記事にアフィリエイト広告を含みます

Galaxy S20の実機レビュー - S21やS22が登場した現在でも十分に魅力的!ahamoで購入できます

Galaxy S20 実機レビュー
こんにちは、かのあゆです。後継モデルのGalaxy S22が日本国内でも発売開始となりましたので、いまさら感はあるのですが、ドコモ版Galaxy S20 SC-51A(本体のみ)を中古購入しました。ドコモでの販売はすでに終了してしまっていますが、格安プランであるahamoでは今でも現役機種として販売されている端末です。意外と息が長いですね・・・

スポンサーリンク

発売から2年が経過してしまいましたが、OSアップデートもあと一回受け取れる予定となっており、現在でも魅力的な端末です。

ここがおすすめ
・現在でも満足度の高いパフォーマンス性能。Android 13にも対応予定。
・美しい筐体デザイン
・誰でも簡単に美しい写真を撮れるカメラ
ここがイマイチ
・WQHD設定だとリフレッシュレートが60Hz固定
販売サイトはこちら
Galaxy S20 5G SC-51A:ahamo

1.Galaxy S20 スペック

スペック表

   Galaxy S20 SC-51A
OS Android 12 with One UI 4.0
CPU Qualcomm Snapdragon 865
RAM 12GB
ストレージ 128GB
ディスプレイ  6.2インチAMOLED(3,200 x 1,440)120Hz(※解像度FHD設定時のみ)
LTEバンド 5G:n78/n79
LTE:B1/3/19/21/28/41/42
SIM nanoSIM
ネットワーク IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0
入出力 USB Type-C、MicroSDカード
カメラ イン10MP/アウト64MP + 12MP + 12MP
バッテリー 4,000 mAh
サイズ 151.7 x 69.1 x 7.9 mm
重量 163 g

コメント

発売当初のプリインストールOSはAndroid 10ベースのOne UI 1.1でしたが、2023年3月に最新バージョンであるAndroid 12ベースのOne UI 4.0へのアップデートが配信されています。国内キャリア版Galaxy Sシリーズに関してはOSのアップデート保証期間が3年、セキュリティアップデート保証期間が4年に延長されているため、来年リリースされるであろうAndroid 13ベースのOne UI 5.0(仮称)まではアップデートを受け取れる見込みです。セキュリティアップデートに関してはキャリアモデルと言うことでどうしても不定期になってしまいますが、2024年までは受け取れる見込みなのでこの点でも安心して使っていけそうです。なお現在販売されているahamo販売モデルはドコモ販売モデルと一部ソフトウェアの仕様が異なります。(後述します)

搭載しているCPUはQualcomm Snapdragon 865 5Gです。2020年のハイエンドCPUで、AnTuTu Benchmark v9でのベンチマークスコアは65万点と現在でもミッドハイモデル以上の性能を持ち合わせています。GPU性能も高いので重量級ゲームも快適にプレイ可能です。

RAMは12GB、内蔵ストレージは128GBという構成です。RAMに関しては近年Xiaomiやrealme等でも対応している仮想メモリ機能「RAM Plus」がOne UI 4.0へのアップデートで利用できるようになっており、実質16GBとして利用可能です。

Galaxy Sシリーズでは現時点で最後の外部ストレージ対応モデルとなっており、大容量データをMicroSDカードに保存することが可能になっています。

ディスプレイは6.2インチサイズで、解像度はWQHD(3,200 × 1,440)です。前モデルであるGalaxy S10シリーズから採用されたDynamic AMOLEDパネルを採用しています。解像度設定をFHD+に落とす必要がありますが、リフレッシュレート120Hz表示にも対応しています。

カメラはイン10MP、アウト64MP(メイン) + 12MP(超広角) + 12MP(望遠)という構成です。Galaxy S20シリーズより最大8K/30fps出力の動画撮影に対応したほか、最大30倍まで拡大できる「スペースズーム」機能にも対応しています。

ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/ac/axとBluetooth 5.0に対応します。

バッテリー容量は4,000 mAhで、最大18W出力のUSB PD急速充電に対応します。またqiによるワイヤレス充電や、ワイヤレスイヤホンなどのアクセサリー類をワイヤレス充電できる「ワイヤレス・パワーシェア」に対応します。IPX5/8準拠の防水・防塵に対応するほか、国内キャリア版Galaxy S20ではおサイフケータイにも対応します。ただしGalaxy S10までのモデルでサポートされていたワンセグ・フルセグチューナーはこのモデルから非搭載となっています。

2.Galaxy S20 筐体と使用感

前面
前面です。前モデルのGalaxy S10シリーズでは日本国内では販売されていなかったコンパクトモデルのS10eを除き、左右が湾曲したエッジディスプレイが採用されていたのですが、Galaxy S20ではフラットディスプレイに移行しています。これは後継モデルのGalaxy S21やGalaxy S22でも継承されています。個人的にはエッジディスプレイは見た目も美しくて好きなのですが、液晶フィルムやガラスフィルムの種類が限られてくるという欠点もあったので、S20以降スタンダードモデルでフラットなディスプレイを採用したのは正解だったかなと思っています。

背面
背面です。実機は発売当初Galaxy Harajukuでも何度か触っていたのですが、改めてみるとコンパクトなサイズ感だと思います。後継モデルのGalaxy S21やGalaxy S22と比較するとカメラバンプ部のデザインも控えめで、個人的にはこちらの方が好きなデザインです。今回購入した個体は「コスミック・グレー」ですが、このほか「クラウド・ブルー」と「クラウド・ホワイト」が用意されています。

左側面
左側面にボタン等はありません。

右側面
右側面にはボリュームボタン、電源ボタンが用意されています。

上部
SIMトレイ
上部にはマイク、SIMトレイがあります。グローバルモデルではデュアルSIMモデルも用意されていますが、日本国内向けキャリアモデルはシングルSIM仕様です。スペック解説で取り上げたとおり、Galaxy Sシリーズでは現状MicroSDに対応する最後のモデルとなります。

下部
下部にはマイク、USB-Cポート、スピーカーが配置されています。

システム

ホーム画面

クリックで拡大します。

今回かのあゆが中古購入したGalaxy S20はAndroid 11 with One UI 3.1までアップデートされていましたが、2022年2月26日より最新バージョンとなるAndroid 12 with One UI 4.0がリリースされていたので購入後直ちにアップデートしました。元になっているOSは最新バージョンになりましたが、One UI 3.xからOne UI 4.xでの大きな見た目の変更は行なわれていません。

プリインストールアプリ

クリックで拡大します。

すでに環境構築後のスクリーンショットとなってしまいますが、ドコモ版Galaxy S20にはOne UI標準アプリ、Google関連アプリ、Twitter、Microsoft Office for Android等のほか、「dポイント」「dメニュー」「dポイント」などのキャリアアプリがプリインストールされています。またドコモオリジナルのランチャーとして「docomo LIVE UX」もプリインストールされています。現在販売されているahamo版ではプリインストールされているアプリの構成が異なり、「docomo LIVE UX」が含まれていないほか、キャリアアプリも最小限のもののみプリインストールされています。

おサイフケータイ対応

クリックで拡大します。

グローバルモデルにはない、国内キャリア向けモデル独自機能として「おサイフケータイ(Felica)」に対応しています。モバイルPASMOやモバイルSUICA、各種電子マネー、ポイントカードなどを一つにまとめられるので、やはり搭載されていると重宝します。

スポンサーリンク
Smart Switch

クリックで拡大します。

今年の3月までGalaxyをメインスマートフォンとして使用していたため、何度もお世話になっていたのが移行アプリ「Smart Switch」です。付属しているUSB-C to Aアダプターのほか、Wi-Fi経由でも使用可能で、Androidスマートフォン同士であれば写真、連絡先だけでなく、インストールされていたアプリなども丸々移行することが可能です。Galaxy S9を購入したときはその場でケーブルを接続してデータ移行・・・なんてこともやっていました。もちろんiPhoneからのデータ移行もこのツールを使用すれば簡単です。

