中国メーカーのHOTWAVがAndroidタブレット「Pad 11」を発売しました。HOTWAVは主にタフネススマホを手掛けているメーカーで、ウインタブでも過去にタフネススマホの紹介記事を掲載したことがありますが、実機レビューの経験はありません。今回ご紹介するPad 11はタフネス系の製品ではなく、普通のAndroidタブレットですが、スペックの割に価格が低く抑えられています。
なお、この記事の執筆にあたり、メーカーに問い合わせをして「Pad 11には技適マークあり」との回答を得ています。
販売ページはこちらです。
HOTWAV Pad 11:Hotwav Official Store(AliExpress)
1.スペック
スペック表
HOTWAV Pad 11 | |
OS | Android 13 |
SoC | UNISOC T606 |
RAM | 6GB(拡張機能により最大12GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 11インチIPS(1,920 × 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/2/3/5/7/8/12/17 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac(推定)、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C 、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
カメラ | イン8MP/アウト16MP+補助カメラ |
バッテリー | 8,000 mAh |
サイズ | 不明(厚さ7.6 mm) |
重量 | 516 g |
コメント
システムスペックは特に特徴がありません。中国メーカー製品でよく見られる中価格帯のタブレット、という感じですね。ただ、ディスプレイは11インチと少し大きめです。
UIはメーカーがカスタマイズしているようで、このように「Easy Launch」というランチャーも入っています。また、「PCモード」という文言が見られましたが、詳しい説明はなく、BlackviewのDoke OS_Pのような高度なカスタマイズにはなっていないと思われます。
SoCはUNISOC T606、RAMは6GBで拡張機能により最大12GBとして使え、ストレージは256GBと、ストレージがやや大きめと感じられるものの「よくある中華の構成」ですね。もちろん重量級の3Dゲームを別とすれば一通りの操作は問題なくこなせます。
ディスプレイは上でご説明した通り11インチで解像度はWUXGA(1,920 × 1,200)です。WidevineもL1で、この画像を見る限りNetflixでのHD画質視聴にも対応しているようですね。
カメラはイン8MP/アウト13MP、バッテリー容量は8,000 mAhと、中華タブレットとしては普通くらいです。
2.筐体
背面のカメラバンプのデザインがちょっと個性的です。Pad 11のアウトカメラは13MPのほかに0.08MPの補助カメラもついているので、見た目がちょっとカッコいいです。
筐体素材については説明がありませんでした。しかし、厚さ7.6 mmに抑えられていますので、おそらく金属製ではないかと思います。
イヤホンジャックも装備しています。
また、スピーカーも4つ搭載しています。音質についてはなんとも言えませんが、期待はできそうですよね。
オプションでキーボードも用意されています。キーピッチ17 mm、キーストローク2 mmということなので、サイズ的にはちょっと窮屈かな、と思いますが、本体とセット購入できます(プラス20ドルでセットできます)。
3.価格など
HOTWAV Pad 11はAliExpress内のHotwav Official Storeで販売中で、3月22日現在の価格は118.73ドル(18,211円)です。なお、この価格は製品ページにある「90ドル以上で3ドルOFF」クーポンを獲得し、カート画面でクーポンコード「AE10ZNAF」を適用したものです。
記事中にも書きましたが、中国メーカーのタブレットとして特にすごい個性がある、という感じはしません。しかし、それが悪いということもなく、重量級ゲームのプレイは難しいものの、普段使いでの各種操作に問題はなく、またWidevine L1と、押さえるべきところがしっかり押さえられていますし、18,000円台で買えるというのは割安感も大きいと思います。
4.関連リンク
HOTWAV Pad 11:Hotwav Official Store(AliExpress)