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ProtoArc 2in1 Hub Mouse レビュー - モバイルにありがたい、USB Type-Cハブを内部に収納するマウス

ProtoArc-2in1-hubmouse
こんにちは、natsukiです。私的に購入して使っている、USB Type-Cハブ内蔵マウス「ProtoArc 2in1 Hub Mouse」を紹介します。マウスの内部にUSBハブを収納するという、今のところ唯一無二といえる製品なので、特にモバイル向けに刺さる人もいるかと思います。USBポートが不足しがちな、モバイルノートのお供に最適です。

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1.製品概要

では、実機を見ていきましょう。
box
箱は、特にどうということはありません。そこそこ固い段ボールなので、海外通販での雑な輸送でもまず大丈夫でしょう。

bundled-items
同梱品です。左から、マニュアル、本体、充電ケーブル、謎のシリコン部品。

japanese-manual
私は、後述のようにAliexpressの「ProtoArc Store」で購入したのですが、なんと!非常に詳細な(Windows側のBluetooth接続方法まで丁寧に書いてある)日本語マニュアルが付いてきました。そもそも日本語のきちんとしたマニュアルを作っているというメーカーの姿勢と、配送先から言語に合わせてマニュアルを付けてくれたAliexpressのストアにはかなり好印象です。まあ、要するにマウスとハブなんで、もしマニュアルが無くても使用にはさほど問題無いんですけど。

mouse_1
本体です。カラーバリエーションは「DARK GREY」と「WHITE」の2種類で、私が購入したのは、ご覧の通り「DARK GREY」の方です。マウスホイールは、押し込みボタンも備え、円形のボタンはDPI調整です。前方側面に充電用のUSB Type-Cポートがあります。

mouse_2
別の角度から。マドレーヌのような表面加工と、中央をストライプ状に横断するメーカーロゴ入りのミラー塗装がアクセントになって、なかなかキマったデザインですね。材質は中央ストライプも含め全面プラスチックで、マット加工がしてあるので指紋も付きづらくなっています。

bottom
裏面です。電源スイッチと、マルチペアリング切り替え。「1」はUSBハブに内蔵する無線ドングルによる接続。「2」「3」はBluetoothで、切り替えボタン長押しで接続モード。計3台のマルチペアリングが可能です。

mouse_hub
そして……、ジャジャーン! 内部に収納するUSBハブの登場です。上の裏面画像をよく見ると分かるのですが、裏側に切り欠きがあり、引き出しは容易です。収納時の固定は摩擦によるもので、何らかの仕掛けでカッチリ固定するようなものではなく、マウスを使っているときに出てくることはまずありませんが、強く振れば落ちるくらいの固定力です。従って、雑にカバンに突っ込んだりすると、カバンの中でハブだけ分離したりすることはあるかもしれません。内ポケットなどがあれば、入れた方がよいでしょう。ちなみに、左右どちら向きでも収納可能。

hub_port
ハブです。ハブは金属製で、機能は以下の通り。
・HDMI:4K/30Hz
・USB3.0:5Gb/s
・USB Type-C:5Gb/s、USB Power Delivery 60W充電対応
・USB無線ドングル内蔵
USB Power Delivery 60Wがかなり嬉しい。個人的に、この製品を買った決め手です。

port_ver
ちなみに、将来的にはUSBポートの構成にバリエーションを持たせる計画もあるようです。

silicon
さて、謎のシリコン部品。

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hub_silicon
これは、何の説明もないんですが、おそらくこのようにハブにかませて、より安定させるためのものだと思います。ただし、このようにシリコンをかませた状態だと、ハブをマウス本体に収納できなくなってしまうので、実際に使うかは微妙です。

weight_whithin_hub
weight_whithout_hub
製品情報には、重量が「79g」と「50g」の2種類の表記が見られますが、こういうわけです。収納時の重量は、公称よりもかなり軽いですね。先述のようにハブが金属製のため、マウス本体に対してそれなりの重量があり、ハブ収納時と分離時とでは、マウスを使ってみてはっきりと分かるくらいの重量差があります。

