モトローラが最新ミッドレンジスマートフォン「moto g53j 5G」を発表しました。昨年投入された「moto g52j 5G」の後継モデルで、国内独自機能であるおサイフケータイをサポートします。
CPU性能は控えめですが、高リフレッシュレート表示に対応するディスプレイや高音質なステレオスピーカーを備えています。
1.moto g53j 5Gスペック
スペック表
moto g53j 5G | |
OS | My UX(Android 13ベース) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 480+ 5G |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.5インチ(1,600 x 720)120Hz |
LTEバンド |
5G:n3/28/77/78 LTE:B1/2/3/4/8/11/12/17/18/19/26/28/38/41/42 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB Type-C、MicroSDカード、3.5mmイヤホンジャック |
カメラ | イン8MP/アウト50MP + 2MP |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 162.7 x 74.66 x 8.19 mm |
重量 | 183 g |
コメント
OSはAndroid 13ベースの「My UX」です。UIは素のAndroid OSに準じていますが、ジェスチャー機能、フォントやアクセントカラー、アイコンの形などを好みののもにカスタマイズできるテーマ機能など、いくつか便利な機能が追加されています。また他人に見られたくない写真、動画データなどをシークレットフォルダに保存できる「Moto Secure」も用意されています。
CPUはSnapdragon 480+ 5Gです。前モデルのmoto g52J 5GではSnapdragon 695だったので若干スペックダウンしてしまっている点は少し残念に思えます。とはいえ普段使いではスペック不足に感じることはないでしょう。RAMは8GB、内蔵ストレージは128GBで、MicroSDカードによるストレージ拡張も利用可能です。
ディスプレイは6.5インチサイズで、解像度はHD+(1,600 × 720)です。解像度自体は控えめですが、リフレッシュレートは120Hz表示をサポートしていてなめらかなスクロールを体感できます。
カメラはイン8MP、アウト50MP(メイン) + 2MP(マクロ)です。クアッドピクセル技術により、暗がりの中でも明るい写真を撮影できます。マクロレンズも備えているので超至近距離でもきれいな写真を撮影できます。
モバイルネットワークは4G、5Gともに国内4大キャリアの回線をフルサポートします。
内蔵スピーカーはステレオ出力です。Dolby Atmosをサポートし、対応コンテンツで迫力のあるサラウンドサウンドを楽しめます。また、バッテリー容量は5,000 mAhです。30W出力のTurboPower急速充電に対応していますが、ACアダプターは同梱されていないため別途購入する必要があります。
国内独自機能としておサイフケータイが利用可能です。
2.moto g53j 5G 筐体
前面はパンチホールノッチが採用されています。ベゼルも比較的狭くなっていて上位価格帯の端末と比較しても見劣りすることはありません。
背面はOPPOのReno7 AやXiaomiのPOCO X4 GTに近い印象のデザインになっていて、個人的にはmoto g52jと比較するとモトローラらしさが薄れたかな、と感じました。
筐体色は「アークティックシルバー」と「インクブラック」が用意されます。
3.moto g53j 5G 価格など
moto g53j 5Gは6月16日よりモトローラ公式オンラインストア、家電量販店、MVNO各社より販売開始となり、価格は34,800円(税込)です。なお、ここでご紹介しているmoto g53j 5Gのスペックを落とした(RAMが4GB)モデル、moto g53y 5Gもワイモバイルから発売されます。
CPUが前モデルよりスペックダウンしたのは残念ですが、円安の影響を受けている中、3万円台前半と比較的購入しやすい価格帯を実現しながら高リフレッシュレート表示をサポートするディスプレイやステレオスピーカーを備えているのは魅力的に感じます。
またおサイフケータイが利用可能という点も注目です。FelicaやPASMOといった交通系電子マネーやGoogle Payなどの電子決済サービスが利用できるだけでなく、マイナンバーカードの読み取りも可能なのでいろいろと活躍してくれると思います。
4.関連リンク
moto g53j:モトローラ