簡単そうで難しい、有線キーボードやマウスの無線化に挑むガジェットを紹介します(natsuki)

有線キーボードやマウスの無線化に挑む
こんにちは、natsukiです。今回のテーマは、タイトル通り、有線のキーボードやマウスを無線化できるかということ。一見、簡単そうなんですが、案外、これを実現するガジェットって少ないんですよね。そもそも、実現したところでどのみち有線キーボード・マウスへの給電用に有線接続が必要なので、つまり机の上のケーブルの数は変わらず、むしろコンセントの占有が増えるという本末転倒な形にしかならないわけで、無理矢理無線接続にするメリットが乏しいということも原因でしょう。

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でもでも、そうは言っても、「無線を有線に」って、そこにロマンを感じるじゃぁないですか! 最近、かなり方向性は違うものの、「有線キーボード・マウスを無線化」をうたう、いずれも唯一無二の機能を持つ製品が相次いで出たので、紹介してみたいと思います。

1.コンセプトはよいがシステム面で問題アリの「GameSir X1」

有線キーボードやマウスの無線化に挑む
まず、コンセプトは面白いものの、よく見ると実用面では?マークが付くのがこれ、「GameSir X1」です。筐体は前にウインタブでも紹介した、「テックウインド モバイルUSBチャージスタンド」の流用ですね。しかし、機能は大きく異なります。

有線キーボードやマウスの無線化に挑む
機能的には、この画像でイメージがわくでしょうか。GameSir X1 本体とマウスやキーボードを有線接続し、GameSir X1 とスマホとはBluetoothによって接続されます。画期的なのは、GameSir X1 本体にモバイルバッテリーを内蔵しているため、マウスやキーボードへの給電を有線によって行わなくて済むというところです。

が、この製品、システム面で大きな問題というか、制約があります。要は、iOSで使うなら「HappyChick」というエミュレーターの中でしか、Androidで使うなら、「GameSir World」という専用アプリに登録したものしか動作しない、ということです。Androidの場合の「GameSir World に登録」というのが、実際にどういう処理が行われているのかよく分かりませんが、汎用的にどんなアプリでも使えるというわけではなさそうです。もちろん、Windowsは対象外。

購入する場合、Amazonが安価で手軽ですが、製品紹介は、その辺の制限について説明不足で、このためレビューにも酷評が並んでいます。一方、日本語の説明書チュートリアルが公開されているので、それをよく読んで、どういう製品なのか理解する必要があるでしょう。

バッテリー内臓でスタンドを備えているなど、発想は非常に面白いのですが、システム面ではかなり危ない橋を渡っている感があります。実験的な製品と割り切ってみるべきでしょう。

2.機能は十分、後は価格が…「USB2BT PLUS(ADU2B02P)」

有線キーボードやマウスの無線化に挑む
こちらが本命。機能的には極めて正統派。そして、複数機器への切り替え機能まで備えた、有線機器Bluetooth化のひとつの完成形とも言える製品が、6月15日に発売したばかりの「USB2BT PLUS」です。

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有線キーボードやマウスの無線化に挑む
ちなみに、前機種「USB2BT(ADU2B01P)」は、完成した製品ではなく「電子工作キット」でして、なんと、基板部分のみ。はんだ付けなども自分でやり(いちおう、組立済み版も販売している)、動作に必要な電源やケーブル、USBハブ、そしてBluetoothドングルに筐体(公式にフリスクのケースが推奨されています)も自分で別に用意するというものでした。

有線キーボードやマウスの無線化に挑む
2代目となる、この「USB2BT PLUS(ADU2B02P)」は、ぐっと完成品ぽくなり、Bluetooth通信部分は内蔵され、筐体も付きました。電源は付属していませんが、5Vなのでモバイルバッテリーを利用することが可能です。

有線キーボードやマウスの無線化に挑む
接続には、バリエーションがありますが、説明画像を見れば一目瞭然ですね。有線接続のマウスやキーボード無線化し、さらに、最大3台までの切り替えも可能です。機能的には、文句なしと言っていいでしょう。

なお、この製品、ほとんど個人が趣味で開発したもののようで(イメージキャラにはあえてツッコまないことにしておきます)、そういう意味でも「電子工作キット」の延長線上の製品であることは理解しておいた方がいいでしょう。もっとも、それがプラスな部分もありまして、前機種では、ユーザーと制作者の交流の中で不具合に対応するファームウェアアップデートが行われたりもしているようです。

厳しいのは、その価格。Amazonで販売が始まっていますが、送料込みで¥8,000強。うーん、ロマン価格。この価格なら、中華メカニカルキーボードのBluetooth対応のものが十分買えますし、もうちょい奮発すれば、メカニカルキーボードの大御所でBluetooth対応の「Majestouch Convertible」も手が届きます。製品の性質上、開発側からすればこの価格が採算ギリギリラインというのもよく分かるんですけどね。

3.まとめ

ということで、ありそうで案外ない、有線キーボード・マウスの無線化を目指すガジェットを紹介してみました。過去にも、「ATEN CS533」など同様の製品はちまちま出てはいるんですが、いずれもかなりのロマン価格で、しかもいろいろ制限があったり相性があったりと、難しいジャンルのようです。価格的に最もリーズナブルなのでも、先述の「USB2BT(ADU2B01P)」の未組み立て品が実売3,000円台半ば~4,000円台半ばなので、これに数百円のBluetoothドングルを組み合わせて、というパターンでしょうか。

前にも記事にまとめたように、最近はメカニカルキーボードにもBluetooth接続が増えてきたので、コスパや安定性を考えれば、はじめから無線接続の製品を買うにこしたことはありません。それでも、どうしても無線化したい唯一無二のキーボードやマウスがあるかもしれません(REALFORCEとか)。それに、そもそも有線機器の無線化って部分にそそるものもありますよね。そんなときは、あえて、こういう製品に挑戦してみるのもいいかもしれません。

Comment

  1. わたなべ より:

    USB2BT PLUSが出たんですね。
    Windowsタブレットを充電しながらキーボードも使いたいということで、Bluetoothキーボードを物色したけど満足できるものがなく、USB2BTも今一そうで諦めたことがあります。

    • natsuki より:

      コメントありがとうございます。
      確かに、タブレットでの需要はありますね。

      ハブ利用と比較してみると、
      給電可能ハブでコスパ最高は、おそらく実売¥1,000のハイブリッドワークスの「HWMT1」or「HWMT1C」でしょう。安価・軽量・手軽で、私も愛用していますが、給電能力は500mAと低く、「充電しながら使用」は無理なレベルです。
      がっつり給電できるハブだと、なかなかいいお値段になってくるので、実は初代「USB2BT」は、コスパ的にも決して悪くはないんですよね。
      「USB2BT PLUS」は、無線化のメリットの一つでもある手軽な器機切り替え機能もついて、実用性はグッとアップしているので、そう考えてみると利用環境によっては¥8,000出す価値は十分にあるかもしれません。

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