ストレージ使用量

クリックで拡大します。

環境構築後のストレージ使用量です。ほぼメイン端末と同じ環境を構築して空き容量は約33GB程度でした。写真データなどはMicroSDカードに保存できるので、かのあゆの使い方では容量不足に困ることはとりあえずなさそうです。

システム情報

クリックで拡大します。

グローバルモデルではすでにいわゆる「GOS」問題への対応を行なったOne UI 4.1が配信されていますが、ドコモ版Galaxy S20に関しては現時点ではまだ配信されていません。おそらく次のセキュリティアップデートでアップデートされることになるかと思われます。最新のファームウェアで適用されているAndroidセキュリティパッチは「2022年2月1日」付のものです。

ディスプレイ

解像度は調整可能

クリックで拡大します。

前モデルのGalaxy S10と同じく、美しい表示とブルーライト機能を両立させた「Dynamic AMOLED」ディスプレイを採用しています。解像度はWQHD(3,200 × 1,440)ですが、デフォルトではFHD(2,400 × 1,080)に設定されており、さらにHD(1,520 × 720)に落とすことも可能です。ディスプレイ性能は現在販売されているスマートフォンと比較しても劣ることはなく、写真や動画を美しい画質で楽しむことができます。

リフレッシュレート設定

クリックで拡大します

Galaxy S20よりリフレッシュレート120Hz表示に対応しましたが、後継モデルのGalaxy S21やGalaxy S22とは異なり、残念ながら解像度をFHDに設定しないと有効化することができません。とはいえFHDとWQHDでそこまで画質的に大きく変わる印象はないので個人的にはあまり気になりませんでした。

スピーカー

近年Xiaomi等のメーカーも有名メーカーがチューニングしたスピーカーを搭載していますが、Galaxy Sシリーズでは2018年に登場したGalaxy S9シリーズよりAKGがチューニングしたステレオスピーカーを搭載しています。

音質に関してはいつも満足させられているのですが、スマートフォンの内蔵ステレオスピーカーとしては音圧も高く、クリアなサウンドを実現しています。またDolby Atmosにも対応しているので、対応しているコンテンツであれば迫力のあるサラウンドを楽しむことができます。

筐体その他

LED View Cover
今回は別売のLED View Coverも揃えています。その名の通りLEDが内蔵されたカバーで、装着すると本体のテーマも専用のものに切り替わります。(上記システムの項目で取り上げたスクリーンショットもこの専用テーマを適用したものになります。)

カバー側には各種通知の他、自分でデザインしたアイコンを表示することも可能です。ケースとしての実用性も高く、なかなか面白いアクセサリーだと思います。

カメラ

カメラUI

クリックで拡大します。

標準カメラアプリは以前メイン端末として使用していたGalaxy S10/S10eやNote 10、Foldなどと共通です。現在はミッドレンジモデルでも採用されている「シングルテイク」が利用できるようになったのもこのS20シリーズが初です。

カメラサンプル

クリックで拡大します。


カメラサンプル

クリックで拡大します。

前モデルのGalaxy S10シリーズまではメインレンズの画素数が12MPでしたが、Galaxy S20とGalaxy S20+では64MPに向上しています。元々Galaxyはカメラチューニングもうまく、オートモードでも簡単に美しい写真を撮影することができるのですが、それはGalaxy S20シリーズ以降のモデルでも健在です。現在メイン端末ではなくサブ端末として運用していますが、非常に「頼れる」カメラ性能なのでよく活用しています。

カメラサンプル(夜景)

クリックで拡大します。

夜景撮影も美しく、基本的に「ナイトモード」を使用しなくても明るくノイズが少ない写真を撮影可能です。

30倍スペースズーム
Galaxy S20から「30Xスペースズーム」に対応しましたが・・・さすがに30倍までズームするとかなり画質がぼやけてしまうので、SNSやブログなどで共有するにはかなり厳しい印象です。あくまで30倍ズームは確認用ですね・・・

