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DOOGEEがタフネススマホ「S96 GT」を発売します。製品名に「GT」がついているので、ゲーミングに適した製品かな、と思いましたが、中華タフネススマホとしては「普通くらいのスペック」の4Gスマホです。2020年に発売された従来モデル「DOOGEE S96 Pro」とほぼ同じ外観ながら、大部分のシステム構成が新しくなっています。
1.DOOGEE S96 GT スペック
スペック表
| DOOGEE S96 GT | |
| OS | Android 12 |
| CPU | Helio G95 |
| RAM | 8GB |
| ストレージ | 256GB |
| ディスプレイ | 6.22インチ（1,520 × 720） |
| LTEバンド | FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/25/26/28AB/66 TDD:B38/40/41 |
| SIM形式 | nanoSIM×2（ウインタブ推定） |
| ネットワーク | 802.11 ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.0 |
| 入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー、オーディオジャック |
| カメラ | イン32MP/アウト48MP+20MP+ 8MP＋2MP |
| バッテリー | 6,350 mAh |
| サイズ | 167 × 81.4 × 15.5 mm（ウインタブ推定） |
| 重量 | 310g（ウインタブ推定） |
コメント
OSは現時点の中華スマホとしては最新と言っていいAndroid 12、CPUはHelio G95です。Antutuスコアが約35万点なので、ほとんどのゲームはプレイできると思いますが、最新の3Dゲームだと少々重く感じられるかもしれません。
RAMとストレージは8GB/256GBです。CPU性能から見てRAMは十分な容量だと思いますし、ストレージはこのクラスとしては大容量と言っていいでしょう。一方でディスプレイの解像度はHD+にとどまっています。中華のタフネススマホはディスプレイ解像度がやや低めになっているケースが多く、この製品もその例に漏れない、という感じですね。
ちなみに従来モデルのS96 Proのスペックは「Android 10/Helio G90/RAM8GB/ストレージ128GB/HD+ディスプレイ」でしたから、OSのバージョンが新しくなっているのは当然としても、CPUが性能アップし、ストレージも倍増した、ということになります。
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カメラについてはイン側の画素数がS96 Proの16MPから32MPに変更され、アウト側の構成はS96 Proから変更がありません。インカメラ32GBというのは非タフネススマホとの比較でも高い画素数だと思いますし、アウトカメラも変更がないとは言え、48MPのメインカメラに20MPのナイトビジョンカメラを搭載しており、高画素数・高機能だと思います。なお、ナイトビジョンカメラというのは一般的なスマホで見られる「ナイトモード（夜景をキレイに撮影するモード）」とは異なり、「モノクロになるが、真っ暗闇でも撮影ができるカメラ」です。アウトドアで重宝するだけでなく、真っ暗な夜道を歩くような場合でも役に立ちます。
バッテリーは6,350 mAhと容量が大きく、24Wの急速充電と15Wのワイヤレス充電に対応します。なので、Xiaomiなどの最新モデルには及びませんが、そこそこのスピードで充電ができそうです。
サイズは現状不明です。上のスペック表には従来モデルのS96 Proのサイズを記載しました。バッテリー容量が変更されておらず、外観もほとんど変わっていませんので、S96 Proと大きな差はないと思います。
2.DOOGEE S96 GT 筐体
前面は水滴型ノッチを採用し、ベゼル幅はやや太めです。背面はカメラのレンズが特徴的なデザインになっており、タフネススマホらしいゴツさも感じられます。また、見た目がゴツいだけではなく、IP68/IP69Kの防水・防塵性能とMIL規格（MIL-STD-810H）の耐久性能があります。
筐体色はブラック基調でアクセントカラーが異なる3色展開です。
中華タフネススマホでよく見られるカスタムキー（ユーザーが任意の操作を割り当てることのできるボタン）も装備しています。
3.DOOGEE S96 GT 価格など
DOOGEE S96 GTはAliExpress内のDOOGEE Official Storeで近日ワールドプレミア（セール）が開催される予定ですが、9月24日現在、セールの開始日やセール価格は不明です（AliExpressでの現状の製品価格は明らかにダミーです）。また、DOOGEEの公式サイトでメールアドレスを登録しておくと30ドルOFFのクーポンがもらえるとのことでした。
Helio G95搭載のミッドレンジ・タフネススマホとしてはiiiF150 R2022やOUKITEL WP17などがあり、これらの製品のセール時の価格は200ドル-230ドル程度でした（iiiF150は9月24日現在販売を終了しています）。S96 GTはこれら競合製品よりもOSのバージョンが新しかったり、ストレージ容量が大きかったりするものの、ディスプレイ解像度は低めです。なので、個人的には「200ドル台前半が目安かなあ」だと思っています。
5Gには対応しないものの、メインスマホとしても使えるくらいのスペックになっていると思いますので、ワールドプレミアでの価格には注目したいところですね。
4.関連リンク
DOOGEE S96 GT：DOOGEE公式サイト（メールアドレスの登録はこちらから）
DOOGEE S96 GT：DOOGEE Official Store（AliExpress）