こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。国内向けのSIMフリースマホでコスパが最強なんじゃないかと思っている「goo g07(現在はマイナーチェンジ版のg07+)」の製造メーカーはCoviaなのですが、それと同じパターン(つまり、製造がCovia、販売がgoo Simseller)」で、エントリースペックのニューモデル「FLEAZ Que」が登場しました!製品名がgoo固有のものではないので、goo Simsellerの専売となるかはわかりませんが、とにかく激安と言っていい内容になってます。
1.スペック
冒頭に「エントリースペック」と書きましたが、「ミドルスペック」と言ってもよさそうなくらいの処理性能はありそうです。OSは最新のAndroid 7ではありませんが、「後日のアップデート保証」 とのことです。CPUのMT6735AはMediaTekの中位クラスのもので、検索して調べてみるとAntutuスコアは3万点台前半なので、2017年の水準でもエントリークラスは言えないくらいの性能は確保されていると思います。
また、RAMは2GB、ストレージは16GBと、2016年以前によく見られた「RAM1GB、ストレージ8GB」のエントリークラス製品とは一線を画します。というか、全然快適さが違ってきますね。この点でも実用性は十分でしょう。
イマイチなのがディスプレイで、4.5インチというサイズ感を好む人も多いと思うのでいいとして、解像度が854 × 480というのはちょっとなあ…。日用品レベルでは大丈夫だと思いますけど、このあたりはやはりエントリークラスなのかな、と思います。
また、入出力ポートもUSB Type-Cを期待するほうが間違いで、普通のmicroUSBです。デュアルSIMでもないし、当然DSDSでもありません。そして、カメラもアウト500万画素と、やはり見劣りしますね。
全体的な印象として、必要なものは揃っていて、CPUやRAM、ストレージはエントリークラスよりもやや高いスペックになっているものの、その他の構成についてはコストダウンされたものという印象です。だって税抜きで1万円を切ってるわけですからねえ。
2.筺体
コンパクトサイズで重量も125 gと軽量なのが高く評価できますが、いまどきのスマホとしてはちょっと厚みがあります(10.35 mm)よね。また、仕方ないことですが、高級感とかは感じられません。ただ、「これで十分」だと思います。
前後面と側面です。ベゼル幅も結構ありますし、背面素材はプラスティックですね。ただ、シンプルなデザインに仕上げられていると思いますし、おかしなデザインアクセントをつけられるよりもずっといいです。
背面は「パカっと開けるタイプ」ですw Windows 10 スマホユーザーにはおなじみのスタイルで、バッテリー交換なども容易です。
3.価格など
Covia Fleaz Queは4月21日発売で、goo SimsellerではOCN モバイル ONEとセットで税抜き9,800円(税込み10,584円)となっています。なお、この製品を購入してもOCNとの契約は強制されません。他の通信キャリアの契約でも大丈夫です。ここでいう「セット」とは、OCNを新たに契約する場合、事務手数料(3,240円)が無料になるというメリットがある、という意味で理解すればいいです。
低価格な製品なのでスペック表を細かくチェックしていると「イマイチ」と感じる部分があるのはやむを得ないと思います。でも、個人的にはCPU、RAM、ストレージがワンランク以上高いと感じていまして、ということは「サクサク動く」ということになりますから、1万円スマホとしてはかなり優秀な製品なのではないか、と思います。この価格だと中華スマホでもいろいろ選べますが、この価格帯の中華スマホと比較するとディスプレイ解像度やカメラ性能は劣るものの、技適マークがあり、安心の国内保証もつき、パフォーマンスも負けていません。また、「バンド19(ドコモのプラチナバンド)」に対応するというのも中華スマホに対する大きなアドバンテージです。なので「中華キラー」と言ってもいいかもしれません。
4.関連リンク
FLEAZ Que:Covia 製品紹介
Covia Fleaz Que + OCN モバイル ONEセット:goo Simseller
コメント
もう4インチのハイスペandroidは出ないんですかねぇ…たまにおっ!思うのがあっても揃いに揃ってローエンド、ウィンタブさんがおっしゃるようにこの製品もせめて液晶がよければなぁ…
手が小さい人には5インチで十分巨大なんですよ。片手で操作はまず無理だし。
私は結局iphoneSEに落ち着きました。昨今のスマホ大型化に疑問を感じるばかりです。
わらびもちさん、こんにちは、コメントありがとうございます。4インチって、もはやローエンド機でも見かけなくなってきましたよね。ずっと昔に購入したiPhone 3GSって3.5インチだったよなあ、でもすごく使いやすかったよなあ、と思ってみたり。
g07+が到着した翌日に新型かっ!とちょっと焦りました(汗)
内蔵ストレージが16Gでは「アプリのSD移動」ができるかどうかが気になるところ。
同じCoviaの g07+ も昨夜セットアップした範囲では「アプリのSD移動」はできないようだったし。
ぼくはメイン機として DM-01H を使ってますが、内蔵ストレージ16Gで「アプリのSD移動」ができない同機体では入れたいアプリを他の機体に逃がすように極力制限しても、ちょっとスクリーンショット撮ったのを溜めてしまったりキャッシュのクリアをおろそかにするとすぐにストレージ空きの不足でメールが受信できなくなります。
あと気になる点は、記事中でも触れてるとおり画面解像度の低さでしょうか。
DM-01H はFHDなのでほとんどのアプリやブラウジング中のサイト表示などが崩れたり見通せる範囲が狭かったりということはないのですが、この解像度ではそれが出てしまうのでは、とちょっと不安です。
あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。ああ、そうか、素のAndroidなら移動できるはずですが、個別の製品だと全てSDに移動できるかどうかわかりませんもんね。記事書く時に注意しなくちゃ…。g07+ができないってことは、ちょっと危険かもしれないなあ。情報ありがとうございます。
今朝届きました。SDカードへのアプリの移動はできました。
Antutuは31319でした。手持ちのRedmi2(1GBRAM)と比較すると、ものすごくサクサクに感じます。
ウィンタブみてるだけおじさん、こんにちは、コメントありがとうございます。また、有益な情報感謝します。SDに移動できるのであれば、ヘビーゲーマーとかでなければとりあえず大丈夫そうですね。またAntutuも3万点越えならゲーマー以外なら問題ないか、と。ということはこれ、やっぱり安いですね!
期間限定ですがgooSimsellerで税抜8,800円になっていました。
https://simseller.goo.ne.jp/item/00002CP_L45S_SIMSET.html
いつもウインタブみてるおじさんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。この製品はRAMとストレージがしっかり実用レベルなので、8,800円なら激安ですね。もともと安いけど…。情報をいただき、ありがとうございました。