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Kospet Prime 2の 実機レビュー - Android 10にHelio P22搭載!新世代のOS搭載スマートウォッチです。巨大なディスプレイのインパクトは絶大!

KOSPET PRIME 2
こんにちは、.TAOです。今回は、Android 10搭載の大画面スマートウオッチ「KOSPET PRIME 2」の実機レビューをお届けいたします。ウォッチフェイスが丸形で2インチオーバーと言うのは、「巨大」と言えるサイズ感ですが、そのスペックはHelio P22搭載でRAM4GB+ストレージ64GBと「スマートと言うよりモンスター級」なウオッチだと思います。

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このスマートウオッチはAndroid OSで動作する、「腕時計型のスマホ」デバイスです。ウインタブでもよく取り上げているジャンルなので、よくご存知の方も多いと思いますし、特に大きい文字盤が好きな人にはたまらない一品だと思います。なお、今回のレビュー機は、通販サイトBanggoodよりサンプルを提供頂きました。この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

はじめにお断りしておくことがあります。実は輸送時のトラブルで大きく箱が破損した状態で届きました。到着時に一応の検品をして問題ないとの判断でレビューを進めていましたが、後にGPSの受信に問題がある事が分かりました。全くダメと言う訳ではなく、時折正常に作動する事から、多分衝撃による接触不良が内部で発生していると思われます。このような不具合は、本レビュー機が輸送中のトラブルで受けた外的要因が原因である可能性が高く、製品自体の不具合ではないと考えておりますが、この前提でのレビューとなっております事をご了承ください。

1.スペック

   KOSPET PRIME 2
OS Android 10
CPU MediaTek Helio P22
RAM / ストレージ 4GB / 64GB
ディスプレイ 323PPI-2.1インチIPS(480 × 480)
LTEバンド B1/2/3/5/7/8/12/17/20
SIM Nano SIM
ネットワーク 802.11 a/b/g/n、Bluetooth 5.0
GPS GPS/A-GPS/GLONASS/Baidou
カメラ最大解像度 8MP(90°回転式)
充電 USB→POGO Pin
バッテリー 1,600 mAh
サイズ(実測) 本体:73.8 × 64.0 × 19.0 mm バンド:幅 26mm / 巻きつけ範囲φ37~69mm
重量(実測) 123 g(バンド込み)

サイズは実測値を使っていますので、カタログ値とは若干違いがあるかもしれません。SIMスロットはありますがMicroSDカードスロットはありません。カメラの解像度ですが、カタログスペックでは13MPとありましたが、実際にカメラで設定できる解像度は8MPまででした。同様のデバイスの中では高性能のCPUを搭載していますが、画像処理にかかる時間やストレージを加味して8MPに抑えているのかもしれません。GPSについては、冒頭でお断りしたように輸送中のアクシデントによる故障による機能不全の可能性が高いですが、動作の確認ができませんでした。

CPUにHelio P22を搭載

KOSPET PRIME 2 CPU Helio P22
PRIME 2については、以前ウインタブでも紹介記事を書いていますので記憶にある方もいると思います。その時も注目していたのは、何といってもこれまでのAndroid OS搭載スマートウオッチの上位スペックだった、Android 7.1/MediaTek MT6739/RAM3GB/ストレージ32GBを軽く超えてきたAndroid 10/Helio P22/RAM4GB/ストレージ64GBというスペックの高さでしょう。

日本での発売機種にはあまり見られませんが、Helio P22を搭載するスマホは海外モデルだとXperia L3や、LG W11、Galaxy M01sなどのエントリースペックの製品に見られます。

後ほどベンチマーク結果でもふれますが、従来のモデルとGeekbenchのスコアを比較するとMT6739とはザックリ2倍の性能差があるようです。Androidのバージョンも一気に10まで上がっているのもうれしいですね。

鮮やかな2.1インチIPS液晶

KOSPET PRIME 2装着感
そして次に目を引くのは画面の大きさです。2.1インチのIPS液晶だけでも直径約53mmあって、べセルも合わせると64mmにもなります。縦の長さはカメラ部も含めると73mmオーバーです。もうこれは、手首に付けるレベルじゃない気がします。この辺りは好みの問題ですので大きい文字盤が好きと言う方もいるかとは思いますが、どちらにしろ個性は強めですね。

