こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は上海問屋の「タイプライター風ゲーミングキーボード」を紹介します。昔のタイプライターを思わせる、レトロなデザインの製品で、これによく似た製品として、以前「KEIAN KFK51N」と「QWERKYWRITER」の紹介記事を書いたことがあります。
上海問屋はドスパラの一事業形態で、パソコン周辺機器を販売しており、中国っぽいおもしろグッズもたくさん取り揃えていますが、このキーボードは結構本格的なものです。
1.スペック
このキーボードは見た目と裏腹にしっかりしたスペックになっています。テンキーがついた大型のもので、英語配列ながら104キー、キーピッチ19 mm、キーストローク4 mmと、ある意味安心できる「普通」のものですね。またNキーロールオーバー(複数のキーを同時押しできる。この製品の場合は6つのキーを同時押し可)に対応したメカニカルキーボードでもあります。
また、ゲーミングキーボードとしての機能も搭載されており、上の画像のようにWindowsキーのオン/オフやゲームでよく使う「W,A,S,D」キーの機能切り替えなどが簡単にできるようになっています。
メカニカルキーボード(内部に金属製のボードが入っています)なので重量は1.35 kgと重量級ですが、これはある意味仕方ないかな、と思います。
2.筺体
レトロなタイプライター風のデザインですが、テンキーもついており、キーボードとしてはフル機能の製品だと言っていいでしょう。また、このデザインは以前に紹介したことのあるレトロキーボードと雰囲気を同じくするもので、読者の中にも関心を持つ人が多いのではないか、と思います。
画像の通りキーは円形で、中央部分が凹んだ形状になっています。また、エッジ部分の光沢もいい感じですよね。
側面を見るとかなりの厚みがあり、1.35 kgの重量もあわせ、かなりの重厚感があります。もちろんゲーミング用途であれば、どっしりしていたほうが安定するので、ゲーマーには受けると思います。
キースイッチの色は白です。ただ、「白軸」というのとは違うような気がしますね。Cherryじゃないだけ、ということだと思います。
この製品を実際にドスパラの展示会で試用してみました(と言ってもキーの打鍵感を少し確認しただけです)。打鍵感、打鍵音とも「青軸」相当ではないか、と思います。打鍵音感は青軸のようにクリック感があり、「カチャカチャ」と打鍵音も大きいです。なので、静かな場所では使いにくいでしょうね。この辺のところも、やはり「青軸相当」ということでいいと思います。
それと、試用したときの感覚としては「普通のメカニカルキーボード」でした。つまり、デザインはかなり凝ったものではありますが、実際には普通のメカニカルキーボードとして違和感なく使える、という意味です。キーピッチ、キーストロークとも上のスペック表にあるとおりで、特にクセのようなものはありませんでした。
要するにレトロな外観による影響はほとんど感じられず、実用品として全く問題はないだろう、ということです。英語配列である、ということだけは認識しておく必要があると思いますけどね。
3.価格など
上海問屋 タイプライター風ゲーミングキーボードは上海問屋の公式サイトで販売中で、価格は税込み9,999円です。メカニカルのゲーミングキーボードとしてみると妥当な価格かな、と思います。ひとことでメカニカルキーボードと言っても価格帯は結構広く、高価なものだと数万円、安価なものだと数千円からあります。また、メカニカルキーボードを使い慣れている人にしてみると、お気に入りの軸色、お気に入りのブランドなどもありますね。
このキーボードはレトロなデザインなので気になる人も多いと思います。実際打鍵感は気持ちいいですし、機能も豊富ですが、かなり打鍵音が大きいため、オフィス用には向かないでしょう。自宅用、ゲーム用ということであれば楽しく使えると思います。
コメント
見た目はとても個性的でかっこいいんだけど、US配列はちょっとキーが少ないのと慣れてないから、和文タイプライター準拠なら良かったのに。
・・・うそです、ごめんなさい。(わからない方は和文タイプライターで検索)
ネタコメント失礼しました(汗)
あるえふさん、こんにちは、コメントありがとうございます。和文タイプってたしかめちゃめちゃキーが多いやつなんじゃ…