2.使用感

モバイルに合った小ぶりなサイズ感

size
サイズは、マウスとしては小ぶりな部類です。

thin
厚みも、一般的なマウスに比べれば薄め。一般的なズボンのポケットなら余裕で突っ込めるけれど、ワイシャツの胸ポケットには厳しいというくらいです。

サイズ感から言って、マウスとしての使いやすさは、「普通に使えるが特段快適というわけではない」というところです。普段使いには、もっと大ぶりの方が使いやすいでしょう。やはり、モバイル性を重視した製品と言えます。

マウスボタンは静音

grip
マウスボタンは静音です。図書館などで使ったりもあるでしょうから、これは嬉しい気遣いです。

DPI調整の幅は大きい

DPI調整は「1000/1600/2400」と、切り替えによる差が非常に大きくなっています。普段使いなら、細かく刻んで、感覚に合った感度を探りたいところですが、モバイルの場合は状況によっておおまかに切り替えられた方がよいので、これもモバイル寄りの調整と言えるでしょう。

ハブは、USB無線ドングル内蔵なので、見た目のポート数以上に有用

ハブのスペックは上述の通りで、実用面で見ると、やはりUSB PD対応は、モバイル用途では重要です。贅沢を言えばもう一踏ん張りして65Wまで行くと、かなりのモバイルPCがフルスピード充電できるんですが、まあ、そもそも純正アダプター以外だとフルスピードが出ないこともあるし、このくらいは許容範囲でしょう。

それから、USBポートが計2つしかないので、「ハブって言ったって実質USBポートが1つ増えただけじゃん」と思うかもしれませんが、このハブはUSB無線ドングルを内蔵しています。そのため、マウス接続ポートの分も節約できるので、見た目以上に使い出があります。もちろん、Bluetoothで接続してもいいんですが、USBドングルの方が接続が手軽で安定するのは、周知の通りです。

3.販路と価格

「ProtoArc 2in1 Hub Mouse」は、モバイル向けに調整されたマウスで、サイズ的に、ハブまで含めて非常にコンパクトにまとまるのが魅力です。特に、USB Type-Cポートに機能を集約させがちなモバイルPCとの相性が良く、もちろん、タブレットやスマホに周辺機器をあれこれつなぎたいときにも活躍するでしょう。

メーカーの「ProtoArc」は、ちゃんとしたサイトもある周辺機器メーカーで、OEM品も散見されますが、他に見ないオリジナルの製品を多く取り揃え、なかなか魅力的なラインナップを揃えています。この「ProtoArc 2in1 Hub Mouse」も、はじめはクラウドファンディングKickStarterで開発資金を募ったオリジナル製品ですね。現在は一般販売が始まっており、下記のように、メーカーサイトかAliexpressでの購入できます。

ProtoArc:メーカーサイト

価格は、メーカーサイトでは、57.59ドルの送料無料(ただし輸入時に税がかかる可能性があります)です。

私は、Aliexpressの「ProtoArc Store」で購入しました。メーカー直売かは分かりませんが、トップブランドマーク付きなので、一定の信頼は置けるでしょう。実際に購入、配送ともに問題なく、先述のように日本語のマニュアルを付けてくれたのは、周辺機器ではあまりない経験で、なかなか丁寧な仕事ぶりです。このAliexpress「ProtoArc Store」の方だと、記事執筆現在、41.99ドルの送料無料です。また、コイン割引が2%~9%つくので(コインの最大割引を受けるには、アプリのコインページからこの製品を探し、カートを介さずに購入する必要があります。割引の仕方と条件が少し複雑なので、ある程度Aliexpressの買い物に慣れていないと難しいかもしれません)、コイン割引次第ながら5,000円台となるかと思います。KickStarterでの最安支援額が35ドル+送料だったので、だいたい相場としても、そのあたりでしょう。ちなみに、私が購入したときも、この製品についてはほぼ同じくらいの価格で、そこにセール時クーポンや汎用クーポンなどを追加適用して購入しています。

マウスとしては、それなりに高価な部類になり、そもそもコスパで量る製品ではありません。他に類似の製品がないので、この特性が「刺さる」かどうかですね。モバイル利用が多い場合は、チェックしておきたい製品です。

4.関連リンク

ProtoArc 2 in 1 Hub Mouse:ProtoArcメーカーサイト
【PR】Protoarc-USBハブを備えた充電式ワイヤレスマウス:Aliexpress「ProtoArc Store」

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