どうも、ふんぼです。つい先日、モニターアームをレビューしましたが、そのレビュー記事をモニターアームの販売元のLoctekさんが読んでくれたらしく、「うちの会社はいろいろエルゴノミクス製品作ってるんだけど、うちの他の製品に興味ある?」とのありがた~いお誘いがあったので、今回そのLoctek社の実機提供のもとスタンディングデスクをレビューさせていただくことになりました。実機を提供してくださったLoctek社にはこの場でお礼申し上げます。
そもそも、日本ではいまいち認知度が低いスタンディングデスクですが、欧米では市民権を得ており、大手のIT企業でも導入が盛んなんだそうです。ちなみに、1日11時間以上座っている人は4時間未満の人に比べて約40%死亡率が高まるらしいです、って私もそのうちの1人ではありませんか!ということで、早死を回避すべく1ヶ月ほど本製品を使ってみたのでレビューしていきたいと思います。
目次
1.スペック
天板サイズ: 53 × 80 cm
キーボード台サイズ: 23 × 67 cm
耐荷重: 15 kg
昇降: 16.5 – 42.4 cm
スペックはこんな感じです。スマホやPCと違ってスペック表から色々言うことはできませんが、試用してみたところから言うと耐荷重量が15 Kgなので古めの大画面モニターを設置したり、デュアルモニター環境にする場合は予め上に載せるものの合計重量を測っておいたほうがいいです。ちなみに、15 Kgを超えた状態で使用するとデスクが持ち上がらなくなります。
2.外観
まず、家に届いた箱がこちらです。めっちゃデカいです。そして重いです。結構ずっしりきます。重量を見たてみたらなんと22 kg・・・、そりゃ重いわw
内容物はスタンディングデスク本体、キーボードラック、取扱説明書、サポートの連絡先の書いてる紙、モニター固定用の両面テープです。
実際に置いてみました。それにしてもデカいです。Amazonの写真を見たときはそんなに大きいとは感じませんでしたが、置くとそのデカさを実感します。ちなみにこれが高さを一番下にした状態です。
高さを最大にしてみました。こうしてみると結構インパクトがありますね。ちなみに、スプリングが結構強力なので上に置くものがノートパソコンぐらいだと、レバーを操作しただけで バコーン!と勢い良く上に上がります。また、デスクが持ち上がる際に天板が後方に移動するので、壁などデスクの後ろにあるものにガツンと勢い良くぶつかるので持ち上げる際は十分注意したほうがいいです。
付属のキーボードラックを取り付けてみました。取り付けはツールフリーでできるようになっていました。この状態でしばらく試用してみましたが、キーボードが一段下がった場所にあるのでノートPCオンリーで使用するよりも肩の負担が少ないように感じました。
また、写真のようにキーボードラックの角度を調整することもできます。ぱっと見使いづらそうに見えますが、案外立位では腕の負担が減って使いやすいです。ただ、キーボードやマウスパッドの滑り止めがしっかりしていないため、ずり落ちてしまうので注意が必要です。
メインデスクに設置してみるとこんな感じになりました。
ちなみに、デスクを持ち上げてみるとこんな感じです。使用感は後述しますが、とりあえず私の手持ちの機器がほとんど黒なのも相まって、置いた感じはあまり違和感は感じません。むしろベストマッチだと思います。
3.使ってみて感じたこと
ということで、1ヶ月ほどこのスタンディングデスクを使ってみて感じたことを書いていきたいと思います。
(最初は)めちゃくちゃ足が疲れる!
こればっかしはスタンディングデスクの宿命なので仕方ないのかもしれませんが、とにかく最初のうちはめっちゃ足がつかれます。それと、私の場合はもともと猫背なのでスタンディングデスクに変えた直後は腰が辛かったです。体力的な疲れやすさから言えば、座って作業したほうが100倍マシです。ただ、体力的に疲れるのはあながち悪いことでもないなと感じました。
スタンディングデスクを使っていると大体1時間くらいで疲れるので休憩をすることになるのですが、一時間作業→小休止→一時間作業のサイクルが自然と出来上がり私の場合は作業効率がアップしました。また、最初は腰が辛かったものの、それでもスタンディングデスクを使い続けた結果猫背が改善しました。とりあえず、「(最初のうちは)疲れるのは我慢せよ!」です。
上げ下げがし易い!
本製品はガス圧式スプリングを採用しているため比較的少ない力で滑らかにデスクを上げ下げすることができるので、座位と立位の切り替えがスムーズにできます。やっぱり、スタンディングデスク素晴らしといえど座ったほうが良い作業ってあるんですよね。そうなった時に他社製品の場合ちょっとめんどくさい操作が必要になるものがほとんどですが、この製品はレバーを掴んで上げ下げするだけで良いので、作業がストップする時間を最小限にでき、集中力の持続に貢献してくれています。
モニターアームとの相性が抜群すぎてヤバい!
