Naya Create －左右分割式で4種類のモジュールをセットできる独創的なメカニカルキーボード

kibidango（きびだんご）にてメカニカルキーボード「Naya Create」がクラウドファンディング中です。Naya Createは「左右分割式のキーボード+お好みに合わせて選べる4種類のモジュール」からなる製品で、独創性が非常に高く、価格もかなりのものなので誰でも気軽に使えるとは言いにくいですが、「すごくカッコいい！」キーボードではあります。

キーボード本体のスペック表です

スペック表を見ると「USB Type-C接続/Bluetooth接続」なのと「サイズ」は理解できますが、あとは難解ですw 「最大テント角度ってなに？」とか思っちゃいますよね。

このキーボードは左右分割式です。「分割することができる」のではなく、「分割した状態で使うことしかできない。左右を合体できない」構造です。また、上の2枚の画像を見ていただくと、1枚目はフラットな状態、2枚目はエルゴノミックに角度がついた状態です。スペック表にある「テント角度」というのはこのことを言っているんですね。お好みに合わせ、最大27度まで角度調整ができる、ということでしょう。

デフォルトのキー配列は英語ですが、オプションで日本語のキーキャップもしくはブランクのキーキャップが用意されています。スタバでイキるならブランクのキーキャップでしょう。私にはこのキーボードをブランクキーキャップでまともに使える気はしませんけど。とはいえ、Enterキーの位置を見ると焦りますが、全体的な配列そのものは特殊という感じでもありません。Shiftキーの位置とサイズがとても使いやすそうです（嫌味）。

また、左右中央の「丸い穴」の下にそれぞれ3つのキーがありますが、「標準のスペースキーだけでは勿体無い！最も器用な親指に、3つのキーを追加することで、複数のレイヤーや機能にアクセスできます」とのことです。

なお、オプションで購入したキーキャップの交換は自分でやることになります。

設定アプリも用意されており、「親指用キー」だけでなくすべてのキーで「モジュール、マクロ、プロファイル、キー割り当て、ダイナミックRGBライティング」の割り当てが可能です。

キースイッチは4種類。製品ページによれば「Kailh PG1232」という説明でしたが、この画像を見る限りGATERONじゃないか…と。標準だとタクテイル（茶軸）がセットされ、それ以外の軸色はオプション扱いとなります。この製品はホットスワップなのでハンダコテなどの工具を使わずにスイッチ交換ができます。プレミアムスイッチを選択する場合は出荷時に交換してくれますが、それ以外の軸色を選択した場合は自分で交換してくれ、とのこと。

筐体重量は不明ですが、メカニカルキーボードとしては非常に薄型ですし左右分割式なので、このように非常にコンパクトに収納ができます。これなら持ち運びも便利ですね。

左右の「丸い穴」にセットする別売りのモジュールです。4種類あり、トラックボール、タッチパッド、ダイヤルについては割とおなじみというか、どんなものかイメージできますが、フロートについてはよくわかりませんよね？製品ページの説明によると「6つの角度（x、y、z、ピッチ、ロール、ヨー）を同時に使ってバーチャル3D環境を正確にナビゲートすることができます」というもので、底部にダイヤルがつき、6方向（6種類）に可動するスティックのようなものでしょう。3Dモデリングなどをされているクリエイターの方ならよくご存知かもしれません。

Naya Createはkibidangoにてクラウドファンディング中で、8月30日現在、最も安価なプランはキーボード本体が67,480円、交換用キースイッチが7,400円、交換用キーキャップも7,400円、モジュールはTRACK（トラックボール）とTOUCH（タッチパッド）が各11,800円、TUNE（ダイヤル）が23,800円、FLOAT（フロート）が27,800円です。

モジュールの組み合わせ方にもよりますが、キースイッチとかキーキャップの交換まで含めると10万円越えになりますね…。製品名にもあるように、クリエイターの方々に向く製品です。すごくカッコいいので欲しくなってしまいますけど、私はテキスト入力メインの仕事をしていて、あるときはノートパソコン、あるときはデスクトップ、といった具合に複数のキーボードを使い回す環境で、使い回す複数のキーボードの中にこの製品が含まれると、あまりにも独創性が高くてうまく使いこなせないと思います。

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