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Redragon M913 実機レビュー - 安価に手に入る親指12ボタン付きゲーミングマウス

redragon_m913
こんにちは、natsukiです。Aliexpressで購入した、比較的安価な多ボタンゲーミングマウス「Redragon M913」のレビューをお届けします。親指部分に12個ものボタンが付いているマウスで、一見ギョッとしますが、同様の形状のものは、Razer、CORSAIR、ロジクールといった大手メーカーからも発売されている、ゲーミングマウスとしてはある程度定番のスタイルです。これら有名メーカーの製品だと、おおむね有線で実売7,000円台以上、無線だと1万円台半ば以上、といったところ。後述のように、私はこのRedragon M913を3,000円台半ばで購入しています。さて、廉価な分、どうか?というところですね。

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なお、Redragonはゲーミングデバイスを専門に販売しているブランドで、かなり多様なラインアップがあり、いくつかは日本のAmazonにも出品しています。安価とはいえ、いちおう、それなりに知られたブランドです。

REDRAGON:メーカーサイト

1.スペック

スペックは、以下の通りです。

接続方法:有線 / 2.4GHz無線ドングル
センサー:PAW3335
感度:最大16,000DPI、5段階調整、アプリで設定可能
ポーリングレート:最大1,000Hz
最大速度:400IPS
加速度:40G
ボタン数:18(うち16がカスタマイズ可能)
サイズ:122.5(長さ)×92(幅)×42(高さ)mm
重量:130g(USB無線ドングル収納時、実測)
バッテリー:1,000mAh

ゲーミングマウスとして、とりあえず十分な性能を持っています。接続方法は、有線と、2.4GHz無線ドングルの両方に対応します。なお、有線接続のみの「Redragon M908」という製品もあります。

2.筐体

box
箱です。

bundled-items
同梱品です。特別なものはありません。

back
front
right
left
筐体です。中央部分はマットな質感で、さわり心地も快適。しかし左右のツルツルした部分は、チープな質感で、このあたりはお値段なりといったところでしょうか。ホイールは、左右チルトはしませんが、押し込みボタンはあります。中央の2つのボタンは、DPIの変更で、この2つは機能を変えることはできません。用途がゲーミングなので、DPI調整が「1つのボタンによるループ」ではなく、「2つのボタンによる上下の調整」なのは嬉しい点です。

button
ウリの多ボタンです。また、左クリックボタンの脇には、バーストボタン(デフォルトで左クリック3連打)も備えます。

bottom
裏面です。左上は、無線の「ON」「OFF」、それと自動スリープする「ECO」の3つの切替。右上の「MODE SWITCH」は、後述のアプリによる設定を、2つまで記憶することができ、このボタンで切り替えます。

bottom2
残念なのがこれ。USBドングルが、収納時に「出っ張る」んです。つまり、USBドングルを収納してしまうとマウスとして使えません。有線接続時には、USBドングルをどこか他にしまっておく必要があります。正直、設計ミスとしか思えない、謎の仕様です。

3.専用アプリによる設定

専用アプリ

download
このマウスは、専用アプリで設定を行ってこそ真価を発揮するでしょう。専用アプリは、メーカーサイトからダウンロードします。

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Redragon – DOWNLOAD:メーカーサイトの専用ソフトウェアダウンロード

では、アプリ画面と設定項目を見ていきましょう。

setting-app
「Main」ページです。このように、12個の親指サイドボタンと、左右クリック、バーストボタン、ホイール押下の、計16個のボタンを設定可能です。中央のDPIボタンは、他の機能に変えることはできません。ポーリングレートの調整もここから。高い方が読み取り精度が高いですが、電池の消耗も早くなるそうです。また、下部は共通になっていて、左下の「Import Profile」でマウスから設定を取得し、「Export Profile」でマウスに設定を送ります。マウス側では、「MODE SWITCH」によって、2種類の設定を保持することができます。

setting-app
「Advanced」ページです。マウス感度の調整が可能です。ホイールのスクロール量も調整できます。

setting-app
「Macro」ページです。マクロの設定が可能です。

setting-app
「Lighting」ページです。光り方をカスタマイズできます。ゲーミングならではの機能ですね。

2つの設定を記録可能

アプリによる設定は、マウス側に2つまで記録可能です。その2つの設定は、マウス側では裏面の「MODE SWITCH」によって切り替えます。「MODE SWITCH」を押すと、RGBライトがゆっくり点滅するか、素早く点滅するかで、どちらの状態にあるかを示します。はい、つまり、「今どっちか」は分からないんですね。これは、インジケーターなどが欲しかったところです。

