Blackviewがタフネススマホ「BV5200 Pro」を発売します。この製品は先日紹介記事を掲載した「BV5200」の上位モデルとなります。エントリースペックではありますが、BV5200だと「ちょっと厳しい」と感じられた部分が改善されており、アウトドア用のサブ機・予備機として使う上で「悪くない」スペックになりました。
なお、この記事では主にBV5200からの変更点についてご紹介します。BV5200の紹介記事と合わせてご覧ください。
Blackview BV5200 - エントリークラスのタフネススマホ、リバースチャージにも対応します。発売記念セールで99.99ドル!
1.Blackview BV5200 Pro 概要
スペック表
Blackview BV5200 Pro | |
OS | Doke OS 3.0 (Android 12ベース) |
CPU | MediaTek Helio G35 |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 6.1インチ(1,560 × 720) |
LTEバンド | FDD:B1/3/7/8/20 TDD: B40 |
SIM | nanoSIM x 2 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン5MP/アウト13MP |
バッテリー | 5,180 mAh |
サイズ | 161.6 × 77.86 × 13.65 mm |
重量 | 268 g |
コメント
Blackview BV5200と5200 Pro、スペック表の上での相違点は下記のとおりです。
CPUがHelio A22からHelio G35に
BV5200が搭載するHelio A22のAntutuスコアは9万~10万点、BV5200 Proが搭載するHelio G35のAntutuスコアは10万~11万点です。Webで検索すると様々なデータが見受けられますが、それらを見た上でざっくり言うと、「G35のほうが1万点程度Antutuスコアが高い」と言っていいでしょう。ただし、その差はわずかで、使用感に大きく影響するようなものとも思えません。
ストレージ容量が32GBから64GBに
BV5200もBV5200 Proも、スマホとしてはエントリークラスの性能ですが、それでもBV5200の「ストレージ32GB」というのはさすがに厳しいと思っていました。しかし、BV5200 Proでは64GBに増量されており、「これで最低限かな」と感じます。
SIM/SDカードスロットの仕様変更
BV5200のSIMスロットは「nanoSIM + nanoSIMもしくはmicroSDカード」という、よくある仕様でしたが、BV5200 Proは「nanoSIM + nanoSIM + microSDカード」という仕様に変更されました。この製品をデュアルSIMで運用する人がどのくらいおられるかはわかりませんが、利便性は確実に向上していると思います。
次に、BV5200とBV5200 Pro共通の特徴について説明します。まずRAMです。OSがBlackviewの独自UI「Doke OS 3.0」ということで、RAM拡張機能があります。ストレージ領域から最大で3GBをRAMとして使えますので、標準搭載の4GB+拡張分の3GBで、合計7GBにできます。
カメラはイン8MP/アウト13MPと、そんなに高品質な感じではありません。しかし、「ArcSoft社のカメラアルゴリズムを採用」とあり、中華メーカーのエントリーモデルとしては珍しく、社外の技術を使っている、という点が面白いです。
また、バッテリー容量は5,180 mAhと、中華タフネススマホとしてはそれほど大容量でもありませんが、(ウインタブの好きな)リバースチャージ機能(この製品をモバイルバッテリー代わりにして他のデバイスを充電できる機能)を搭載しています。
2.Blackview BV5200 Pro 価格など
Blackview BV5200 ProはAliExpress内のBLACKVIEW Official Storeで12月5日午後5時(日本時間)から発売記念セールが開催されます。11月21日時点での価格表記は199.99ドル(28,592円)ですが、セールではおそらく150ドルを大きく下回る価格になるものと予想されます。
このクラスだと、ウインタブ読者のメインスマホには向かないものの、セール価格次第では用途を定めてのサブ機、予備機として悪くなさそうですね。
3.関連リンク
Blackview BV5200 Pro:BLACKVIEW Official Store(AliExpress)