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UGREEN HiTune X5の実機レビュー - お手頃価格で高音質な左右独立型イヤホン、ゲームモード搭載でYouTubeも音ゲーもばっちり!

アイキャッチ画像
左右独立型イヤホン「UGREEN HiTune X5」の実機レビューをお届けします。この製品はQualcommの「QCC3040」を搭載した左右独立型ワイヤレスイヤホンで、Bluetooth 5.2と左右同時接続技術「True Wireless Mirroring」に対応した最新のモデルです。今回メーカーにサンプルとして実機を提供して頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。

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左右独立型イヤホンは、今となっては高価なものからお手頃なものまで様々な製品が発売されているジャンルではありますが、このHiTune X5はお手頃価格で良い音を鳴らしてくれる、おすすめしたい製品だと感じています。

UGREEN HiTune X5のスペック

スペック

■SoC: Qualcomm QCC3040
■Bluetoothバージョン: 5.2
■対応コーデック: aptX、AAC、SBC
■Bluetoothプロファイル: HSP、HFP、AVRCP、A2DP
■入出力: USB Type-C
■ドライバー仕様: 10mm ダイナミックドライバー
■イヤホン充電時間: 約1.5時間
■ケース充電時間: 約2時間
■稼働時間: 約7時間(イヤホン単体) + 約21時間(充電ケース併用)
■イヤホンサイズ: 21.9 × 26.3 × 28.6mm
■重量: 5.1g(イヤホン片方単体)、47.6g(イヤホン+ケース)
■その他の仕様: Qualcomm True Wireless Mirroring、cVc8.0マイクノイズキャンセリング、ゲームモード

スペックについて

SoCのQCC3040は比較的新しいもので、Qualcomm製SoCを搭載した最新のスマートフォンと組み合わせて使用できるTrue Wireless MirroringやaptX Adaptiveなどが利用可能です。しかし、UGREEN HiTune X5はTrue Wireless Mirroringには対応するものの、通信状況によって転送ビットレートを可変してくれる”aptX Adaptive”には対応していません。cVc8.0のノイズキャンセリングに対応しているので、音楽だけではなく通話でも活躍してくれると思います。

稼働時間はイヤホン単体で約7時間、充電ケースと併用で最大21時間と、スタミナがあります。

UGREEN HiTune X5の外観

まずは外観を見ていきましょう。なお、実機レビュー用に提供して頂いたサンプル品のため、市販品とはパッケージや内容物などが異なる可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

パッケージ外観
パッケージは、紺色の箱に金色でレコードプレイヤーのようなデザインとモデルが印字されており、サイズも相まって豪華に見えます。

パッケージ内部
蓋を外すと、画像左側のノートと、製品が収まった箱に分けることができました。

付属品ノート
ノートは一般的な罫線のもので、メモ帳として使用できそうです。パッケージと同じカラー、デザインなので普段づかいにも最適なものでした。

その他の付属品
また、製品以外の同梱物として、折り畳めるエコバック、イヤホンケース(画像右側)、コースター?(画像左側)がありました。イヤホンとの関連性はわかりませんが、普段づかいに便利なものが入っていて興味深いです。しかし、繰り返しになりますが、これらの同梱物は「ノベルティ」の可能性があります(通常のパッケージには同梱されていないかもしれません)。

ケーブルとイヤーピース
その他、USB Type-C to Type-Aケーブル、イヤーピース3種類も付属しています。

イヤホンとケース
イヤホン本体はケースにはこのように収まります。

ケース上面
ケース上部には“UGREEN”のロゴが印字されています。

ケース底面
USB Type-Cポートはケース底面側にあるので、充電時には横たえてあげる必要があります。

ケース正面
ケース正面です。表面は光沢感があり周囲の景色が結構映り込みます。そのため、指紋も若干ですが目立ちやすい印象です。蓋との境目にはくぼみがあるため感触でわかりやすくなっています。下部にはLEDインジケータがあり、充電状況や残量が確認できます。

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ケース背面
ケース背面です。ヒンジの部分と、その下にはLEDを点灯させるためのボタンがあります。今回、説明書が同梱されておらず詳細な操作方法は確認できていないのですが、このボタンはケースのバッテリー残量を確認するためにあるもののようです。

イヤホン正面
イヤホンを取り出してみました。珍しいデザインですが、要素としては一般的なアンテナが外に出っ張ったものです。色は、ケース本体と同じネイビーに近い色合いです。装着した際に外側に出る部分の表面は白色のドットとおそらくUGREENのロゴが印字されています。ドットの部分がサイバーな感じで格好良いデザインに感じます。ロゴの上部に見える穴はマイク穴と思われます。

イヤホン
耳と接する部分はこの様になっています。内側にもマイク穴があります。なお、イヤーピースを外してみるとノズルはすごく短いため、サードパーティ製のイヤーピースは「合う合わない」があると思います。基本的には付属のイヤーピースを使うのが良さそうです。

UGREEN HiTune X5の使用感

音質

音質は多くの人が好みに感じるバランスです。ドンシャリ系の音で、高音域はキラキラで低音域はしっかり出ています。個人的には高音域のキラキラを重視しているので、とても気持ち良く聴くことが出来ています。低音域は結構深くまで沈みこみ、ベースの一音一音の区切りが見通しやすいです。また、音源にも寄りますが、ボーカルよりも楽器の方が主張する傾向にあると感じます。