4.使用感

握り心地とクリック感

grip
握り心地ですが、率直に言って可もなく不可もなくといったところです。一応、小指方向へ傾斜するエルゴノミクス構造になってはいるのですが、傾斜が緩く、親指サイドボタンの誤押下を避けるために親指の握りを軽くすることからも、個人的にはもう少し角度を付けた方が、フィット感が増したように思います。もっとも、このあたりは手のサイズや握り方にもよるかもしれません。

親指サイドボタンは、触れていると心理的に誤押下が心配ですが、普通に動かしている分には、誤押下することはないでしょう。手に汗握ってきたら分かりませんが……。親指サイドボタンの押し心地は、一応のクリック感はあるものの、グニグニとした感じであまりよくはありません。これは個体差の可能性が大きいですが、中でも「10」~「12」の押し心地が悪く、「11」はクリック感にも欠けます。

左右クリック、バーストボタン、ホイール押下は、小気味よいスイッチ感で、こちらは問題ありません。静音ではなくクリック音はします。

ホイールの回転は、やや軽めで、特に不満はありません。

多ボタンは、ゲームではやはり便利

機能面では、多ボタンもDPI調整も、当たり前ながら問題無く機能します。PCゲームにおいて、多ボタンの利便性は言うまでもないでしょう。特に、キーボードだと同時押しの機能を割り当てられるのは、とっさの動作を行いたいゲームでは、やはり快適です。機能面では、期待通りの活躍をしてくれます。

もっとも、私はヘビーゲーマーではなく、このマウスの評価も、主に、アクションではあるがさほどシビアな操作は求められない「原神」で使ってみてのものなので、握り心地も含め、ガチなゲームではまた評価は変わってくるかとも思います。

5.価格と販路など

このRedragon M913、実は最近Aliexpressで値崩れしてきてまして、それで買ったという経緯があります。私が購入したのは、「Factory Direct Collected Store」という出品者で、Aliexpressの中のディスカウントショップのようなストアです。記事執筆現在、この出品者でRedragon M913は4,000円台ですが、うまいこと割引やセールと重なると4,000円を切ることもあり、私もそのチャンスで、約3,500円で購入しました。ちなみに、有線接続のみのREDRAGON M908は、記事執筆現在2,000円台です。

この出品者、他の出品者と比べてもそうとうに価格が安いものが多く、個人的にチェックしているところで、実際にある程度購入経験があります。Redragon M913も、Aliexpress内に複数の出品者がいますが、多分ここが一番安いでしょう。で、私の経験の限りだと、モノはしっかり送ってくれて、配送も速く、今回レビューしているRedragon M913も含めて多くは問題無いんですが、箱がホコリまみれだったりと、検品品質にやや甘さが見える印象を持っています。実は、前にネタにしたSSDもここで買ったものです。製品そのものに問題があったのはSSDの一件だけですが。良くも悪くも、いかにもAliexpressらしい出品者なので、注文到着時の検品は特に念入りにしておいた方がいいかもしれません。

ハード面の造りには価格なりのところもありますが、当たり前ながら、マウスとしては問題無く使えます。そして、メインの多ボタンは、押し心地はともかく、機能的には十分と言えるでしょう。徹底してこだわるヘビーゲーマーではないけれど、パソコンでゲームをやるのに多ボタンマウスを安く欲しいという私のような場合に、ちょうどよい製品かと思います。

6.関連リンク

REDRAGON Impact Elite M913 RGB USB 2.4G Wireless Gaming Mouse:Aliexpress「Factory Direct Collected Store」(私が実際に購入した出品者です)
REDRAGON M908 Impact USB wired RGB Gaming Mouse(有線):Aliexpress「Factory Direct Collected Store」
Redragon M913 Impact Elite Wireless Gaming Mouse:メーカーサイト
Redragon – DOWNLOAD:メーカーサイトの専用ソフトウェアダウンロード

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コメント

  1. 匿名読者 より:

    2.4GHz帯の無線製品のレビューですが、特定小電力無線機器ということで技適を受けている事が必要となると思われますが、海外の製品でも技術基準適合証明をとっている製品がありますが、この製品はどうでしょうか?