acerから、15.6インチでエントリークラスのスタンダードノート「Aspire 3(A315-23-F38AU/K)」が発売されます。エントリークラスではありますが、バランスの取れたスペックになっていますので、ビジネスやご家庭でのエンターテイメントなど、幅広い活用が可能と思われます。
1.スペック
Aspire 3(A315-23-F38AU/K) | |
OS | Windows10 Home |
CPU | AMD Athlon Silver 3050U |
GPU | なし |
RAM | 8GB |
ストレージ | 256GB M.2 PCIe NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetoosh 4.1 |
入出力 | USB3.2 Gen1 Type-A × 2、USB2.0、LAN(RJ-45)ポート、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(30万画素) |
バッテリー | 36Wh(稼働時間9時間) |
サイズ | 363.4 x 250.5 × 19.9 mm |
重量 | 1.72 kg |
CPUのAthlon Silver 3050Uは(当然ですが)Ryzenではありません。しかし、パフォーマンスは侮れないんですよね。
これは2月16日現在のPassmark公表値です(数値が大きいほうが高性能)。Celeron N4100はウインタブ的には「まあ使える」CPUと評価していますが、そのN4100よりはかなり高いスコアをマークしています。3200点というのは第7世代(Kaby Lake)のCore i5-7200U(Passmarkスコア3,398)といい勝負くらいなので、やや古いPCからの買い替えであればあまりストレスを感じないかもしれません。
また、RAMも8GB、ストレージも256GB SSDなので、エントリーPCとしては十分な容量が確保されていると思います。…なんか全体的にサクサク動いてくれそうなスペックですよね。
ディスプレイは15.6インチのFHD解像度ですが、IPSという表記はありませんでした。また、通信周りではWi-Fi 6に対応せず、Bluetoothのバージョンも4.1とやや古いものになっています。
入出力ポートの構成も少しクラシカル、というかType-Cポートがありません。以前は「USB Type-Cばかりでも困る」みたいなことを書いていましたが、最近はUSB Type-Cの周辺機器が増えたこともあり、以前とは逆に「Type-Cがないと不便」と感じることもあります。有線LANポートがあるのはいいですね。
サイズは、2021年の15.6インチとしてはちょっと大きめです。ただし、重量は1.72 kgと比較的軽量なので、たまに外に持ち出して使うくらいなら問題ないでしょう。
2.筐体
割とプレーンですね。低価格帯の製品ながら、やたらとベゼルが太いとかの印象はありません。
天板です。中央のメーカーロゴがあるだけのシンプルなデザインです。筐体色は「チャコールブラック」で、筐体素材は不明ですが、おそらく樹脂製ではないかと思われます。また、この製品はヒンジが水平位置(開口角度180度)まで開口します。
キーボードです。テンキーのつくオーソドックスなタイプで、日本仕様は「104キー日本語配列、Acer FineTipキーボード」となり、タッチパッドはジェスチャ対応します。
側面と入出力ポートの配置です。繰り返しになりますが、ポートの数は十分と言えるものの、Type-Cポートがなく、またSD(microSD)カードリーダーもありません。
3.価格など
acer Aspire 3(A315-23-F38AU/K)は2月18日の発売予定で、価格はオープンとなっていますが、ビックカメラでは予約販売がスタートしていて、価格は税込み54,800円(ポイント10%つき)でした。ポイント分を考慮すれば実質5万円くらいですね。
CPU性能をどう見るか、ということによって評価が分かれると思いますが、RAMとストレージ容量も十分なものになっていますので、個人的には「いいんじゃないかなあ」とは思います。
4.関連リンク
A315-23-F38AU/K (Aspire 3):acer公式サイト 製品紹介ページ
A315-23-F38AU/K:ビックカメラ