上記の印象だけだと結構好みの分かれる音ですが、それに加えて音の分離感がとても良いです。サウンドステージ(音場)はあまり広くなくまとまっていますが、その中に各楽器がしっかり分離して鳴っているため、その点が良い音質だなと感じる1つのポイントだと思います。ボーカルだけではなくて楽器にも耳を傾けて楽しみたいという人にも合うでしょう。

気になる部分としては、再生していない間や静かでゆったりとした楽曲では、”サー”という音が聞こえます。ボーカルの歌声が聴こえる間やロックのような音圧があるようなものだと気になりませんが、間奏中や再生をしていない間には目立って聴こえました。

装着感

装着時外観
装着感は好き嫌いが分かれるという印象です。ノズルが短いということは外観のところで触れましたが、それが影響しているのかイヤーピースで保持をする感じになるため、耳での収まりがあまり良く感じません。ただし、最適なサイズのイヤーピースであれば、飛び跳ねたり走ったりしても外れたりすることはありません。

また、ノズルが短く耳の奥へ入れることができないため、遮音性はほとんどありません。その分圧迫感は少ないので、耳への負担が少ないです。静かな場所での使用や、周囲の音を聞きたいシチュエーションでの利用が向いていると思います。ジムでの運動のお供に良いかもしれません。

接続性

今回はaptXでの接続を試してみました。aptXなので接続が切れやすかったりもせず、住宅街の中を散歩したりする程度では途切れることはありません。QCC3040自体接続性は比較的良いので、利用者の多い駅でもない限り途切れることはない印象です。

True Wireless Mirroring

True Wireless Mirroringのおかげで、左右どちらか好きな方を装着してもすぐにペアリングして使用することができます。さらに、左右両方を接続している状態で片方をケースにしまっても途切れること無く再生が続きます。

なお、True Wireless Mirroringは、左右両方がそれぞれスマートフォンと接続をする方式で、今までの「スマートフォン→親機→子機」という通信の順番ではなく、「スマートフォン→右イヤホン、スマートフォン→左イヤホン」という形で接続しています。厳密には片方がマスターとしてスマートフォンとつながり、もう片方がスレーブとしてミラーリングされています。これに加えて、バッテリー残量や通信状況によりマスターとスレーブの役割を入れ替えることで、バッテリーの保ちを延ばしたり、途切れること無くコンテンツを楽しむことができる仕組みです。
※最近では「マスター/スレーブ」という言葉は推奨されない言い方ではありますがご容赦ください。

ゲームモード

今回、サンプル品ということで取扱説明書が同梱されていなかったため、どうやってゲームモードを有効化するのかわかっていません。しかしながら、試した限りでは自動で有効になっているようです。

まず、YouTubeでトーク系の動画を視聴してみたのですが、音声と口の動きが遅れていると感じることはありません。しっかり一致しています。自動で有効になると考えているのは、YouTubeを起動してから最初の再生のときに一瞬だけ映像と音が止まることがあるためです。このときに有効になっているのではないかと思います。

ゲームに関しても、今まで左右独立型イヤホンで音ゲーをすることはありませんでしたが、こうしたゲームモードのような低遅延モードを搭載しているイヤホンだったら十分にプレイできると思います。今回は「アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズ」をプレイしてみましたが、スマホのスピーカーで聞きながらプレイするときと同じタイミングでノーツをタップすることができています。特にタイミング調整をしなくても違和感ありませんので、もうスピーカーの音で場所を気にしなくても、有線イヤホンをつなげてプレイしなくても良いと感じるほどでした。

マイク性能

マイク性能ですが、SkypeやZoomなどのビデオ通話をスマホでする場合、またはLINEで音声通話する際に使用してみましたが、相手へ届く声はクリアで聞き取りやすいです。雑音なども少ないため、ヘッドセットとしても優秀だと思います。

バッテリー

バッテリー持ちは長持ちです。連続で数時間使用することは耳に悪いので、耳から外した状態で鳴らし続けましたが、約6~7時間程度と公称値どおりです。連続で聞くことはほとんど無いと思うのでこまめにケースにしまいますが、ケース自体も大容量なので数日はケースを充電しなくても問題ありませんでした。

UGREEN HiTune X5のまとめ

UGREEN HiTune X5はAmazonで販売中で、通常価格5,999円のところ、1,000円OFFの4,999円、さらに製品ページにある15%OFFクーポンを適用すれば3,909円で購入可能です(7月31日まで)。

左右独立型イヤホンとしては非常にお手頃な価格だと思います。ノイズキャンセリングや外音取り込み機能など、高級機と比べるとカットされている部分はあるものの、いちばん大切な「音質」は音楽を楽しむために十分なほどですし、左右独立型イヤホンとして重要な遅延対策やマイク性能、バッテリー保ちなども優秀なので動画・ゲームなどを楽しむためにもおすすめです。比較的負担の少ない装着感と遮音性なので、運動時のお供にも良いでしょう。

多くある左右独立型イヤホンの中から最適なものを探すのは大変ではありますが、このUGREEN HiTune X5は候補として頂いても良いと感じる製品です。

関連リンク

UGREEN HiTune X5:Amazon
UGREEN HiTune X5:UGREEN公式サイト 製品紹介

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