OUKITELの関連ブランド(公式サイトの情報によると、OUKITELとは別会社のようです)、FOSSiBOTが5G対応のタフネススマホ「F109」を発売します。5G対応機ですがスペックはそれほど高くはなく、発売記念セールの価格もかなり低めに設定されるようです。
1.概要
スペック表
FOSSiBOT F109 | |
OS | Android 14 |
SoC | MediaTek Dimensity 6300+ |
RAM | 8GB(拡張機能により最大24GB) |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 6.745インチ(1,600 × 720) |
バンド | 5G:N1/3/5/8/20/28/38/41/77/78 FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13 B17/18/19/20/25/26/28AB/66 TDD-LTE:B38/40/41 |
SIM | nano SIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth5.2 |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン16MP/アウト50MP+5MP |
バッテリー | 10,600 mAh |
サイズ | 176.1 × 81.7 × 18.5 mm |
重量 | 385 g |
コメント
OSはAndroid 14、SoCはDimensity 6300+です。…しかしMediaTekの公式サイトに「6300+」という記載はなく(9月9日現在)、Webで検索しても全くヒットしません。「+」がつかないDimensity 6300については豊富に情報を入手でき、Antutuスコアも約45万点(出所:Nanoreview)とのことです。おそらく「+」がついてもそこまで大きく性能が上がっていないと思われますので、5G対応の型番としては中下位クラスと言えるでしょう。
RAMは8GBで拡張機能により最大24GBとして使え、ストレージは256GBです。また、microSDカードリーダーも使えます。
外観です。前面は小さな水滴型ノッチがあり、背面にはサブディスプレイが搭載されています。
ただし、背面のサブディスプレイは時計の表示や電話の着信、音楽の再生・停止、バッテリーの残量表示など、限られた機能しか使えません。
ディスプレイは6.745インチで解像度はHD+(1,600 × 720)です。ここはちょっと意外…。中国のタフネススマホは現状「上位モデルのみ5G対応」という感じなので、当然FHD+解像度かと思っていました。この点からF109の位置づけがわかる、というか、「5G対応機としてはエントリークラス」ということだと思います。
カメラはイン16MP、アウト50MP(メイン)+ 5MP(マクロ)という構成で、タフネススマホに搭載例の多いナイトビジョンカメラはありません。
バッテリーは10,600 mAhと、「一般的なスマホよりもかなり大きな容量、でもタフネススマホとしては並」くらいです。18Wの急速充電に対応し、リバースチャージ機能については説明がありませんでした。
また、公式サイトにあったスペック表によれば「JATE+TELEC」認証を受けている、つまり技適マークがある、とのことです(実機を確認できていないため、これ以上はなんとも言えません)。
2.価格など
FOSSiBOT F109はFOSSiBOT公式サイトとAliExpress内のFOSSiBOT Official Storeに製品ページがあり、公式サイトでは169.99ドル(1ドル145円として約24,650円、9月18日まで有効の100ドルOFFクーポンを使用した価格)、AliEspressでは9月11日から発売記念セールが開催され、9月9日現在だとセール価格が開示されていません。
為替が少し円高に振れていることもあり、5G対応のタフネススマホが25,000円で買える、というのは魅力的ですね。ただし、ディスプレイ解像度やカメラ、バッテリー容量に関してはそれほど目立つスペックではありませんけど。
3.関連リンク
FOSSIBOT F109:FOSSiBOT Official Store(AliExpress)
FOSSiBOT F109:FOSSiBOT公式サイト
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。