最近、中華ではCPUにHelio X20を搭載する高性能なAndroid タブレットが続々と発売されていますが、この「ALLDOCUBE M5」もまたHelio X20を搭載する高性能機です。これで主要な深センメーカーから、一通りこのスペックのタブレットが登場したかな、と思います。あとはJumperですかね?でもJumperはどちらかと言うとWindows PCがメインなので、必ずしも可能性は高くないと思います。このくらいのスペックだと読者のみなさんも少なからず関心を持たれると思いますし、多くの競合製品が出てくるのは歓迎すべきことだと思います。
なお、記事の最後でご案内しますが、この製品は近日中に中国の通販サイト「Banggood」でプレオーダーが開始され、先着順で大幅割引が受けられます。チャンスです!
1.スペック
「多くの競合製品が出てくるのは歓迎」ではあるんですが、スペックが「金太郎飴(みんな似たり寄ったりという意味です)」なんですよね。特に「CPU/RAM/ストレージ/ディスプレイ」はまるっきり同じで、「Helio X20/4GB/64GB/2,560 × 1,600」という組み合わせです。もちろんこのスペックに文句はなく、「こういうのを待ってた!」ということにはなりますよね。
競合製品の間で差があるのがOSのバージョンとカメラです。この製品のOSは最新と言っていいAndroid 8.0で、中華タブやスマホの場合、OTAによるOSのバージョンアップがまったく配信されないケースが多いので、購入当初からAndroid 8.0というのは歓迎したいところです。
また、カメラ性能についてはイン2MP/アウト5MPということなので、あまり期待はできないですね。競合製品だとCHUWI Hi9 Airがイン5MP/アウト13MPと、ちょっとしたスマホ並の画素数になっていますので、ここはこの製品のウイークポイントになるかもしれません。
Helio X20というのはスマホにも使われている高性能なCPUなので、LTE通信にも対応します。対応バンドが1と3だけなので、ちょっと寂しいですが、とりあえずバンド1は使えますね。また、SIMについては形式が開示されていません。筐体構造を見て標準SIMと予想しますが、誤っている可能性もあります。
2.筐体
左右のベゼルが細めですが、筐体サイズはごく標準的な10.1インチタブレットでしかないので、狭ベゼルであるとかは期待しないほうがいいでしょう。
背面は中華でよく見るタブレットそのもの、という感じで特に個性はありません。筐体素材は不明ですが、おそらくプラスティック製なのではないか、と思います。筐体色は前面がホワイト、背面がシルバーです。
この製品、まだ十分な数の画像が公開されていません。しかし、公開されている画像を見ると、スピーカーは左右(横持ち時)に振り分けられ、ステレオ感がよく出るだろうと思います。また、入出力ポートはUSB Type-Cではなく、通常のmicroUSB、そしてオーディオジャックが装備されます。給電/充電はmicroUSB経由と思われますが、バッテリー容量が6,600 mAhとまずまずで、メーカーの公称値だと稼働時間は「5時間」ということです。
3.価格など
ALLDOCUBE M5は中国の通販サイト「Banggood」に製品ページがあります。5月24日現在「入荷お知らせ」というステイタスでまだ販売はスタートしていませんが、Banggoodのご担当者から連絡があり、「5月29日(火)の日本時間午後4時からプレオーダー開始」とのことです。そして、ここからが重要なのですが、「先着10名のお客様は半額104.99ドル、11ー500名のお客様は189.99ドルです」とのことです。読者のみなさんに確かにお伝えしましたよ!
Helio X20を搭載するAndroid タブレットはプレオーダーや一部セールを除けば200ドルを切る価格で購入できるチャンスは多くありません。「先着10名」に入るのはかなり厳しいと思いますが、先着500名の189.99ドルであれば割と余裕かな、と予想します。ハイスペックなタブレットの購入を考えている人はチャレンジしてみてください!
4.関連リンク
ALLDOCUBE M5 T1006:Banggood