この製品、モニターアームとの相性が抜群にいいいです。写真のように外部モニターとノートPCを上下に並べて使ったり、
こんな感じで横にモニターをうにょ~んと動かして使うこともできます。この製品は天板が横方向に狭めなのでスタンドでは制約が生じてしまいますが、モニターアームならそんな制約にとらわれずにスタンディングデスクを120%活用することができます。まさに、ノートPCユーザーには最強の組み合わせです。
でも、実はこのスタイル私はあんまり好きじゃないんですよね。その理由は目線の移動が激しくなってしまうからです。しかしながら、このスタンディングデスクではもともと立ちながら作業しているためか、以前に比べてこのスタイルでの使用感がアップした気がします。まぁ、外部ディスプレイ2台あるんで使わないですけど・・・。
タブレットを立てられるスタンドが便利
実は、この製品にはタブレットを立てかけられるスタンドがついているんです!これはモバイルデバイスオタクの私にとっては大きな要素です。写真のようにキーボードラックにBluetoothキーボードを置いてテキストライティングしてもいいですし・・・、えっ?そこにPCあるんだからそっちで書けばいいじゃないかって?いや、タブレットで書くことに意義があるんですよ、、、多分。
テキストライティングだけではなく、PCを使ってる合間に息抜きでゲームも楽しめます。(←超重要)えっ?そこにPCが・・・(以下略)。
PCと組み合わせることにより攻略サイトを見つつゲームを攻略することもできます。タブレットってマルチタスクに弱いので、こうすることで攻略の効率の大幅UPです。
しかしながら、この超便利なスタンドには一つ大きな弱点があります。
スタンドの溝が深すぎるせいでタブレットを横置きすると、画面の下部分が盛大に隠れます。写真ではMinecraftのアイテムボックスが完全に隠れてしまっています。幸いゲームパッドを使えば、アイテムの切り替えはできますが、これだとナビゲーションバーがタッチできないのでホーム画面に戻れませんwタブレットで調べ物をしながらPCをいじることも多々あるため、ちょっと不便です。(縦に置いて使う分には問題ないです。)
縦長なサイズは(ノートPCユーザーには)正直言って使いにくい
この製品 は素晴らしい製品ですが、決していいところばかりではないです。個人的に一番気になったのは縦長のサイズです。個人的かつ勝手な見解なのですが、ウィンタブ読者は比較的ノートPCユーザーが多い気がするんですよね。そうするとこの製品もノートPCと一緒に使うことになると思われるのですが、ノートPCで使用すると考えた場合この製品の横幅はちょっと足りない気がします。写真を見ると分かる通り、この製品縦長なんですよね。その上で、ノートPCと17インチモニターを置いてみるとこうなります。
結構ギチギチです。多分ノートPCユーザーが外部ディスプレイ使うときのスタイルは多分こういう感じなると思いますが、正直モニターアームがないと結構きついです。
12インチのThinkPadを2台並べてみるとよくわかります。正直いってこのサイズだとノートPCユーザーにはちょっと使いづらいサイズ感です。しかしながら、この問題はモニターアームを使うことによって解決します。
モニターアームでディスプレイを設置してみると、あのギチギチ感がウソのようにデスク上がスッキリします。モニターアームと組み合わせること前提なんじゃないの?ってぐらいモニターアームとの親和性が高いです。この製品を買うときはモニターアームも一緒に購入することを強くおすすめします。
4.使ってみた結果
今回この製品を1ヶ月ほど試用したのですが、試用する前と比べて健康になった気がしますw 具体的には、電車の中で立つことになったときに「あー、朝からだるいなぁ」となっていたのですが、今では「スタンディングデスクで作業しているオレからすれば30分ぐらい余裕だぜ!」と優越感に浸れるまでになりましたw
また、スタンディングデスクで作業するようになって、ダラダラと作業することがなくなり、作業の信仰が非常にスムーズになったと感じました。ですが、ダラダラと作業ができないのはいいのですがじっくり考える系の作業にはスタンディングデスクは向きません。そういう作業はやっぱり座ってやるのが一番です。この製品はデスクの上げ下げが非常にし易いのでそういった作業の切り替えがスムーズにでk、とても気に入っています。
「スタンディングデスクってありなの?」と言われれば即答で「大アリ!つーかまじサイコー!」って答えます。そんぐらい素晴らしいです。
5.価格など
Loctek昇降式スタンディングデスクF3Bは23,800円(税込み)でFleximounts公式ショップにて販売中です。また、AmazonにもLoctek直営店がありますので、価格の安い方を選ばれたらいいと思います。スタンディングデスクってそれこそ数千円台のものから10万円ぐらいするものまで、いろいろとあるわけですが、そう考えるとこの製品は値段が特段高いわけでもなく、また激安というわけでもありません。いつも安物ばっかり買っている私にはちょっと苦手な価格帯です。しかしながら、1ヶ月ほど試用した上で「この製品24,000円でも買う?」と言われれば私だったら買っちゃいますね~。それぐらい使い勝手のいい製品だと思います。以前レビューしたモニターアームもそうでしたが、むしろこの値段で買えちゃっていいんですか?っていうぐらいコスパがいいです。変に数千円のものを買って後悔するより一回これを買ってしまったほうが絶対に幸せになれます。
最近PCを使っているとなんか疲れる、集中力が持続しない、早死にしたくない(これ重要)という人は是非モニターアームと一緒に検討してみてはいかがでしょうか?
6.関連リンク
LOCTEK スタンディングデスク 昇降式デスク Sサイズ ブラック F3B:Fleximounts公式ショップ
Loctek 座位立位両用オフィスデスク F3B:Amazon
コメント
猫背になりやすいのでこれはありがたいのですけど、仕事では疲れるから使いたくないですねw