NanoSIMに対応

そしてAndroid系スマートウオッチの最大の特徴といえば、nanoSIMが使える点ですね。通信自体は試していませんが、Docomo系SIMを入れると認識し、楽天Mobileは認識しませんでした。SIMがダメでも、スマホとテザリングで繋げばGPSを利用できるので、コンパクトなナビとして使えるかもしれません。また、PCとのデータのやり取りはPOGOピンのUSBケーブルが利用できますから、音楽ファイルなどを転送して音楽プレーヤーとして使って見るのも良いかもしれません。

SONYイメージセンサーIMX214搭載

KOSPET PRIME 2 カメラセンサーはSONY製
さらにカメラ機能についても強化されていて、イメージセンサーにはSONYイメージセンサーMIX214が使用されています。HDR撮影や高解像度での写真撮影が可能で、3.9倍のズーム機能もあります。だだし、センサーモジュールの性能自体は13MPあるのでしょうが、先ほど触れたように撮影可能な最大解像度は8MPまでとなっていました。また、動画についてはHD画質まですが、細かく撮影間隔を設定したタイムラプス撮影もできます。

従来のモデルは、12時の位置に正面を向いたレンズが一つ、または3時方向に側面を向いた2つ目のレンズといった作りが主流でしたが、このスマートウオッチは、12時方向についたレンズが90度回転する稼働方式が採用されています。これにより、自然な動きで通常撮影と自撮り撮影が可能となっています。レンズを90度回転させると映像が逆さまになってしまいますが、画面を180度回転させるモード切り替えがあります。

スマートウオッチとしての基本性能は今一つ

他にもスマートウオッチ寄りの機能として心拍センサーが内蔵されていますが、運動記録時以外の常時測定モードはありませんでした。心拍の常時測定がないので、睡眠トラッキングもサポート外となります。また、運動中の心拍の測定精度もかなりルーズな印象でしたので、一般的なスマートウオッチのような使い方は期待できないと思われます。

まあ、このサイズの大きさと重さでは、手首に着けて運動したり睡眠中に着けっぱなし、というのは厳しいと言わざる得ないでしょう。ですので一般的なスマートウオッチとは違う使い方、「腕時計型のスマホライクなガジェット」と捉えた方が楽しく使えるでしょう。

2.筐体

KOSPET PRIME 2製品に添付されるもの
まずは付属品です。時計本体に英語表記の説明書、SIMトレイ排出用ピン、充電用USBケーブル(マグネット式POGOピン)、予備の保護フィルムとなっています。本体には予め保護フィルムが貼ってあってうれしいところですが、フィルム強度が不足しているため直ぐに傷が目立ってきてしまうのと指の滑りが今一つなので、PDA工房さんの保護フィルムにチェンジしました。

KOSPET PRIME 2にPDA工房のフィルム貼り付け
画面のキレイなIPS液晶には透明感の高いフィルムが良いですね。今回のレビューに合わせてPDA工房さんより提供して頂きました。このスマートウオッチは画面が大きいので保護フィルムは必須でしょう。

KOSPET PRIME 2
続いて本体。画面が光の反射で少し白っぽく写っていますが、実際はもう少し明暗のくっきりした美しいIPS液晶です。サイズが大きいので重さを抑えるためか、ボディシェルの素材はプラスチックで、ベゼル部にはセラミックが使われています。そのベゼルはメタリック塗装で艶やかに輝き質感は悪くないです。カメラのレンズは12時の方向にあり可動式です。バンドの素材はシリコンで26mm幅でした。市販のバンドと簡単に交換が可能ですが、このサイズは一般的ではないので探すのに苦労するかもしれません。

KOSPET PRIME 2の右側
本体右側面にはボタンが二つと中央にNanoSIMスロットがあります。残念ながらこのスロットはMicroSDとの排他使用とはなっていません。アップで見るとサイズ感を忘れてしまいそうですが、見紛う程にビックサイズです。

KOSPET PRIME 2左側面
左側にはマイクの穴があるだけです。

KOSPET PRIME 2 底部
背面は充電と通信用のPOGOピン端子と中央には心拍センサーがあります。写真では分かりにくいですが、写真左のベルトの付く側面にスピーカーのスリットがあります。

KOSPET PRIME 2 カメラ
90度回転するカメラは、べセル位置に回転軸があって文字盤側に少し飛び出る形になります。顔認証するなら常に起こしておきたいところですが、何かにぶつけたら即壊れそうなので畳んでおいた方が無難でしょうね。

3.使用感

KOSPET PRIME 2装着
やはりこのサイズ感は半端ないです。私の手首の幅が約56mmですので、バンド取付部分が約9mm程度手首からはみ出ます。重さも123gあるので結構重いです。逆にこの大きさならではのメリットと言えば、やはり並みのスマートウオッチにはない視覚性の良さと操作性の良さでしょうね。

