acerからAspire 1のニューモデルが発表されました。11.6インチでコンパクト、Windows10のSモード搭載によりセキュリティーに特化したモデルです。Office搭載モデルA-111-31-A14P/FとOfffice非搭載のA-111-31-A14Pの2タイプがあります。同じ発音になるのでしょうか、同じサイズのAspire Oneが発売されていますが、それとは別物でOneより軽量でスペックアップされています。
1.スペック
スペックをざっと見ると、出力ポートの充実が目立っています。イーサネットポートとマイクロではないSDカードスロット、USB3.0×2、USB2.0×1、HDMI出力が揃っていて、「これはライトユーズのビジネス用途に向いてそう。」と感じます。CPUは中華PCで言うところのエントリースペックのCeleron N4000で、Officeで軽い処理なら十分こなしてくれる性能はあります。本体重量も約1.07Kgと健闘しています。個人的な見解ですが、1Kgを挟んで±200gの差って結構効いてきますよね。1.07Kgなら軽量コンパクトを自称してもいいでしょう。
メーカーサイトにある画像が少なく、小さい画像で申し訳ありません。ポート類は右側面と背面にまとめられていて配線が邪魔にならないよう配慮されています。OSはwindows10 Home(Sモード)64ビット搭載により、Microsoft Storeアプリのみとする事でセキュリティーの優位性が上がっています。もちろんSモードはいつでも解除する事が出来ます。Storeアプリは年々充実してきていてSモード縛りでも不自由ない程度になってきているし、セカンドマシンとしてなら使用用途が限定されてるので必要充分でしょう。
カラーバリエーションはオブシディアンブラックの1色展開となっています。画像を見る限り、天板にはヘアライン加工がされていますので、あくまで憶測ですが天板の素材は金属かもしれません。
2.ブルーライト軽減機能搭載の11.6インチHDパネル
Aspire 1の11.6インチ非光沢ディスプレイは、180度まで開きますので膝上タイピングでも見にくい事はないでしょう。さらには、acerの他機種にも採用されている「Acer BluelightShield」を搭載していて、強・中・弱・長時間の4つのモードでブルーライトを抑制できます。ディスプレイはお世辞にもスリムベゼルとは言えません。広めのベゼルは今となってはちょっと古めかしいデザインですね。
3.「データ復旧安心サービス」を標準搭載
購入日より1年間、急な故障やうっかりミスによる大切なデータを損失した際に、データの復旧ができる安心のサポートサービスが標準搭載。ファイルの消失やシステム異常等の論理障害をはじめ、ハードディスクの機械的・電気的な破損や故障等の物理障害トラブル時にも対応してくれます。ただし条件がありまして、PC ご購入日後30 日以内のユーザー登録で購入日より1 年間、論理障害時1 回と物理障害時1 回の計2 回までとなります。勿論データ復旧を100%保証してくれるわけではありません。ひとつ驚いたのは、本体容量が64GBまでなのに、それ以上の容量についてもサービス対象に含まれる事。イコール、外付けメディアまで面倒見てくれると言うのですから太っ腹ですよね。
4.価格など
acer Aspire 1は9月6日の発売予定で、8月23日現在、ビックカメラで予約販売がスタートしています。価格はOffice搭載モデルの A111-31-A14P/Fが53,784円、Office非搭載モデルのA111-31-A14Pが32,184円(どちらも税込み価格)です。Office無しモデルは十分に中華PCとスペックも価格も競合するコストパフォーマンス性も兼ね備えています。「とにかく日本語キーボードじゃなきゃダメ。」とか、「海外サイトからの購入は保証問題が不安。」という方にはおすすめ一台と言えるでしょう。