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Happy Hacking Keyboard Professional 2の実機レビュー - これぞキーボードヲタクの到達点!? 値段もクオリティーも別格なキーボード(ふんぼ)

Happy Hacking Keyboard Professional 2
どうも、ふんぼです。最近本当に寒いですね~。特に朝はお布団くんが離れてくれなくて大変ですw

そんなことはさておき、今回はタイトル通りみんな大好き(?)キーボードレビューです。そして今回レビューするのはあの「Happy Hacking Keyboard Proffesional2」です。いや~、とうとう買っちゃいましたよ。きっかけはnatsukiさんのNiZのキーボードレビュー記事。あれから何度、キーボードホシイ発作が起きて生死をさまよったことか…、というのはもちろん嘘ですが、無性にキーボードを新調したくなったんですよ。そして、最初はNIZのキーボードにしようと思っていたんですが、どうせレビュー記事書くんだし同じものじゃイヤだなぁ~と思い、色々と物色していたら、なんと憧れのHappy Hacking Keyboard Professional 2(以下 HHKB Pro 2)の中古品が16,000円と、NiZのものとほぼ同じ値段で売っていたので、速攻でRealforceを売り払って購入しちゃいましたw

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ということで、今回は衝動買いしてしまった超高級キーボードHHKB Pro 2をレビューしていきたいと思います。

1.スペック

Happy Hacking Keyboard Professional 2

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まず、スペックから紹介していきます。キーボードレビューでスペック表をつけるなんて、電子の海広しといえども私ぐらいしかいないんじゃないでしょうかねぇ。ただ、私は一度買ったキーボードは隅から隅まで舐め回したい末期患者…、もちろんスペック表だってたっぷり味わいまずぞ。

話はそれましたが、まずスペック表を見てキーボードホシイ病患者が最初に思うこと、「軸は何色?もちろんメンプレンとかじゃないよね?Cherry?それとも中華軸?」、残念でした!このキーボードはメカニカルキーボードなんぞではありません! あの無接点静電容量方式です。まさに別格なのです。「無接点静電容量方式」って何さ?と思っているそこのアナタ! 実は私も詳しいことはよくわからないのですが、とにかくすごいキースイッチです。その証拠に、製造しているメーカーは世界で数社しかありません。ちなみに、コンビニのATMでお金を下ろすとき、金額や暗証番号を入力しますよね?、そのATMについているテンキーも無接点静電容量方式です。名前は知られていない割に、結構身近なキースイッチですね。

そして、キー配列が英語配列なのはもちろんのこと、キー数がなんと60キーしかありません。ウィンタブさんが「キー数足りなすぎいいいぃぃ!!!」と言っているAnne Proが61キーですから、それよりも足りないことになります。

押下圧は45gと結構軽めです。ちなみに、私は指が疲れやすいので押下圧は軽いほうが好みです。重量は530gでペットボトル1本分と十分持ち運べます。高級キーボードの中ではトップクラスの軽さですね。

2.外観

Happy Hacking Keyboard Professional 2
正面から見ただけでわかる「ただものではない!感」、最低限のキーが余裕を持って配置されている感じがいいですね。一般的な60%キーボードですと、キーボードの隅までキーがぎっしり生えている場合が多いですから、さすがはプロフェッショナルといったところでしょうか。デザイン的に締まって見えます。それにしても、かっこいいなぁ。

Happy Hacking Keyboard Professional 2
そして、何より超コンパクトなのでノートPCにもぴったりです。(ノートPCの状態は気にしないでネ!)

Happy Hacking Keyboard Professional 2
裏面にはシリアルナンバー、DIPスイッチの説明の書かれたシールが張ってあります。ゲーミングキーボードだとデカデカとメーカーロゴが主張していたりしますが、さすがはプロフェッショナル、ラベルの隅っこに小さく印刷された「PFU Limited」がすべてを物語っています。

Happy Hacking Keyboard Professional 2
背面にはUSBポート×2、Mini USB、DIPスイッチがあります。USBポートはUSB2.0でハブとして使用できます。しかしながら、供給電力が小さいため、スマホの充電はおろか、USBメモリーですら使えません。せいぜいワイヤレスマウスのレシーバーがやっとです。あくまで、おまけとして考えましょうw

Happy Hacking Keyboard Professional 2
そしてDIPスイッチですが、5つのスイッチでキーアサインを変更できます。「フリーソフト使えばよくね?」という声がどこからか聞こえてきそうですが、フリーソフトだと、PC側に大きく依存としてしまいます。例えば、複数台のPCで使う場合いちいちソフトを入れて設定しなくてはいけません。ぶっちゃけめんどくさいです。そして、このキーボードはFnキーを多用します。なんとこのDIPスイッチではFnキーの位置を変更できちゃうんです。特殊配列のキーボードに限ってFnキーが押しにくい位置にあるなんてことありますよね?そんなストレスとはもうおさらば!、そうHHKB Pro 2ならね。

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Happy Hacking Keyboard Professional 2
そして、キーボードレビュー恒例の「キートップ抜いちゃいました」画像です。今回はメカニカルでもなく、Cherry MX互換でもないのであまり撮影する意味がないんですけが・・・・。キートップを抜いてみた感じ、抜き心地といいキースイッチの形状といいメンプレンキーボードみたいでした。

Happy Hacking Keyboard Professional 2
横から見るとこんな感じです。キーが半端なくカーブしてます。こんなにカーブして本当に打ちやすいの?と思ってしまいますが、これがすごく打ちやすいんです。それはもう、他のキーボードが使えなくなるレベルです。

Happy Hacking Keyboard Professional 2
Happy Hacking Keyboard Professional 2
キーボードスタンドは2段階で調節が可能です。スタンドの脚もしっかりした作りになっており、安心感があります。ちなみに私は1段階目で使っています。

