こんにちは、かのあゆです。オーブンレンジやクリーナー(掃除機)などを手掛ける家電メーカー「BALMUDA(バルミューダ)」がAndroidスマートフォン「BALMUDA Phone」を発表しました。SIMフリーモデルのほか、キャリアモデルとしてソフトバンクからも発売されます。
正式発表前からいろいろと話題になっていたバルミューダ初のスマートフォンですが、端末のスペックよりもどちらかといえば「デザイン」に重きを置いた機種と感じられます。
1.BALMUDA Phone スペック
スペック表
BALMUDA Phone | |
OS | Android 11 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 765 |
RAM | 6GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 4.9インチ(1,920 x 1,080) |
LTEバンド |
5G:n3/n28/n77/n78 LTE:B1/2/3/4/8/12/17/18/19/28/41/42 |
SIM | nanoSIM |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C |
カメラ | イン8MP/アウト48MP |
バッテリー | 2,500 mAh |
サイズ | 123.0 x 69.0 x 13.7 mm |
重量 | 138 g |
コメント
OSはAndroid 11です。素のAndroidベースのソフトウェアではなく、バルミューダ独自UIが採用されており、カレンダーや時計などのアプリもバルミューダ独自のものが搭載されています。
CPUはQualcomm Snapdragon 765 5Gです。他機種だとシャープのAQUOS zero 5G Basicに搭載されており、Antutu Benchmark v9での総合スコアは35万程度を計測するミッドレンジクラスの製品となります。この価格帯(104,800円)の製品だとハイエンドCPUのSnapdragon 888 5Gを搭載する製品も選択可能となりますが、それらの機種と比較すると性能面では見劣りする印象です。RAMは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成で、MicroSDカードによるストレージ拡張には対応しません。
ディスプレイは4.9インチサイズで、解像度はFHD(1,920 × 1,080)です。近年スマートフォンではミッドレンジモデルでも高リフレッシュレート表示に対応することが多くなっていますが、BARUMUDA Phoneは特に高リフレッシュレートではありません。
カメラはイン8MP、アウト48MPという構成です。アウト側が「トリプルレンズくらい」の構成になっている機種が多い中、珍しくシングルレンズ構成を採用しています。超広角撮影やマクロ撮影には対応していませんが、夜景モードや人物(ポートレート)モードなどは一通り備わっています。
ワイヤレスネットワークは802.11a/b/g/n/acとBluetooth 5.2に対応します。モバイルネットワークは4G、5Gともにドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの対応バンドをフルサポートしています。ただし、auと楽天モバイルに関しては対応バンドをサポートしていても通信できない場合があるので注意が必要です。
バッテリー容量は2,500 mAhで、USB PDによる急速充電のほか、ワイヤレス充電にも対応します。またおサイフケータイ(Felica)にも対応しているため、モバイルSUICAやモバイルPASMOといった交通系ICカードやnanacoなどの電子マネーの利用が可能です。
2.BALMUDA Phone 筐体
BALMUDA Phoneは他社スマートフォンには見られない丸みを帯びたデザインが特徴で、メーカーいわく「曲線だけで構成された、唯一のスマートフォン」、そして「自然な大きさ」。ディスプレイサイズが4.9インチということもあり、2021年のスマホとしては小ぶりな筐体サイズになっています。前面はパンチホール型ノッチがあり、ベゼルはやや太め、背面は一見するとデュアルカメラ搭載か?と思いますが、左側は指紋認証センサーを兼ねた電源ボタンです。
背面にはバルミューダロゴが目立ち、筐体色は「ブラック」と「ホワイト」の2色展開です。
3.BALMUDA Phone価格など
BALMUDA Phoneは11月17日よりバルミューダ公式オンラインショップ、および「BALMUDA The Store AOYAMA」「BALMUDA 松屋銀座」「BALMUDA 阪急うめだ本店」で発売され、価格は104,800円(税込)です。またキャリアモデルとしてソフトバンクからも販売され、ソフトバンクショップ全店舗でも取り扱われます。
バルミューダというメーカーから登場していることや公式サイトなどで発表されている端末コンセプトからすると「高性能なスマートフォンを求めている層」向けの製品ではないというのはわかるのですが、ガジェクラのかのあゆとしては「ちょっとコメントに困る」というのが正直な感想です。
丸みを帯びた筐体デザインや今となっては珍しい4.9インチサイズのコンパクトさは魅力に感じられるものの、端末の性能としては3~4万円台で購入できるミッドレンジスマートフォンそのものなので、どちらかといえば「バルミューダ」ブランドの製品に魅力を感じる人向けの製品でしょう。
4.関連リンク
BALMUDA Phone:公式サイト
コメント
キャリア版だと14万円超えという価格設定も相当に強気ですよね。
平成の世なら売れた可能性もあるの…かな…。
カゲロウスマホよりはましですけどね..
左手で持って右手で操作する事を前提にしたようなカメラと電源スイッチの配置は、せっかく小型に作ったのだから右手だけで操作し易い様に逆のほうがよかったのでは?
売りの独自アプリとかも先進的な部分がなく、ガラケーとか楽々ホンでアピールしていた部分と変わらない気がする。
なんというかクレイモデルやモックアップの段階かのような
未完成風のデザインに見えるのは自分だけかな?
これってほんとに製品版?
なんでキャリア版の方が高いのだろ?