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HONOR EarBuds 2 Liteの実機レビュー - 購入しやすい価格帯ながらノイズキャンセリングに対応するワイヤレスイヤホン

Honor Ear Buds 2 Lite
こんにちは、かのあゆです。2020年にHuaweiから分社化した「HONOR」の最新ワイヤレスイヤホン「HONOR EarBuds 2 Lite」の実機レビューです。HONORブランドの製品に関しては日本国内で展開しなくなって久しくなってしまいましたが、グローバル市場では“元”親会社のHuawei同様、スマートフォンのみならずワイヤレスイヤホンなども手かけており、本製品は「HONOR EarBuds 2 SE」の廉価版となりますが、ノイズキャンセリングに対応するなど、比較的低価格ながら基本機能はしっかりと押さえられたモデルです。

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今回商品をサンプル提供していただいたHonor Mobile Official Storeにはこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

1.そもそもHONORとは

元々HONOR(オナー)はHuaweiのサブブランドとして展開されており、日本国内でも2018年頃まで「HONOR 9」などのスマートフォンが販売されていましたが、2019年頃よりHuaweiの方針が転換されたようで、国内向けには投入されなくなりました。

Huaweiが米国の制裁による影響を受けた2020年4月にHONORブランドを売却・分社化したことにより、同社のスマートフォンでGoogle関連のアプリが搭載できないという問題は解消されています。またHONORはスマートフォンのみならず、今回紹介する「HONOR EarBuds 2 Lite」などのワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなども手かけており、日本への再参入も期待したいところです。

2.HONOR EarBuds 2 Lite スペック

  HONOR EarBads 2 Lite
Bluetoothバージョン Bluetooth 5.2
オーディオコーデック SBC、AAC
ドライバー カスタマイズ10 mmサウンドドライバ
再生時間 10時間
本体充電時間 1時間
ケース充電時間 1.5時間
サイズ 45.5 x 61.2 x 25.35 mm
重量 41 g

まだ発売されたばかりの製品ということもあり、HONORのグローバルサイトに製品ページが用意されていないほか、AliExpress内の商品ページや製品マニュアルにも搭載されているチップ情報は公開されていません。Bluetoothはバージョン5.2に対応しており、コーデックはSBCとAACのみサポートしています。

比較的安価な製品でありながらノイズキャンセリング機能が搭載されており、周りの騒音を抑えてクリアな音質を楽しむことができます。また逆に周りの音を拾えるようにする「Awareness Mode」も用意されています。

ワイヤレス充電には対応していませんが、ケースと組み合わせることにより最大32時間までの連続再生に対応するほか(アクティブノイズキャンセリング機能を無効化した場合)、わずか10分の充電で4時間の音楽再生が可能です。

専用アプリとして「AI Life」が用意されています。分社後にリリースされた製品ですが、アプリ自体はHuawei製品向けのものと共通となっており、Google Play Storeのほかマニュアルで案内されているサイト、Huawei向けアプリストア「Huawei AppGallary」でダウンロード可能ですが、現時点ではHONOR EarBuds 2 Liteはまだサポートされておらず、今後のアップデートで追加される予定となっています。おそらくファームウェアの更新などもこのアプリで行う形になるかと思われますが、導入しなくてもワイヤレスイヤホンとしての利用に支障はありません。

Huawei AI Life:Google Play
Huawei AI Life:App Store

3.HONOR EarBuds 2 Lite 筐体

付属品
付属品はイヤーチップ(L、Sサイズ)、マニュアル、USB-A to Cケーブルです。充電に関しては付属しているケーブルだけでなく、スマホ用のサードパーティ製USB-C to USB-Cケーブルなどでも充電できることを確認しました。マニュアルは現状HONORブランドが日本で正規展開を行っていないこともあり、日本語には訳されていません。ただ(後述しますが)操作性は非常にシンプルなので迷うことはないでしょう。

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ケース
ケースの色は白で、前面に「HONOR」ロゴが配置されたシンプルなデザインです。AppleのAirPodsシリーズによく似た印象で、プラスチック素材ながら安っぽさはありません。ただしポケットに入れて使っていると傷がつきやすいので気になる方は別途ケースに入れて持ち運んだ方が良いかもしれません。