操作性

実際の操作感を写真では説明しにくいので、動画を用意してあります。動画を見てみてもらえると分かると思いますが、CPUとRAMが強化されているので、ヌルサクで気持ちい操作感です。

バッテリー持ち

  測定時間 推定稼働時間
スタンバイ 12時間で30%消費 40.0 時間
音楽再生 2時間で13%消費 15.4 時間
動画再生 1時間で19%消費 5.3 時間

バッテリー持ちについていくつかテストしてみました。測定時間からの推定稼働時間になりますが、フル充電から特に触らず放置した状態では40時間、本体に保存したMP3ファイルをBluetooth接続したワイヤレスイヤホンで聴き続けた場合は15.4時間、同様にYoutubeを見続けた場合は5.3時間の稼働時間が推定されます。以上の事を踏まえて推測するなら、普段使いで朝一、フル充電から色々使ったとしても12~18時間位は持ちそうですね。

USBケーブルでの通信

ここで一つ問題が発生。POGOピン端子が4系統あるので本来ならUSB接続で通信も出来るはずですですが、当初、スマホやPCにUSB接続しても充電されるだけで接続方法の選択が出来ませんでした。

KOSPET PRIME 2のケーブルが初期不良
結果としてデータ通信ができましたが、どうやらPOGOピンの接触不良のようです。充電については100%確実に出来ていたので盲点だったのですが、PCとの接続を確認できた後も不安定な状態が続きました。今回のレビュー機付属のケーブルには、たまたま難あり、ということだったようです(あるいは冒頭記載の輸送時のトラブルかも)。購入された際は早めに確認する事をお勧めします。

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文字入力

KOSPET PRIME 2文字入力
画面が大きいといっても、やはりそこはスマートウオッチなので画面タッチで仮想キーボードを使うのは厳しいです。デフォルトの英語キーボードは丸い画面でも入力できるよう最適化されていますが、日本語の入力はGooglePlayから別途インストールすることになります。

ここでお勧めなのがGboardです(国内販売のスマホだとプリインストールされていることが多いと思います)。フローティングモードならサイズを変えられるので見切れないサイズと位置に調整できてGOODです。小さくて厳しい事は変わりませんけど、少なくとも見切れて押せないといった事は無くなります。まあ、マイクが付いているので音声入力も可能ですから、そっちの方がいいかもしれません。当然、Googleの音声アシスタントも使えます。

連帯アプリWiiWearについて

PRIME2の初期起動では、言語設定の後にこのWiiWearアプリのダウンロード用QRコードが表示されてインストールが促されます。ですが安全を考慮してGooglePlayからインストールした方がよいでしょうね、アプリ名で検索すればヒットします。インストール後、初回起動時にはアカウントを作る必要があります。その後アプリから、スマートウオッチに表示させた接続用のQRコードを読み込んで接続します。このペアリングは、一旦解除するとデータが削除され、スマートウオッチ本体も初期化されるので注意が必要です。万が一ペアリングしたデバイスが接続できなくなった場合は、アプリで接続を解除するのではなく、スマホのBluetooth の設定からペアリングをし直してやることで回復します。スマホの記録が消えるのはまあいいとして、スマートウオッチ本体が初期化されるとアプリを入れ直したりと面倒ですからね。

KOSPET PRIME 2 アプリ
アプリのホーム画面では、接続したデバイスの設定や運動記録、ウオッチフェイスのダウンロードなどが行えます。スマホアプリの通知は対応しているアプリが少ないですが、「その他」をONにすると大体の通知はスマートウオッチで知ることが出来ました。 画面下の健康アイコンからは、歩数と心拍の記録を見ることができます。心拍は常時測定ではないのでマニュアル測定した記録がポツンポツンとグラフになるだけです。更にこの心拍測定はあまり良い精度とは言えないようです。かなりハードな運動で心拍が140以上に上がっていても85前後を推移しています。一般的に手首での測定は結構解析が難しいようなので、その辺りの技術不足なのかもしれません。今後のアップデートに期待します。

KOSPET PRIME 2 アプリ
運動記録は、このアプリから記録した場合のみデータが残ります。スマートウオッチの運動記録がアプリに吸い出されない仕様っていうのは珍しいですね。しかも、この場合の運動中の歩数カウントはスマホのセンサーを拾っています。少し詳しいデータが残るのは良いですが、肝心のスマートウオッチとは全く関係ない機能として独立していると言うのは斬新ですね。そういった理由からアプリから記録した運動データには、心拍データが記録される事はありませんでした。例外として、屋外でのランニングとウオーキングはスマートウオッチのGPSデータを拾う仕様となっており、移動距離は歩数からではなくGPS測定距離を基に記録するようです。


