こんにちは、かのあゆです。2022年2月10日に開催されたGalaxy S22シリーズは3モデルが発表されており、先に最上位モデルとなるGalaxy S22 Ultraをご紹介しましたが、スタンダードサイズのモデル「Galaxy S22/Galaxy S22+」も同時発表されています。
筐体デザインが大幅に変更されたGalaxy S22 Ultraと比較するとデザインは現行モデルのGalaxy S21/Galaxy S21+から変更されておらず、キープコンセプトのように見えますが、中身は大幅に強化されています。
1.Galaxy S22 / S22+ スペック
スペック表
Galaxy S22 / S22+ | |
OS | Android 12 with One UI 4.1 |
CPU |
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 Samsung Exynos 2200 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128/256GB |
ディスプレイ |
S22:6.1インチ(2,400 x 1,080)Dynamic AMOLED S22+:6.6インチ(2,400 x 1,080)Dynamic AMOLED |
LTEバンド | バンド未公開(2022年2月12日現在) |
SIM | nanoSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac.ax、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン10MP/アウト50MP + 12MP + 10MP |
バッテリー |
S22:3,700 mAh S22+:4,500 mAh |
サイズ |
S22:146 × 70.6 × 7.6 mm S22+:157.4 × 75.8 × 7.6 mm |
重量 |
S22:168 g S22+:196 g |
バリエーションモデル
・8GB/128GB
・8GB/256GB
※左からRAM/ストレージ
コメント
OSはGalaxy S22 Ultraと同じくAndroid 12 with One UI 4.1です。One UI 4.0に関してはすでに既存のGalaxyスマートフォンにも配信が開始されており、かのあゆが現在メイン端末として愛用しているGalaxy Fold SCV44にも2月8日にアップデートが配信開始となっていますが、大幅な変更が行われた「素の」Android 12と比較すると見た目の変更点は最小限となっている印象です。Galaxy S22、Galaxy S22+ともにOSアップデートは最大4年、セキュリティアップデートは最大5年間保証されているため、長く使っていくことができます。
CPUはQualcomm Snapdragon 8 Gen 1、またはSamsung Exynos 2200です。個人的にはAMDの「RDNA2」アーキテクチャに基づくGPU、Xclipseが採用されているExynos 2200の実力を試してみたいところではあるのですが、Galaxy S22 Ultraの紹介記事でも取り上げたとおり、日本国内ではおそらくSnapdragon 8 Gen 1が採用されると思われます。グローバルモデルを購入しない限りExynos 2200モデルは選択できなさそうな点は少し残念に感じています。RAMは8GB、内蔵ストレージは128GB/256GBという構成で、従来モデルのGalaxy S21/Galaxy S21+と同じくMicroSDカードによるストレージ拡張には対応しません。
ディスプレイはGalaxy S22が6.1インチFHD+(2,400 × 1,080)、Galaxy S22+が6.6インチFHD+(2,400 × 1,080)です。どちらもリフレッシュレート120Hz表示をサポートするDynamic AMOLEDを採用しており、Galaxy S22は1,300nit、Galaxy S22+は1,750nitの明るさに対応します。なおGalaxy S22 Ultraとは異なり、Sペンには非対応です。
カメラはイン10MP、アウト50MP(広角) + 12MP(超広角) + 10MP(望遠)という構成です。Galaxy S21/Galaxy S21+ではアウトカメラの広角レンズが64MPだったので、画素数だけ見るとスペックダウンしているようにも見えるのですが、Galaxy S22 Ultraと同じく強化されたAIシーン識別機能により、特に暗所での撮影性能が向上しています。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.2に対応します。
バッテリー容量はGalaxy S22が3,700 mAhで最大25W出力の急速充電に、Galaxy S22+が4,500 mAhで最大45W出力の急速充電に対応します。またGalaxy S22、Galaxy S22+ともに15W出力のワイヤレス充電のほか、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなどを充電できる「ワイヤレス・パワー・シェア」もサポートしています。
2.Galaxy S22 / S22+ 筐体
Galaxy S22、Galaxy S22+ともに筐体デザインは共通で、フラットディスプレイが採用されています。個人的にはGalaxy S22 Ultraで採用されているエッジディスプレイの方が見た目的にも美しくて好みではあるのですが、「エッジが使いづらい」という方であればGalaxy S22/Galaxy S22+の方が使いやすいと思います。
背面です。筐体デザインはGalaxy S21/Galaxy S21+から変更されておらず、特徴的だったカメラバンプ部のデザインもそのまま継承しています。個人的にはGalaxy S21シリーズのカメラバンプ部のデザインはちょっと微妙に感じていたので、どうせならGalaxy S22 Ultraと共通デザインにしてしまっても良かったのでは・・・と思っています。なおGalaxy S22シリーズでは筐体に魚網をリサイクルした素材を採用しています。
筐体色は「ピンクゴールド」「ファントムブラック」「ファントムホワイト」「ファントムグリーン」の4色展開です。
3.Galaxy S22 / S22+ 価格など
Galaxy S22/Galaxy S22+は2022年2月25日より販売開始となる予定で、価格はGalaxy S22が800ドル(約92,500円)から、Galaxy S22+が1,000ドル(約115,600円)からです。日本国内での販売はアナウンスされていませんが、Galaxy S22 Ultraと同じく日本語公式サイトも開設済みとなっているため、例年通りであればキャリアモデルとして投入されることになりそうです。
Galaxy Noteシリーズのコンセプトも継承したようなモデルになっているGalaxy S22 Ultraと比較すると、Galaxy S22/Galaxy S22+は筐体デザインにGalaxy S21/Galaxy S21+のものをそのまま継承しているため、正直新鮮味に欠ける点は残念に感じられるものの、ハードウェア面に関しては着実に進化している印象です。
OSアップデートも「最大4年」に延長されたこともあり、そのハードウェア性能の高さから長期的に使っていける一台になりそうです。贅沢を言うのであればMicroSDカードによるストレージ拡張が復活してくれれば完璧だったのですが・・・
4.関連リンク
Galaxy S22/Galaxy S22+:Galaxy Mobile Japan