右側面
右側面にはボタンがあり、長押しすることでペアリングモードに切り替わります。

下部
下部にはUSB-Cポートが用意されています。

イヤホン本体
イヤホン本体です。工場出荷時点で「M」サイズのイヤピースがセットされています。

実際に装着してみた様子
比較的コンパクトなサイズ感なので耳からずり落ちてしまわないか心配でしたが、耳にぴったりとフィットしてくれ、ずれてしまったりすることはありませんでした。ボタン操作はタッチセンサー式となっていますが

ダブルタップ:再生・停止、または通話の着信、通話終了
長押し:ノイズキャンセリングモードの切り替え(ノイズキャンセリング有効→Awareness Mode(集音モード)→ノイズキャンセリングオフ)

のみと非常にシンプルで、他社ワイヤレスイヤホンとは異なり曲送り、曲戻しやボリュームコントロールはスマートフォン本体で行う必要があります。前述の「Ai Life」でボタン割り当てを切り替えられるようになっているのかもしれませんが、現状ではサポートされておらず、この点に関しては少し不便に感じました。

4.HONOR EarBuds 2 Lite 使用感

端末との接続について

Androidスマホでも対応していれば「AAC」接続

(クリックで拡大します。)

今回ペアリングはメイン端末として使用しているGalaxy Fold SCV44にて行いました。前述の通り現時点ではまだ専用アプリのAI LifeでHONOR EarBads 2 Liteはサポートされていませんが、OS標準機能で通常通りペアリング可能です。コーデックはAndroid 8.0以降の端末であれば基本的には「AAC」で接続されます。

音質

HONORブランドのワイヤレスイヤホンのレビューは初ということで、廉価版となるHONOR EarBads 2 Liteはどのような音質なのか期待していたのですが、以前実機レビューを行ったSoundPeats Sonic Proと比較すると若干音の軽さは感じられるものの、低音から高音までバランス良く出ている印象です。個人的に聴いている曲のジャンルが洋楽やゲームミュージックとなるため、他ジャンルでの比較はできませんが、音質は想像以上に「良い」と感じました。

ノイズキャンセリングに関してはかのあゆが所有しているSonyの「WF-1000XM3」と比較してしまうと、さすがに「ほぼ完全に周りの騒音を消せる」というものではないものの、WF-1000XM3よりもずっと安価なワイヤレスイヤホンであることを考えると健闘していると思います。ノイズキャンセリング機能を有効化すればかなり周りのノイズを抑えられ、大好きな音楽に集中できます。

ワイヤレスイヤホンの宿命ともいえる遅延ですが、特に「ゲームモード」などの専用機能が搭載されていないとはいえ、動画鑑賞などであればそこまで気にならないレベルまで抑えられています。ただしシビアな操作が要求される音楽ゲームなど常用するのは厳しいかもしれません。

5.HONOR EarBuds 2 Lite レビューまとめ

HONOR EarBads 2 LiteはAliExpress内Honor Mobile Official Storeにて55.99ドル(約6,312円)で販売中です。また、製品ページに1ドルOFFのクーポンがあり、ウインタブ読者向けに5ドルOFFクーポン「EARBUDS2LITE」をいただいていますので、両者を併用すれば49.99ドル(5,636円)で購入可能です。

日本国内では製品が販売されなくなって久しいHororブランドのワイヤレスイヤホンですが、「Lite」ということでタッチセンサー操作がシンプルすぎる、現状専用アプリのAI Lifeが対応していない、コーデックがSBCとAACのみになっているなど、気になる点はいくつか見られたものの、音質に関しては予想以上で「かなり満足できる」ワイヤレスイヤホンでした。

比較的購入しやすい価格帯でありながらノイズキャンセリング機能を備えているというのもポイントの一つです。現状日本では正規販売されていない点がネックですが、その点を除いてもおすすめできるワイヤレスイヤホンです。個人的にも気に入りました。

6.関連リンク

HONOR Earbuds 2 lite tws Bluetooth 5.2ワイヤレスヘッドセット:Honor Mobile Official Store(Aliexpress)
※ウインタブ読者向けクーポンコード「EARBUDS2LITE」で5ドルOFF

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