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HUAWEI MatePad SE 10.4″- HarmonyOS 3搭載で価格もお手頃、「家族で楽しむ2K高精細タブレット」です

HUAWEI MatePad SE 10.4"
HUAWEIがHarmony OS搭載のタブレット「MatePad SE 10.4″」を発売しました。HUAWEI製品としてはエントリー寄りで、「家族で楽しむ2K高精細タブレット」を謳う製品です。

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1.MatePad SE スペック

スペック表

   HUAWEI MatePad SE 10.4″
OS HarmonyOS 3
CPU Qualcomm Snapdragon 680
RAM 3GB/4GB
ストレージ 32GB/64GB
ディスプレイ 10.4インチ(2,000 x 1,200)
ネットワーク 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
入出力 USB Type-C、microSDカード、オーディオジャック
カメラ イン2MP/アウト5MP
バッテリー 5,100 mAh
サイズ 246.9 × 156.7 x 7.85 mm
重量 440 g

バリエーションモデル

・RAM3GB/ストレージ32GB
・RAM4GB/ストレージ64GB

コメント

OSにはHUAWEI独自のHarmony OS 3が搭載されます。

HUAWEI MatePad SE 10.4"

積み上げウィジェット

フローティングウィンドウや積み上げウィジェットなど、独自の機能も搭載されていますが、Google関連サービスには非対応です。Harmony製品について、ウインタブでは2022年7月にライターのかのあゆさんがHUAWEI nova 9(2021年11月グローバル発売)を入手し、実機レビューをしています。レビュー機のNova 9はHarmony OSではなく「EMUI 12(Android 11ベース)」でしたが、Google関連サービスは非搭載でした。

このレビューでかのあゆさんはこんなことを書いています。

現在のHUAWEIスマートフォンではGoogle Mobile Serviceが組み込まれていない代わりにHUAWEI Mobile Serviceが組み込まれていてます。独自ストアアプリ「AppGallery」が搭載されており、そちらからAndroidアプリをダウンロードします。一応Office MobileやEdgeなどのMicrosoft製アプリやゲームロフトのAsphalt 9などは公式で配布されていますが、日本国内でも普及しているLINEに関しては既にApp Galleryから撤退済みになっており(一応こちらのページより入手は可能です)、Twitter純正クライアントも配布されていないなど、やはりGoogle Play Storeで配布されているアプリと比較してしまうとラインナップ的にはいまいち…という印象を受けます。なお、「原神」はAppGalleryでは現状配信されていませんでした。

AppGalleryでは「Petal検索」も組み込まれているので、AppGalleryで配布されていないアプリはそこから検索してダウンロードできますが、公式配布されているものではなくいわゆる「野良APK」なのでセキュリティ的に不安が残るほか(配布サイトによっては悪意のあるマルウェアが組み込まれている等改ざんされている場合があります)、インストールしてもGoogle関連のサービスに依存しているアプリだと正常に動作しないなど、メイン端末として使用するには正直、かなり厳しい状況です。

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少し長く引用してしまいました。7月時点での情報ですし、あくまで「かのあゆさんの感想」ではありますが、「メイン端末として使用するには正直、かなり厳しい」と評価しています。MatePad SEはスマホではなくタブレットなので、「メイン端末」という使い方にはならないと思いますが、アプリの導入に関してはGoogle Playが使えないことにより、一定の制約があることは覚悟すべきでしょう。

CPUはSnapdragon 680です。Antutuベンチマークスコアが約25万点をマークする「ミッドレンジクラスの下の方」くらいの性能ですが、RAMとストレージが3GB/32GBと4GB/64GBなので、比較的新しいゲームアプリをたくさんインストールするような使い方には向きません。

ディスプレイは10.4インチで解像度は2,000 × 1,200です。Widevineのレベルは不明ですが、上に書いたHUAWEI nova 9がWidevine L1であることが確認できており、HUAWEIという大手メーカー製品でもありますので、L1になっている可能性は高いと思います(WidevineがL1でないとAmazonプライムビデオやNetflixなどの動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質での視聴ができません)。

2.MatePad SE 筐体

HUAWEI MatePad SE 10.4"
HUAWEI MatePad SE 10.4"
タブレット製品としてはオーソドックスなデザインですが、前面のベゼル幅はやや細めです。実は10.4インチ(2,000 × 1,200)というディスプレイ仕様はTeclastやALLDOCUBEなど中国メーカーの上位クラスのAndroidタブレットと同じです。なので、Teclast T40 Proとサイズを比較してみます。

MatePad SE:246.9 × 156.7 × 7.85 mm / 440 g
Teclast T40 Pro:248 × 157 × 9.2 mm / 480 g

Teclast T40 Proはウインタブでも実機レビューをしており、筐体デザインや質感を高く評価しています。そのT40 Proとのサイズ比較では「MatePad SEのほうがタテ・ヨコサイズがわずかに小さく、薄く、軽い」ですね。特に厚さ7.85 mm、重量440 gというのはこのクラスのタブレット製品としては立派だと思います。

HUAWEI MatePad SE 10.4"
左右の側面です。USB Type-Cポートとイヤホンジャック、SIMスロットと同形状のmicroSDカードリーダーが見えます。また、左右にスピーカーグリルらしきものが2つずつありますが、この製品は2スピーカーです。ただし、スピーカーは両側面に搭載されており、音響システム「Huawei Histen 8.0」により臨場感溢れるサウンドを実現する、とのことです。

3.MatePad SE 価格など

HUAWEI MatePad SE 10.4″はHUAWEI公式ストアやAmazon、楽天などで販売中で、ウインタブがこの3つのショップを確認したところ、12月19日現在、3GB/32GBモデルは楽天が安く、税込み29,800円(製品ページにある2,000円OFFクーポンを使用した価格)、4GB/64GBモデルはAmazonが安く、税込み31,636円でした。

冒頭記載の通り「家族で楽しむ2K高精細タブレット」ですね。ゲーム用としてはCPU性能やRAM/ストレージ容量が小さく、どちらかというと動画視聴やニュースアプリなどでの情報収集、SNSやネットショッピングなどに適した製品だと思います。価格も妥当だと思いますが、あとは「Google関連サービスが使えないHarmony OS」というのをどう評価するか、ということになるでしょう。

4.関連リンク

HUAWEI MatePad SE 10.4-inch:HUAWEI公式サイト 製品紹介
HUAWEI MatePad SE 10.4":Amazon
HUAWEI MatePad SE 10.4"(3GB/32GB):楽天
HUAWEI MatePad SE 10.4"(4GB/64GB):楽天

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コメント

  1. 匿名 より:

    HarmonyOSでGoogle使えない端末を日本で売るのは無理があるよ。もう紹介ページでこのタブレットは普通の人は使えないって言ってるようなもんじゃん。

  2. wintab より:

    普通の人は使えないとまでは書いたつもりはないんですけどねえ。スマホの場合はGoogle関連サービス使えないとかなり厳しいと思いますけど。