1.サイズ
218.9×134.9×10.8(mm)となっており、他の8インチタブレットと大差ないサイズですが、気持ち大きめです。重さは415gとこちらも目くじらを立てるほどではないものの、競合商品よりも少し重い感じ。8インチWindowsタブで最薄最軽量のLenovo Miix2 8と比較すると縦に3.5mm、横に3.9mm、厚さが2.7mm大きく、66g重い、ということになります。気にしない人は気にしないでしょうが、電車の中で比較的長時間縦持ちしている者の意見としては、66gって侮れないんだよね…とだけ言っておきます。
2.デザイン
どれも似たようなデザインのWindows8タブレットですが、Iconia W4-820はちょっとしたデザイン上のアクセントがあります。表面(ディスプレイ側)はブラック、背面はヘアライン加工したシルバーの樹脂製ですが、表面の下側の背面のシルバーが回り込んだ格好になっていて、そのシルバーの部分にWindowsキーが「物理ボタンとして」ついています。スマホがiPhoneというひとにはなじみやすいというか、物理ボタン好きな人にはいいデザインだと言えるでしょう。あと、このような処理をすることによって、Windowsタブレットとしては珍しくデザイン上の好き嫌いがはっきり出やすいと思われます。
3.性能
CPUがAtomのZ3740、メモリは2GB、ストレージは64GBと、他機種をコピペしても問題ないような、最近のWindows8タブレットとしては標準的なスペックです。スペック厨でない限りベンチマークテストとかを気にするまでもないと思います。カメラはインが200万画素、アウトが500万画素となっていて、インのほうは他機種で120万画素のものが多くなっていることから若干のアドバンテージがあると言えます。
もうひとつアドバンテージがあります。Iconia W4-820にはHDMIが備わっていることです。8インチのWindowsタブレットでHDMI端子がついているのは東芝 dinabook TabとLenovo Think Pad8だけなので、外部モニタを使いたい人には大きなメリットだと思われます。仕事でタブレットを使うならHDMIはついててほしいですよね。
そうそう、Iconia W4-820には型番末尾にFHがつくものとFPがつくものの2グレードあります。違いはMicrosoft Officeのバージョンだけで、FHにはHome&Businessが、FPにはPersonalがバンドルされます。また、iPadなんかと同じ手法で、前モデルのIconia W3-810という廉価モデルも存在します。実売価格が3万円を切っているので、魅力があると言えばありますが、CPUがAtomのZ2760となり、決定的にスペック差がありますので、おすすめできません。購入する前にお店で実機をチェックし、操作感を確認しておくべきでしょう。
4.アクセサリ
タブレットを買ったら欲しくなるアクセサリって、「液晶保護フィルム」「スリーブ(保護ケース・カバー)」が最初に思い浮かび、次いでWindowsタブなら「キーボード」「マウス」が気になるところでしょう。うれしいことにIconia W4-820には純正の液晶保護フィルム、スリーブAcer Crunch Cover、そしてキーボードAcer Crunch Keyboardが用意されています。スリーブとキーボードはマグネット式で、特殊な折り畳み方をすることによってタブレット本体を立て掛けることができるようになっています。ちょっとオシャレというかギミックが効いているというか、他機種のオーナーにはうらやましいところです。スリーブのほうはツメで固定するタイプなので他機種で利用できるか要確認ですが、キーボードのほうは他機種でも使えると思います。
5.関連リンク
Acer ICONIA W4-820の外観をチェックする:Re;con-ReviewDays
8インチWindows 8.1タブレット、Acer「Iconia W4-820」レビュー! 4万円でOffice&64GB搭載で、お買い得!:mobileASCII.jp
エイサー ICONIA W4-820(ハードウェア編):engadget日本版