読書尚友 - オフラインで青空文庫すべてを持ち歩ける、電子ペーパータブレットとも相性抜群のAndroid用テキストビューアアプリ

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こんにちは、natsukiです。今回は、Android用テキストビューアアプリ「読書尚友」を紹介します。インターネット上のフリー図書館「青空文庫」の閲覧用に作られたアプリで、縦書きテキストビューアとして青空文庫以外のテキストファイルやHTMLファイルの閲覧にも最適です。また、BOOXシリーズなど、電子ペーパータブレットとの相性も抜群。同類のアプリはたくさんあるのですが、個人的には、これが一番気に入っています。

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1.概要と特徴

「青空文庫」リーダー

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同種の「青空文庫」閲覧用アプリは、さまざまな種類がリリースされています。それぞれに特徴がありつつも、基本的な機能が似ているために目移りしてしまいますが、その中でも私が愛用しているものが、この「読書尚友」となります。
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青空文庫は、作者名、作品名、公開年などから開けます。また、本棚に登録して読みたい作品やお気に入り作品をピックアップしておいたり、文字サイズや行間など、細かいレイアウトも設定可能。こういった機能は、青空文庫リーダーならいずれも持っている機能かと思いますが、もちろん読書尚友も備えています。

「青空文庫」16,000冊以上すべてを持ち歩ける

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このビューアの最大の特徴は、青空文庫16,000冊以上すべてを、手軽にダウンロードしてまるっとオフラインで持ち歩けることにあります。類似の多くのアプリのように個別の作品をダウンロードするのではなく、オフライン環境でいつでも、自由に読みたい作品を探せるんです。えっ?そんなことしたらストレージを圧迫するんじゃない!?と不安なあなた、ご安心ください。所詮はテキストファイルがほとんどなので、挿絵などを収録した完全版のデータでも、容量は1GBに達しません。さらに、重たい図版などを除いた軽量版も用意されています。

オフラインで青空文庫そのものを持ち歩ける安心感、もう、これがともかく素晴らしいですね。ちょっとの空き時間に思い立って読書できることのシアワセ。あー30分ほど時間空いちゃったなー、というときにいつでも、じゃあ江戸川乱歩の短編でも読むか、といけるわけですよ! スマホで読むなら、あまり恩恵は感じないかもしれませんが、かならずしも常時ネット接続ではないタブレットなんかは、大いに威力を発揮します。

なお、この読書尚友には無料のFree版と記事執筆現在350円の有料版があり、使い勝手の面で大きく異なるのは、「本棚」を複数使えるかどうかと、青空文庫データのダウンロードが自動か手動かくらいの違いです。Free版で表示される広告も、本を開いているときには表示されません。もっとも、後述のように、無料版でも比較的手軽に完全ダウンロードは可能です。まずは、Free版で使いはじめてみるといいでしょう。

無料版でも、青空文庫を最新の状態に

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青空文庫全体のデータは、有料版では、設定メニューから一括ダウンロードできます。一方、無料のFree版の場合は、作者ホームページよりダウンロードして、手動で指定のフォルダに導入する必要があり、Androidでこういうフォルダをいじくるのはやや面倒です。
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でも実は、公開年ごとなら、無料版でも一括でダウンロードできるんです。「作品一覧の更新」を行った後、「公開年別リスト」を開き、対象の年1年分を選択して、右上の3点マークを開くと、「全てのダウンロード」というメニューが。これを実行するだけです。しかも、こちらの方が最新の状態を反映できる。まあ、一番はじめのダウンロードのときだけめんどくさいですが、あとは気づいたときに足していけばOKです。この機能は、作者ごとなどでも実行可能です。

ただし、この「全てのダウンロード」機能、なぜか端末によってはメニューに表示されず実行できません。有料版でもです。例えば、BOOXシリーズでは私が知る限りメニューに出てきません。おそらく、ディスプレイサイズに依存していて、タブレットだと出てこないようになっているとは思うのですが、条件はよく分かりません。タブレットで使用する場合は、Free版なら作者ホームページから手動でのダウンロードを行うか、作品個別にダウンロードしましょう。