ウオッチフェイスのダウンロードは、スマートウオッチからでも可能ですが、アプリでは一覧で表示されるので選びやすいです。種類はビックリするほど豊富でバラエティーに富んでいます。きっとお気に入りのウオッチフェイスが見つかるでしょう。下のアイコンは市場と翻訳されていますがストアという事なんでしょう。ここでは、ウオッチフェイス以外にも、追加できるアプリとゲームもダウンロードできますが、こちらのアプリは日本語に対応していないのでお勧めはできません。

アクティビティの記録

KOSPET PRIME 2 アクティビティの記録
スマートウオッチでの運動記録は、その記録がデバイス本体にのみ記録されますが、それはとても淡白な内容で日付と歩数、それと距離だけとなっています。シンプルイズ・ベストってことでしょうかね、私には少し物足りない気がします。 それと気になった点がもう一つあって、運動記録中に高確率でシャットダウンして再起動してしまいます。この辺りも多様なパターンで検証したり、初期化したりと原因を探ったのですが分かりませんでした。結論から言えば、まだまだシステムが不安定で成熟していないといった事なのでしょうが、運動の記録として残るのは歩数と距離だけなので、この機能が不安定でも実害はほぼ無いと言ってよいでしょう。

カメラ

KOSPET PRIME 2 カメラ
文字盤の12時方向にあるカメラは、被写体を捉えるのにとても良く機能しています。レンズを90度回転させると画面の上下が逆さまになってしまいますが、天地を反転させるショートカットがあるので、サッと切り替えることができます。試し撮りして後で気づいたのですが、丸い画面でフレームワークを確認してもこの向きで撮影すると縦長の写真になります。実は画面の上下が盛大に見切れている状態でした。横長に撮影するためには、腕を立てて横から画面を覗き込むと言った態勢にしなければならず、かなり苦しい姿勢になりますし、水平を出すのは至難の技に近いです。

AFの精度は良く、マクロモードなどの切り替えはありませんが近接45mm位までならピントが合います。風景などの遠くの撮影は、パット見キレイなんですが細部が滲んだ感じというかピントが甘くなってしまいます。この辺りはセンサー性能というよりレンズ精度かもしれません。以下、実際に撮った写真をご覧ください。

KOSPET PRIME 2で撮影
KOSPET PRIME 2で撮影の拡大
画質設定は5Mピクセル、ホワイトバランスはAUTOで0.5~1m位の距離で撮影したものです。下は原寸を切り出したもので、クマの毛並みや色合いも現物に近い感じがしました。

KOSPET PRIME 2 で撮影
KOSPET PRIME 2で撮影ー拡大
画質設定は最大高画質の8Mピクセル、ホワイトバランスはAUTOで1~2m位の距離で撮影したものです。下は原寸を切り出したものです。ソニー製のセンサーを使っているというだけあって結構キレイに撮れますね。このカメラは、マクロ撮影からポートレート位の距離での撮影なら充分使える性能があるといってよいでしょう。

KOSPET PRIME 2で撮影
KOSPET PRIME 2で撮影ー拡大
画質設定は最大高画質の8Mピクセル、ホワイトバランスはAUTOで風景撮影したものです。レンズはかなり広角寄りです。下は原寸を切り出したもので、これを見てもらえば一目瞭然でしょう。全体にピントも甘くリアリティ感が無くなっています。カメラに詳しくないので的外れな感想かもしれませんが、絞りF2.8固定ですので致し方ないのかもしれません。

KOSPET PRIME 2は動画撮影もOK
動画撮影では、画質は最大HD1080p 30fpsとなりますが、低速度撮影(タイムラプス)モードがあります。撮影間隔を0.5秒から24時間まで設定可能で一味違う撮影が楽しめます。でも、24時間間隔で撮影しても、2コマ目はバッテリーが間違いなく切れていそうですけどね。

アプリの対応

画面が丸くとも中身はスマホという事で、いくつかアプリをインストールして検証してみました。画面の比率の関係で見切れる部分が多く、操作が画面の四つ角に近い物は、例え起動しても使用は厳しいですね。そんな中でも比較的円形スクリーンでもプレイできたゲームやアプリを幾つか紹介します。

