボタンと同様に窪みがあり、そこにおさまるそれぞれのキーは独立しています。こちらも上下でわかれているので押しやすいと思います。

上部側面外観
上部側面は、左右側面の形状と異なり凹んでいます。また、カメラ部分に近いアンテナ付近に穴が空いています。IRセンサーという表記はなかったので動画撮影時用のマイクでしょうか。触れる物にもよりますが、触れる面積が少し減るので傷も目立たなくて済みそうです。

下部側面外観
下部側面は、SIMトレイ、USB3.1 Type-C、スピーカーが配置されています。こちらも上部側面の形状に合わせてか、凹んでいます。スピーカーは、ディスプレイ上部に搭載されているスピーカーの向きと異なりますが、Find X2 Proは「Dolby Atmos」の機能を備えているため、音の向きやクオリティは気にしなくて良いでしょう。また、画像の通りUSB3.1 Type-Cによる充電ですが、「65W SuperVOOC 2.0」により4,320mAhもあるバッテリーは約10分で40%、約40分でフルになるまで充電ができるようです。65Wと言えば最近のノートPCの充電器並みですね。昨年発売の独自の高速充電に対応したモデルでも十分に速いと感じていましたが、これからはよりあっという間の充電時間になります。

防水防塵
さらに、防水防塵に対応しています。等級はIP68。長時間の水没は危険ですが、すぐであれば影響はないほどの防水性能ですね。防塵についても、日常生活であれば気にする必要はないでしょう。ただ…ヴィーガンレザーのオレンジカラーは、素材として”水”の影響はあるかもしれません。革なので飛沫程度であれば大丈夫だと思いますが…

3. auでの購入

この製品の日本での発売は、au独占です。しかし、回線契約無しで端末のみの購入も可能です。詳細は、先日ウインタブで紹介したこの記事を参照して頂くと良いと思います。

ここに記載があるとおり、auの場合は、直営店でのみ回線契約なしで本体のみの購入ができます。docomoやソフトバンクを利用している方でも、バンドも対応していることですし、購入のハードルはグッと下がりますね(ただし、スペック説明のところで記載したとおり、au版の詳細な対応バンドがはっきりしませんので、購入時にご自身で対応バンドをご確認下さい)。

4. まとめ

残念ながら、この製品の価格はまだ発表されていません。auでの新製品発表の日に少しだけ公開されていたようなのですが、見直しが必要ということで訂正が入りました。海外での製品発表時は1,199ユーロ(140,435円)でした。かえトクプログラムといった機種代金軽減策の適用対象になるかわかりませんが、もし適用されるのであれば、もう少し安い金額で発売されるのではないかと思います。

CPUやメモリ、ストレージ、カメラなどの部品から、セラミックやレザーなどの素材やデザインまで、中も外も要素が盛りだくさんなフラッグシップモデルです。そんな製品がMVNOなどからではなく、auから発売ということが何よりも驚きで、今後のその他の製品の発売でも期待ができそうな発表ですよね。発売は7月以降を予定しているということで、私はオレンジを予約してみました。コロナウイルスの影響もあるため、延期をしたりする可能性はあるかもしれませんが、是非手に入れたい魅力的なモデルになっていると思います。

5. 関連リンク

OPPO Find X2 Pro(製品ページ)
au製品ページ

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コメント

  1. 匿名 より:

    世界中みてもn257対応したスマホはまだ出てないからそれを要求するのはちと無理がありますね。
    対応しているのはSHARP製のルーターぐらいでしょ。

    • 匿名 より:

      この製品よりおそらく販売が早くなるであろうarrows 5Gなんかは対応してますからね。 10万を余裕で越えてくるんなら、やってほしかったところではあるでしょう