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一般的なテキストビューアとしても利用可能

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青空文庫だけでなく、一般のテキストファイルはもちろん、html、ePub、有料版はpdfにも対応。ただし、ブラウザと違ってあくまでテキストビューアなので、基本的にはテキスト部分のみを見るものです。テキストだけに専念できることこそ、このアプリの存在意義ですから。

個人的には、あっちこっちのサイトで公開されている文書をそのままHTMLで保存して(これはパソコンで作業)、放り込んであります。以下、特によく利用させていただいている、充実したサイトをいくつか挙げておきます。

プロジェクト杉田玄白」翻訳物に特化した青空文庫、のような感じなんですが、残念ながら活動は低調。それでも、多くの作品を読むことができます。

SOGO_etext_library」青空文庫に多くの作品をアップロードされている方のサイト。校正待ちのために、まだ青空文庫に正式アップロードされていない作品などを読めます。

Welcome to the Creative CAT’s Centre!」青空文庫にもアップロードしている方のサイト。ちょっと分かりにくいのですが、トップページの下の方の「いろいろ」のページのさらに下の方に、大量の怪奇小説の翻訳を行っています。特にラブクラフト作品は必見。

世界の古典つまみ食い」古代ギリシア・ローマ、ルネサンスの文献を中心に、膨大な数の翻訳を行っています。

バルバロイ!」古代ギリシア文献を、大量に翻訳してくれています。

2.Android電子ペーパータブレットとの相性が抜群

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ウインタブでも度々取り上げてきた、Android搭載の電子ペーパータブレットとも、この読書尚友は、相性抜群です。ONYX社の「BOOXシリーズ」と、Boyue社の「Likebookシリーズ」が有名ですね。これらは、まさに電子書籍リーダーとして素晴らしい自由度と特性を持つのですが、なにぶん、白黒の電子ペーパーディスプレイに、システムは自由すぎるAndroidを載せているため、各種アプリとの相性がどぎついのも確かです。そんな電子ペーパータブレットでの青空文庫リーダー、テキストビューアとして、ぜひ読書尚友をお勧めしたい。

BOOXで利用する場合の設定

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現行のBOOXシリーズで利用する場合、そのままだと表示がつぶれてしまうので、ナビボールから「アプリ最適化>背景の希薄化」と呼び出して、背景色を「0~3」くらいにしておくとちょうどよいと思います。また、フォントも薄いかもしれないので、コントラストを強めにしておくとよいでしょう。この辺のバランスはお好みで。
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読書尚友の側の設定としては、「ページめくり効果」を「無し」にしておきましょう。フォントサイズや行間もお好みで調整。

先述のように、電子ペーパータブレットではなぜか年度や新規公開作品などのカテゴリーごとの「全てのダウンロード」ができないので、無料のFree版の場合、作者ホームページからのダウンロードが必要なのが、ちょっと面倒といえば面倒です。有料版を導入すれば、この手間は省けます。350円を払う価値は十分すぎるほどにあるアプリなので、Free版を試して気に入れば、有料版を検討してみましょう。

3.まとめ

ということで、数多くある青空文庫対応テキストビューアの中でも、この読書尚友は一番のお気に入りです。テキストビューアに迷っている人も、青空文庫を読んでみたいという人も、是非、まずは試してみてください。

なお、Free版はAmazon appstoreからもダウンロード可能です。Fireタブレットでも活用できますね。残念ながら、記事執筆現在iOS版はありません。

4.関連リンク

読書尚友 Free (青空文庫ビューア):Google Play
読書尚友(青空文庫ビューア):Google Play
読書尚友 Free (青空文庫ビューア):Amazon appstore
読書尚友 – 青空文庫ビューア:作者ホームページ
青空文庫

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