ロジクールがトラックボール「MX ERGO S」「ERGO M575SP」を発表しました。MX ERGO Sは同社の「MXシリーズ」に属するハイエンドモデル、ERGO M575SPは同社としては中価格帯のモデルです。それぞれ長くトラックボール市場で高い評価を得てきたロングセラーモデルの「MX ERGO」「ERGO M575」の機能改善版です。
ERGO M575SP
スペック表
ERGO M575SP | |
接続方式 | Bluetooth/USB無線(Logi Bolt方式) |
対応OS | [Bluetooth] Windows 10以降、macOS 11以降、iPadOS 14 以降、Linux、ChromeOS [Logi Bolt] Windows 10以降、macOS 11以降、ChromeOS、Linux |
センサー方式 | ロジクール アドバンス オプティカル トラッキング |
解像度 | 最大2,000dpi(初期値:400dpi) |
ボタン数 | 5(左/右クリック、戻る/進む、ミドルクリック付きスクロールホイール) |
バッテリー | 単三形乾電池 x 1 |
駆動時間 | 最長18ヶ月 |
サイズ | 134 x 100 x 48 mm |
重量 | 145 g |
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まずは「中価格帯」のM575SPからご紹介します。中価格帯と言っても定価だと8,470円、実売価格も7,310円(8月28日の楽天でのオンライン限定モデルの価格)なので、そんなに安いわけではありません。
従来モデルのM575からの変更点はいくつかあります。まず「ボタンが静音化した」という点が挙げられます。メーカー調べでは80%のノイズ減少とのこと。次に、USB無線方式がUnifyingからLogi Boltに変更されました。UnyfyingもLogi Boltもロジクール独自の無線方式で、いずれも「同じ方式のロジクールデバイスをUSB子機1つでまかなえる」という特徴があります。一方でUnifyingとLogi Boltには互換性がないので、例えばキーボードがLogi Bolt方式・マウスがUnyfying方式である場合、USB子機が2つ必要になってしまいます。
規格としてはLogi Boltのほうが新しいため、M575がSPになってようやくLogi Bolt化したことはロジクールファンにとってありがたい話だと思います(ここ数年の間に発売されたロジクールの新製品はほとんどがLogi Bolt規格です)。
トラックボール製品は全般に大型サイズのものが多く、M575SPも一般的なマウスと比較するとかなりの大型サイズです。ボタン数は5つとオーソドックスでホイールのチルト機構は搭載していません。また、DPI(解像度。マウスカーソルの敏感さの指標)は最大で2,000と低めですが、トラックボールの製品特性を考えるとこれでも十分に高速です。DPIの調整は設定アプリ「Logi Options+」で行います。
筐体色はグラファイト、オフホワイト、ブラック(新色)の3色展開で、電池式(単3乾電池1本)です。
この製品の従来モデルM575はウインタブでも実機レビューをしています。こちらもあわせてご覧ください。
Logicool ERGO M575 トラックボール レビュー - 手にフィットするエルゴノミック形状で基本品質も高く、Logi Options+で多彩なカスタマイズが可能
販売サイトはこちらです
ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール ERGO M575SP(オンライン限定モデル):楽天
ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール ERGO M575SP:楽天
※オンライン限定モデルは保証期間が1年、通常モデルは保証期間2年、という違いがあります
MX ERGO S
スペック表
MX ERGO S | |
接続方式 | Bluetooth/USB無線(Logi Bolt方式) |
対応OS | [Bluetooth] Windows 10以降、macOS 11以降、iPadOS 14 以降、Linux、ChromeOS、Android 9.0以降 [Logi Bolt] Windows 10以降、macOS 11以降、ChromeOS、Linux |
センサー方式 | ロジクール アドバンス オプティカル トラッキング |
解像度 | 最大2,000dpi(初期値:380dpi) |
ボタン数 | 8(左/右-クリック、戻る/進む、スクロールホイール + 右/左ティルトとミドルクリック、プレシジョンモード、Easy-Switch) |
バッテリー | 500 mAh |
駆動時間 | 1回のフル充電で最長4か月 |
サイズ | 133 x 100 x 51 mm |
重量 | 259 g |
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続いてはハイエンドモデルのMX ERGO Sです。定価だと19,580円、実売価格も16,910円(8月28日の楽天でのオンライン限定モデルの価格)と、さすがにいいお値段です。
従来モデルのMX ERGOからの変更点は、M575SPと同様に「ボタンが静音化した」という点、それとUSB無線方式がUnifyingからLogi Boltに変更された、という点が挙げられます。ロングセラーモデルでもありますので、外観は変わっていないですね。
筐体のサイズはM575SPと大差ありませんが、傾斜角度を微調整できます(画像右側。最大傾斜角度は20°、最小は0°)。
ボタン数もM575SPよりも多く、8ボタンです。ワンタッチで接続デバイスを切り替えられるEASY-SWITCHやあらかじめ登録しておいたポインタ(カーソル)速度を切り替えられるプレシジョンモードボタンを搭載しています。
この製品はウインタブでレビューをしたことはありませんが、MXシリーズの製品なので、筐体の質感や操作感もM575SPより数段上だろうと思います。あと、MX ERGO Sは電池式ではなく充電式です。筐体色は「グラファイト」のみ。
販売サイトはこちらです
ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール MX ERGO S(オンライン限定モデル):楽天
ロジクール ワイヤレスマウス トラックボール MX ERGO S:楽天
※オンライン限定モデルは保証期間が1年、通常モデルは保証期間2年、という違いがあります
ロジクール ワイヤレス トラックボール MX ERGO S:Amazon
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2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。
コメント
MX ERGO待望のモデルチェンジ……と思ったら静音ボタン採用と充電口がType-Cになった以外はほとんど据え置きかやや劣化……
フラグシップモデルを名乗る高級機なのだから、MagSpeedホイールくらいは付けて欲しかったですね
こんにちは。すでにMX ERGOをお使いなんですね。私はERGOは使ったことがありませんけど、ロジクールのMXシリーズは大好きです。というか信頼してます。でも、MXシリーズには意外に快適装備って少ないですよね。