3.Galaxy S20 性能テスト

AnTuTu Benchmark

クリックで拡大します。

参考:
Xiaomi 12 Pro(Snapdragon 8 Gen 1):971,423
ASUS ROG Phone 5s(Snapdragon 888+):846,862
ASUS Zenfone 8(Snapdragon 888):785,280
Mi 11T(Dimensity 1200 Ultra):582,178
Xiaomi Pad 5(Snapdragon 860):566,309
realme GT Master Edition(Snapdragon 778G):542,182
Xperia 1 SOV43(Snapdragon 855):511,163
Xiaomi Mi 11 Lite 5G(Snapdragon 780):500,573
Oneplus Nord CE 2 5G(Dimensity 900):430,049
Redmi Note 11 Pro + 5G(Dimensity 920):427,053
Samsung Galaxy Fold SCV44(Snapdragon 855):414,302
OnePlus Nord CE 5G(Snapdragon 750):384,505
iiiF150 R2022(Helio G95):350,565
POCO M4 Pro 5G(Dimensity 810):349,498
OnePlus Nord N10(Snapdragon 690):342,506
POCO M3 Pro 5G(Dimensity 700):330,303
Redmi Note 11 Pro(Helio G96):336,280
POCO M4 Pro 4G(Helio G96):311,030
Redmi Note 11S(Helio G96):307,755
realme narzo 50(Helio G96):287,043
Redmi Note 11(Snapdragon 680):277,105
Blackview A95(MediaTek Helio P70):227,817
CHUWI HiPad Plus(MT8183):172,713
Samsung Galaxy Note FE(Exynos 8890):177,984
OUKITEL C22(Helio A22):99,664
AGM H3(Helio P22):84,184
BlackView A55S(Helio A22):78,630
geanee ADP-503G(MT6737M):46,316

AnTuTu Benchmark v9での総合スコアは655,707点という結果でした。さすがに後継CPUであるSnapdragon 888/888+やSnapdragon 8 Gen 1と比較するとスコアは劣りますが、Dimensity 1200やSnapdragon 780G 5Gといった「ミッドハイクラス」の製品より高いスコアを計測しています。GPU性能も高いので、重量級3Dゲームも快適にプレイ可能です。Galaxy S20であれば現在でも十分メイン端末としての役目を果たすことができます。

4.Galaxy S20 レビューまとめ

Galaxy S20はドコモ、auではすでに終売となってしまっていますが、ドコモの格安プラン「ahamo」では現在でも取扱中となっており、一括販売価格は57,800円(税込)です。また中古白ロムの相場も現在では4万円~5万円台に落ち着いてきています。Samsungのお膝元でもある韓国では派生モデルであるGalaxy S20 Fan Editionが今年になって「再発売」されていますし、息の長いモデルと言えます。

2年前のフラッグシップモデルですが、筐体デザインに関してはかのあゆ個人としては後継モデルのGalaxy S21やGalaxy S22よりもこちらの方が好みだったりします。Galaxy S21シリーズ以降では搭載されなくなってしまったMicroSDカードによるストレージ拡張にも対応しており、2022年現在でも完成度の高い一台だと思います。改めてリアルタイムで購入しなかったのが悔やまれます。

OSのアップデートもあと一回受け取ることが可能ですし、まだまだ長く使っていけそうです。

5.関連リンク

Galaxy S20/S20+/S20 Ultra:Galaxy Mobile Japan
Galaxy S20 5G SC-51A:ahamo

スポンサーリンク

コメント

  1. 匿名 より:

    イヤホンジャックはS20にはないはず

    • かのあゆ より:

      >>匿名さん
      スペック欄のところ間違ってましたね・・・申し訳ございません。修正いたしました。ご指摘ありがとうございます!

  2. 匿名 より:

    実はGalaxy S20も緩やかですがエッジディスプレイです。その分S21よりも横幅がコンパクトです。
    「WQHD+解像度で120Hzが出来ないのがデメリット」って言ってますがそもそもS21とS22は最高解像度がFHD+なのでむしろS20は「120Hz駆動は出来ないがWQHD+解像度に設定できるのがメリット」っていう位置付けが正しいかと