3.使用感

次に使用感ですが、結論から言いますと「マジ最高!」です。ですが、キーボードがキーボードだけに、デフォルト状態だと発狂するぐらい使いづらかったですw まず、英語配列に苦労させられました。大体のキーの位置は日本語配列と同じなんですが、@や%、「」、+などのキーの場所が日本が配列とは異なるので慣れるのに少し時間を要しました。しかし、それよりも地味に大変だったのがEnterキーです。配置自体は日本語配列と大して変わらないのですが、日本語配列は中指時々小指で押していたものが、英語配列の場合はほぼ小指で押すことになるので地味に小指が疲れます。ただ、今はだいぶ慣れたので、当初よりは小指の疲れは軽減されたように思います。

次に、HHKBの独自配列ですが、これも工夫と慣れでなんとかなります。逆に言うと工夫と慣れがなければ、めーーーっちゃ使いづらいです。まず、工夫ですがWinユーザーであればDIPスイッチ必須です。実はこのキーボード、デフォルトではBackSpaceキーがFn+Deleteキーになっています。なので、DIPスイッチ3を変更してDeleteキーをBackSpaceキーに入れ替えてやる必要があります。

「え、そんなことどこのブログにも書いていなかったよ!」と思ったそこのアナタ!そこのブログの住人はMac使いではありませんか?Macの場合はDeleteキー=Backspaceキーです。HHKBユーザーの大半はMacユーザー(公式でMacBook用のアクセサリ出してるぐらいです!!)です。騙されてはいけませんぞ!

ちなみに、私はスイッチ3の他にスイッチ4、5を変更して109キーボードっぽい配列に変更しています。

そして、日本語入力の切り替えですが、普通の英語配列キーボードでは半角全角にあたる位置に`キーがありAlt+`で日本語入力の切り替えができますが、なんとHHKB Pro 2はBackSpaceキーにあたる位置にあるんですよ。これが、結構使いづらいので、私はCtrl+Spaceキーに変更して使っています。これでピンときた方、そうLinuxのAnthyと同じですw Linuxユーザー以外の人も結構使い勝手がいいアサインですので、英語配列キーボードを持っている人にはおすすめです。

ここまで、HHKB Pro 2の負の側面ばかりを取り上げてきましたが、逆にこれ以外はとんでもなく快適です。

まず、キータッチですが、実はHHKB Pro 2に入っている無接点静電容量方式のキースイッチは東プレ製なんです。つまり、Realforceと同じキースイッチなので、素晴らしくないはずがありません! 無接点静電容量方式特有のスコスコスコというタイプ音はまさに極上のキータッチが奏でる旋律そのものです。何を言っているんだこいつは?という人はPCショップなどでHHKBもしくはRealforceを試し打ちをすることをスーパーハイパーベリーストロングにおすすめします。

そして、HHKBの独自配列ですが、前述した以外は洗練されていて使いやすいです。具体的に言うと、ホームポジションから手を動かさずに、動かすにしてもその距離が比較的短くなるよう設計されており、慣れれば一般的なキーボードよりも早く作業できる気がします。特にCapsLockキーの位置にCtrlキーがあるのは神配列ですね。あの忌々しいキーがないだけでなく、コピペもし易いなんていいことづくしじゃないですか!

最後に、(人様の)打鍵音動画です。本当にいい音しますね~。

4.まとめ

Happy Hacking Keyboard Proffesional 2はPFUダイレクトにて税込み24800円にて販売中です。ちなみに、Amazon等の通販サイトでは22000円ぐらいで購入できます。キーボードにしては超割高ですが、その分長く使える製品ですし、その分生産性が上がるとなれば2万円ぐらい…、はい、高いっすね。ただ、2万円という価格を決して裏切るような製品ではないと断言できます。それぐらい素晴らしい製品です。

「英語配列はちょっと…」という人にはHHKB Proffesional JPという日本語配列バージョンもあるのでそちらもおすすめです。(考えてみれば、日本語配列の60%キーボードって少ないような・・・。)
あと、キーボードホシイ病患者の諸君らはこれを買っておけば、もう発作は起きることはないでしょうw もし、次に発作が起こるとすればBAROCCOKinesisが欲しくなるときです。キーボードホシイ病もKinesisまでいけばもう末期です、速やかに医療機関を受診することをおすすめします(ちなみに、私はHHKB Pro 2を買ってからは発作は起きていません)。

キーボードホシイ病患者もそうでない人も、超高級キーボードいかがですか?

5.関連リンク

Happy Hacking Keyboard:PFUダイレクト
HHKB:Amazon

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コメント

  1. 匿名 より:

    HHKBLiteとRealforce 91UDK-Gを使ってますが、仕事でExcelが沸いてくると途端にHHKBではしんどいのですよね。
    テキストライティング用途だとHHKBは最強かと思います〜

    Proは手が出ませんが。

  2. Re:Pu (@Repu6) より:

    いいですね〜。
    Delete単押しだと右を消しちゃうんですかね。確かにキートップにはDeleteって書いてありますけどそこを忠実にWindowsでもDeleteにしなくても(笑)
    Macだと言語切り替えは⌘ + Spaceだよなーなんて思いながら読んでたんですが、この⌘キーってWindowsだと……何になるんだろう……。

  3. 匿名 より:

    そして富士通が作った最強のメンブレンキーボード、リベルタッチがほしくなるんですねわかります

  4. natsuki より:

    natsukiです。私とて、昨年夏辺りからのふんぼさんをはじめとした怒濤の高級キーボード推しがなければNizを買っていなかったでしょうからねぇ。
    スパイラルというか、マッチポンプというか、なんて恐ろしいサイトなんだここは……(笑)