パズドラ・Rebel Racing

この他にも小さな画面でも操作可能なゲームはあると思いますが、この二つは普通に出来ました。Rebel Racingは動きも滑らかでガッツリプレイできます。ただしゲーム途中のチュートリアル的な吹き出し文字は、小さすぎて読む気がしませんけど。

Amazon Kindle
KOSPET PRIME 2でKindleを試す
ブックリーダーは文字サイズや余白などを調整すると使えます。見切れる部分はスワイプすると読めるので丸形スクリーンで画面をフルに使っての表示がおすすめです。これでも読みにくいと感じたら、Amazon Alexaと併用してアレクサに朗読してもらうという手もあります。

Amazon Alexa
KOSPET PRIME 2でアレクサを試す
マイクとスピーカーが内蔵されているので、ボイスアシスタントが利用できます。スマートウオッチとしては大きいですが、スマホとしてみれば極小ボディですからね。そういった意味からもボイスアシスタントは相性が抜群です。Gboardを利用すれば、簡単な入力は音声で対応も出来ますから、工夫次第でミニマムスマホとして活躍するポテンシャルがあるのがこのPRIME 2の魅力と言えるでしょう。

ベンチマーク

Android系スマートウオッチという事で、ベンチマークで性能をチェックしてみました。残念ながらAntutuは起動せず、Geekbenchは測定できました。その結果はシングルスコア161、マルチスコア618でした。

  平均 PRIMO 2
CPU MT6739 Helio P22
コア数 4 8
最大クロック数 1.5GHz 2.0GHz
シングルスコア 98.5 ※ 161
マルチスコア 319.2 ※ 618

※平均スコアは、http://browser.geekbench.com/ 調べによる。

ちなみに、いままで搭載の多かったMT6739のベンチマーク結果の平均がシングルスコア98.5、マルチスコア319.2でしたので、マルチスコアではザックリ2倍程度の性能アップが図られていると言えます。まさかスマートウオッチでベンチマークを走らせる日が来るとは思いませんでしたよ。こういった変態(すいません、いい意味で。)スマートウオッチを作ってしまう中国の技術力は凄いというか、バイタリティーが高いというか感心してしまいます。

4.カラビナ風にアレンジ

このスマートウオッチ最大のウイークポイントは、その巨大さ故の腕に付けたときの違和感。その大きさが日常生活を脅かします。そこで今回は、腕に付けるのではなくカラビナ風にしてベルトやバッグにぶら下げる系にアレンジしてみようと思い立ち、近所の100円ショップで使えそうなモノをチョイスして自作してみました。

KOSPET PRIME 2をカラビナウオッチに改造
制作費用は、既製品にあった25mm幅のカラビナキーフォルダと手芸コーナーにあったバッグの手さげ用紐、合計200円です。本体が防水ではないところが残念ですが、これで「Google Mapも使えて高性能なカメラ付きデジタルカラビナウオッチ~KOSPET PRIME 2」の完成です! こうすると、ウイークポイントだった大きさが全く気にならなくなりますし、何なら魅力が倍層しているんじゃないかと思えるくらいです。

5.まとめ

今回レビューした「Kospet Prime 2」は、Amazonでも購入する事ができますが、実機を提供頂いたBnggood では、12月22日現在27%OFFの219.99US$(23,083円)と他よりお得に購入する事ができます。ただし、日本ダイレクトメールでは別途送料が569円かかるのと、今注文しても実際の発送は来年1月22日を予定しているようです。

レビュー当初は、この大きさのインパクトだけに囚われていましたが、自分でも気づかないうちにデジガジェ好きの血が騒ぎ出し出していました。予想外のカメラ機能の充実ぶりしかり、ヌルサクな操作性といい実に面白いスマートウオッチでした。 ベゼルの細い大画面デザインは、その外観をウオッチフェイス一つで良くも悪くも変化させてくれます。そんなウオッチフェイスが豊富に用意されて言えるのは、それだけで楽しくなりますね。欲を言えば、もう少しクオリティーの高いラインナップが増えることを期待します。

スマートウオッチは、独自OS系とWearOS系陣営とAppleがほとんどを占める中、Android搭載というニッチな系統に注力してきたウインタブのライターとして、このAndroid 10に進化しCPUが強化されたKospet Prime 2から、新たな流れが生まれるんじゃないかと楽しみにしています。

6.関連リンク

Kospet Prime 2:Banggood

※12月29日追記:
Banggoodからウインタブ読者用にクーポンを出していただきました。

クーポンコード:BGJPPRIME2
クーポン価格:189.99ドル(20,036円)
有効期限:2021年1月30日まで

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