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Gemini PDA - Androidにキーボード、「スマートフォンPDA」が日本発売!

Gemini PDA
以前ウインタブでも紹介したことのある「Gemini PDA」が日本で発売されます。リンクス・インターナショナルが販売元なので、正規輸入品ということになります。私はこの製品について紹介記事を一度書いて以来、まったくフォローしていなかったので、ちょっとびっくりしました。Android機ですが、UMPC(Ultra-Mobile PC)という感じの製品なので、GPD PocletシリーズやOne Netbook One Mixシリーズと位置づけが重なるようにも思われます。

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1.スペック

Gemini PDA
以前紹介記事を掲載した際、AndroidとLinuxのデュアルブートだったのですが、日本で販売されるモデルはAndroidのシングルブートです。ただ、バージョンは公開されていません。

CPUはMediaTekの上位CPU「Helio X27」で、Snapdragon 845などに比較すると見劣りしますが、製品特性上PUBGとかをやりこむような使い方にはならないと思います。なので、Helio X27でも十分すぎるくらいの性能と言えるんじゃないでしょうか。

RAMは4GB、ストレージは64GBと、中上位クラスのスマホと同じくらいです。これも用途を考えれば不足はないでしょう。ディスプレイは5.99インチで、スマホであれば「縦長」となる2,160 × 1,080という解像度です。キーボードつきの製品なので「横長ディスプレイ」ですね。

また、リンクスいわく「スマートフォンPDA」ということで、通話も可能と思われます。

Planet Computers Gemini
この画像は以前の記事で掲載したものですが、サイズ感から見ても十分電話はできそうですね。ただし、正規輸入品ではありますが、LTEバンド19には対応しておらず、バンド1だのみとなります。対応SIMはmicroSIMです

入出力ポートもUSB Type-Cを2つ備え、microSDカードリーダーもついていますので、UMPCとしても最低限の拡張性はあると思います。

サイズのほう、異種格闘技戦みたいですけど、GPD Pocket 2とOne Netbook One Mix 2Sと比較してみます。

Gemini PDA:171.4 × 79.3 × 15.1 mm / 310 g
GPD Pocket 2:181 × 113 × 8-14 mm / 465 g
One Mix 2S:182 × 110 × 17 mm / 515 g~518 g

GPU Pocket 2とOne Mix 2Sは7インチサイズ、Gemini PDAは5.99インチサイズということで、やはりGemini PDAが一段とコンパクトになっていることがわかります。

2.筐体

Gemini PDA
正面から見たところです。この製品、見るからに深いストロークのキーボードを備えていて、以前の紹介記事では「メカニカルキーボード」であると書いたのですが、リンクスの製品ページによれば「キーピッチ約14 mmでキースイッチはメンブレン」ということでした。

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Gemini PDA
天板です。LEDがついていますが、リンクスによれば「任意のカラーでカスタマイズして各種通知設定を割り当てることが可能」ということです。

Gemini PDA
SIMとmicroSDカードの着脱は天板を開口して行います。

Gemini PDA
側面と入出力ポートの配置です。下の画像(右側面)にある白っぽいボタンは電源ボタンかと思いましたが、リンクスの説明では「Googleアシスタントを呼び出すためのスマートボタン」とのことでした。

Gemini PDA
サイズ感です。これを見ると確かにGPD PocketやOne Netbook One Mix 2Sよりも小ぶりですよね。

3.価格など

Gemini PDAは12月23日の発売予定で、ビックカメラでの価格は72,000円(税込み77,760円、ポイント10%つき)でした。またビックカメラではGPD Pocket 2(Core m3-7Y30モデル)が税込み81,853円になっていましたので、正直なところ、GPD Pocket 2よりも少しだけ安いくらいかな、と思います。また、One Netbook One Mix 2Sは中国の通販サイトで8万円を切る価格で販売されていますので、One Mix 2Sとは「いい勝負」くらいですね。

この製品はOSがAndroidで通話もできますので「スマホの買い替え」という用途で使えます。これはWindowsマシンであるGPD PocketやOne Mixにはない特徴だと思います。一方で、Windowsではない、という時点でパソコンとしての使い勝手は(Windowsユーザーから見て)やや劣ると言えます。

その意味ではやはり「UMPC」というよりも「PDA」と呼ぶほうがふさわしいかもしれません。このような超小型のキーボードつきデバイスに何を求めるかによって、評価は変わってきますよね。こういう超小型のキーボードつきデバイスに対するニーズを突き詰めていくと、必ずしもWindows搭載機ではなくとも大丈夫なのかもしれません。

4.関連リンク

Gemini PDA:リンクスインターナショナル
Gemini PDA:ビックカメラ
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コメント

  1. 匿名 より:

    これはコレで欲しいなぁ
    スマホ+PDAとするならこれで十分
    これ以上求めてWindows10載せるだけならできんことは無いだろうけど
    バイナリ変換故にこのスペックじゃ全然性能足りなすぎですもんね

    • wintab より:

      こんにちは、私もそう考えたりもします。ただ、利用イメージがイマイチしっかり出来ていないのと、「値段が同じくらいならやっぱWindows」という気持ちは拭いきれず…。

  2. 匿名 より:

    OneMix2のサイズと重さ間違ってない?

  3. 匿名 より:

    りなざうSL3000と同じくらいの重さか
    14mmてタッチタイプできるのかな、触ってみたい
    指だと液晶タッチしにくそうでandroidとの相性が気になるところ

    • wintab より:

      こんにちは、おっしゃる通り実機に触ってみたいですね。ビックとかヨドバシの大型店なら展示ありそうな気がしますので、探してみようろ思います。

  4. 読者N より:

    なぜかCFのほうにあった日本語キーボード版では売らないんだね
    まあほぼ配列一緒だけど

    • wintab より:

      読者Nさん、こんにちは。あとバンド19とかに対応させるとか、そういうのもないんですよね…

  5. NIA より:

    あ、使えるD4だw