BlackviewがAndroidタブレット「OSCAL Pad 13」を発売します。従来モデルの「OSCAL Pad 10」よりも筐体が小さく、薄く、軽くなりました。また、従来モデルから引き続きWidevine L1なので、動画視聴もはかどりそうな製品です。
1.OSCAL Pad 13 スペック
スペック表
OSCAL Pad 13 | |
OS | Doke OS_P 3.0(Android 12ベース) |
CPU | UNISOC T606 |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 10.1インチ(1,920 x 1,200) |
LTEバンド | FDD:B1/3/7/8/20 TDD:B40 |
SIM | nanoSIM × 2(SIM2はmicroSDと排他) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C、microSDカードリーダー |
カメラ | イン8MP/アウト13MP |
バッテリー | 7,680 mAh |
サイズ | 239.2 × 157.95 × 7.6 mm |
重量 | 435 g |
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OSはAndroid 12ベースの独自UI「Doke OS_P 3.0」です。タブレットに最適化されたUIになっており、PCモードも搭載されています。
PCモードはキーボードとマウスを接続して使うことを想定したモード(上の画像のキーボードとマウスは別売りです)で、画面下にタスクバーが表示されたり、アプリをウインドウ表示させることができます。PCモードについてはウインタブで以前Blackview Tab 16の実機レビューで使用感を試していますので、興味のある人はTab 16のレビュー記事をご参照ください。
Blackview Tab 16 レビュー - 11インチとちょっと大きめなAndroidタブレット。WidevineはL1でPCモードも楽しい!
CPUはUNISOC T606です。ここはOSCAL Pad 10から変更がありません。AliExpressの製品ページによればOSCAL Pad 13のAntutuスコアは228,489とのことです。最新の3Dゲームが高画質で楽しめるような性能ではありませんが、低価格帯のAndroidタブレットとしては比較的高性能といえ、動画視聴やSNS、またこの製品のセールスポイントであるPCモードでの文書作成などは十分快適にこなせます。
RAMは8GBで、RAM拡張機能によりストレージ領域から最大6GBをRAMとして使えますので、最大の容量は14GBとなります。また、ストレージはOSCAL Pad 10の128GBから倍増の256GBとなりました。
ディスプレイは10.1インチで解像度は1,920 × 1,200です。ここもOSCAL Pad 10から変更がありません。
また、OSCAL Pad 13にはスタイラスペンが付属します。画像の通り、先端にプラスティックの円盤がついた、ちょっと変わった形状をしていますが、(上にリンクした)Blackview Tab 16の実機レビューでこのペンを試してみて「意外に書きやすいw」と評価しています。しかし、筆圧の効き方が特殊(速く描けば線が太くなる。強く描いても太くならない)なので、イラストやマンガの制作用としては「筆圧には非対応」と考えるほうがいいです。
WidevineはL1です。ただし、WidevineがL1でも全ての動画サブスクリプションサービスでHD以上の画質での視聴ができるとは限りません。Blackview Tab 16の実機レビューではAmazonプライムビデオがHD画質視聴可、NetflixはHD画質視聴不可でしたから、おそらくOSCAL Pad 13でもNetflixでのHD画質視聴はできないものと思われます。
カメラの画素数はイン8MP/アウト13MPと、低価格帯のタブレットとしては高画素数です。また、この画像だとアウトカメラがデュアルに見えますが、スペック表では「13MPのみ」が記載されていましたので、シングルレンズと考えておくほうが安全でしょう。
バッテリー容量はOSCAL Pad 10の6,580 mAhから7,680 mAhになっています。後述しますがOSCAL Pad 13はOSCAL Pad 10よりも大幅な軽量化がなされていますので、バッテリー容量が大きくなった、というのはちょっと驚きです。
2.OSCAL Pad 13 筐体
筐体の外観はOSCAL Pad 10から変わり、エッジ部分の角張った形状になっています。Blackview Tab 16に近い感じです。
そして、ここがOSCAL Pad 10からの最大の変更点というか、OSCAL Pad 13の最大の魅力だと思うのですが、筐体が薄く、軽くなりました。
OSCAL Pad 13:239.2 × 157.95 × 7.6 mm / 435 g
OSCAL Pad 10:241.3 × 160 × 8.9 mm / 536 g
Teclast M40 Air:240 × 160 × 7.8 mm / 430 g
参考までにTeclastの軽量タブレット、M40 Airの数値も掲載しました(M40 Airの数値はAmazon製品ページの記載に合わせています)。OSCAL Pad 10よりも1ミリ以上薄くなり、100グラム以上軽くなっています。また、Teclast M40 Airと比較しても遜色がありません。
筐体色はGlacier BlueとSpace Greyの2色を選べます。
3.OSCAL Pad 13 価格など
Blackview OSCAL Pad 13はAliExpress内のBlackview Official Storeに製品ページがあり、4月17日からワールドプレミア(セール)が予定されています。セール価格は159.99ドル(約21,500円)です。
CPUの型番こそOSCAL Pad 10から変更されていませんが、ストレージ容量が倍増し、筐体も薄く、軽くなったことを考慮すれば、この価格は十分お買い得だと思います。ゲームが主目的という人には向かないでしょうが、タブレットで動画を観たり、ネットショッピングをしたり、あるいはPCモードで文書作成なんかを試してみたいという人には面白い製品だと思います。
4.関連リンク
OSCAL Pad 13:Blackview Official Store(AliExpress)