E-ink端末の専門店、SKTがE-ink搭載Androidタブレット「BOOX Tab Mini C」と「BOOX Page」を発売しました。この記事ではまずカラーE-ink搭載の7.8インチタブ「BOOX Tab Mini C」をご紹介します。
BOOX Tab Mini Cは2022年に発売された既存モデル「BOOX Nova Air C」の後継機種で、Nova Air Cから大きく機能が改善されています。特に「カラーE-ink」の品質が大きく向上しました。
当初この製品の筐体重量を「264 g」と記載していましたが、SKTより連絡があり、実際には308 gであるとのことでした。そのため、これ以下の記述を修正しています。
目次
1.BOOX Tab Mini C スペック
スペック表
BOOX Tab Mini C | |
OS | Android 11 |
CPU | Qualcomm8コア |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 7.8インチ カラー:936 × 702 白黒:1,872 × 1,404 |
LTEバンド | — |
SIM | — |
ネットワーク | 802.11 b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | なし |
バッテリー | 5,000 mAh |
サイズ | 194 × 136.5 × 8.3 mm |
重量 | 308 g |
BOOX Nova Air Cからの主な変更点
※Tab Mini Cの実測重量は308 gです
コメント
ディスプレイがKaleido PlusからKaleido3に変更されました。カラー表示時の解像度が上がり、さらに色の濃さ(彩度)も30%向上しています。また、フロントライトもブルーライトの量を減らす「E Ink CmfortGaze」というものになっています。
それと、E-inkの泣きどころである描画速度の遅さについてもBOOXの独自GPU「BSR」搭載となりましたので、大幅に速度が改善されていると思います。
CPUについては型番が開示されていないので変更されたかどうかはわかりませんが、RAMは3GBから4GBに、ストレージも32GBから64GBに容量がアップしています。RAMとストレージに関しては「大きいに越したことはない」ので、容量アップは歓迎できますよね。
あと、なにげにバッテリー容量が2倍以上になっています。もともとE-ink端末はバッテリー持ちがいいのですが、さらなる駆動時間改善が期待できます。
BOOXタブレットはAndroid OSを搭載しており、Google Playも入っていますので、電子ブックリーダーとしてだけでなく、アプリを導入することができます。この点が既存のE-ink端末との大きな相違点です。
また、BOOXタブレットはエントリーモデルを別とすれば、ほとんどのモデルでペン入力が可能です。しかもワコム方式で4,096段階の筆圧に対応し、ペンも付属します。そのため、メモ書きはもちろん、この画像のようにイラストを描いたりすることもできます。ペン入力についてはSKTでも詳しく説明しており、
メモの機能については、レイヤー、テンプレート、キャンバス(画面サイズを広げて使用可能)、ブラシ(5種類、16色、太さ変更可能、筆圧検知、進む及び戻る)、消しゴム機能、投げ縄ツール、Tagによるサーチ機能、テキストの挿入、音声記録、図の挿入、添付ファイル、AI認識、タッチコントロール(ペンのみ使用)、他のアプリへのシェア、PDF及びPNG出力などの機能があります。
電子メモ帳としての機能はほとんど全てを網羅しております。もしも追加が欲しい機能があればサポートまでお問い合わせください。今後のアップデートに取り込みます。
とのこと(最後の2文がすごいですね…)。
2.BOOX Tab Mini C 筐体
既存モデルのBOOX Nova Air Cと比較すると、前面のロゴがなくなっていたり背面の下部のデザインが変わっていたりはするものの、あまり大きな変更はありません。ただし、バッテリー容量が大きくなりましたので、筐体の厚みが6.3 mmから8.3 mmとなり、重量も235 gから308 gに増加しています。
サイズ感のイメージ画像です。少し厚く、重くなったとはいえ、液晶や有機ELを搭載する同等サイズのAndroidタブレットと比較すると依然として軽快な印象はあります。
3.BOOX Tab Mini C 価格など
BOOX Tab Mini Cは7月3日に発売され、SKTNETSHOPでの価格は税込み69,800円です。また、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングでも同価格で購入が可能です。
BOOX Tab Mini Cには専用ケースがあり、SKTNETSHOPで購入する場合のみ本体とケースのセットが税込み73,200円となります(ケース代が半額、Amazonで購入する場合はセット価格76,600円)。
BOOX Nova Air Cよりも1万円高価になりましたが、E-inkの品質が大きく向上し、RAMとストレージも増量され、さらにバッテリーも大きくなっていますので、手頃な価格で購入できるカラーE-inkタブレットとしてはとても魅力的だと思います。
4.関連リンク
BOOX Tab Mini C:SKT 製品紹介ページ
BOOX Tab Mini C:SKTNETSHOP
【PR】BOOX Tab Mini C:Amazon
【PR】BOOX Tab Mini C:楽天
BOOX Tab Mini C:Yahoo!ショッピング
コメント
元々BOOXにSDカード付いてないからな。前のについててなくなったならそれにふれないのは悪意あるけどさ。
さすがにイラッとしたので該当コメントは削除し、コメント欄出禁にしました。そろそろコメント欄を閉じる潮時かな、と思っています。