記事にアフィリエイト広告を含みます

いろいろな形のポータブル用充電ケーブルを試してみました。それぞれの使い道に合ったものを探そう!

portable charging cable
こんにちは、natsukiです。スマホやタブレットをはじめ、モバイル機器を多く使うようになって、個人的にかなり長い間試行錯誤を続けてきたテーマに「ポータブル用充電ケーブル」があります。いうまでもなく、出先で充電するときに必須となるものです。ところがこれが、ケーブルというものはそもそも絡まる上に、コネクタ形状がUSBにもType-A、microUSB、Type-Cと3種類。さらにApple製品を使っている場合、これにもう1種類加わる。絡まりにくくて扱いやすく、汎用性も広いケーブルを探す旅は、それはそれは長いものでした。ようやく、「これなら」と思える製品に出会えたので、ご紹介したいと思います。また、せっかくなので、これまで使ってきた様々なタイプのケーブルも合わせて紹介します。

スポンサーリンク

1.ケーブル探しの条件

一口に「USBのケーブル」と言っても、実に様々なタイプがあります。今回は、「ポータブル」「充電」が最優先の機能になるので、前提として考える条件は以下の通りです。

コネクタの形状

komeda
まず、片方がUSB Type-Aであること。これは、言うまでもなく汎用性から。上の画像は某喫茶店で充電中のところですが、モバイルバッテリーや喫茶店などで使えるポートは、まだまだ圧倒的にUSB Type-Aが多いですからね。なお、最近、USB Type-A側も、キャップ式などでUSB Type-Cでも使えるようなのも出てきつつあります。

connecter
次に、反対側がUSB Typ-CとmicroUSBの両方に対応していること。なお、私はApple製品はプライベートでは使っていないので、そっちのプラグは要りません。これは人それぞれの条件で。

対応する電圧と電流

current
ここからは、プラスアルファの条件になっていきます。それぞれの使用目的や環境によっては重要になるでしょう。

まず、急速充電に対応しているかどうか。長らくスタンダードだった「USB 2.0」規格は、「5V-0.5A」が基本のため、特に性能に明記のないケーブルは、この程度の電圧電流にしか対応していない場合があります。しかし現在では、USB Type-Aからの出力でも、ずいぶん大出力のものが増えてきました。規格としては、USB3.0、USB PD(ただし基本的にUSB Type-Cポート出力の場合が多い)、QCあたりが有名ですが、その他にも特にスマホの充電規格については、メーカーや製品ごとについて異なり、カオスな状況です。

さて、ケーブルに話を戻すと、要するに、どこまでの電圧電流に対応しているかを気にする必要があるわけです。まず、電圧。現在、主にスマホの専用充電器をはじめとして、USB Typa-Aからでも9Vやそれ以上の電圧で出力するアダプターもあります。ただ、電圧については、専用ケーブル以外で5V以外の電圧に対応するものは一気に限られてきます。汎用ケーブルの場合、基本的には5Vのみに対応と考えて、それ以外の電圧への対応を求める場合は、その他の部分で妥協が必要になると思っておきましょう。

より注目しておきたいのは、電流の方です。最近のケーブルは、たいてい「急速充電対応」と銘打っていますが、実際の性能はまちまちです。個人的な経験の範囲からすると、低いものは1.2Aから、高いものは6Aくらいまで、かなりの幅があります。で、いろいろ買って試してきた中での感覚的なものですが、3A対応まではかなり選択の幅があり、それ以上になると製品が限られてくるように思います。とりあえず、3A対応と明記してあるものまでで探して、それ以上はその他の要素とどう妥協するかというところです。

もっとも、たとえスペック上で高電流に対応していても、特に独自の充電規格を持っているスマホの充電器からの出力について、純正ケーブル以外では十分な性能が発揮できないことはよくあります。これは汎用ケーブルである以上、そういうものと割り切るしかない部分ですね。

データ転送に対応するか

要注意な部分です。充電ケーブルには、充電しかできず、データのやり取りには対応していないものも多くあります。このあと見ていきますが、充電用に特化した特殊な形状をしたものほど、データ転送には対応していない場合が多いです。一般的にケーブルを買う際にも、ここは十分気をつけておきましょう。

なお、映像その他の更に高度な機能は、今回は考えません。

2.いろいろなタイプのケーブルたち

さて、実際に、これまで使ってきたケーブルたちを、その使い勝手とともに見ていきましょう。

キャップ式

cap
旅の始まりはここから。オーソドックスなUSB Type-A→microUSBケーブルと、microUSB側にUSB Type-Cのキャップをかぶせたタイプです。まあ、ケーブルとしての機能面はこれでいいんですが、実際にカバンの中などに入れて持ち運ぶには、やっぱり絡みやすい。

なお、画像のケーブルは、キャップ部分に、断線してしまった他のケーブルのものも再利用しています(笑)。もちろん、はじめからちゃんと一体化したものも多くあります。シンプルかつスタンダードなタイプなのなので、性能面で妥協することなく選べるのはメリットです。あるいは、スマホなどの特殊な充電規格の充電器を使う際、その機器には純正の充電ケーブルを使ってフル機能で充電し、その他の機器にはキャップをかぶせて使用する、という使い方もできます。

分岐型

branch cable
分岐型です。かなりバリエーションが多く、充電性能が高いものも多くある一方で、管見の限りですが、データ転送に対応しているものは少ないように感じます。家などの据え置きでは使っていますが、カバンの中などに入れるとやはり絡みやすく、私はポータブル用途では使っていません。

バネ巻型

spring
これは、個人的にもっとも長く使っていたタイプです。ケーブルの途中がバネ状に巻いてあることで、比較的絡みにくく、折りたたみもしやすく、細長くコンパクトにしまえます。また、データ通信に対応している製品が多いのも嬉しいところ。このタイプなら、性能面であまり妥協しなくても済むでしょう。

それでも、カバンの中に突っ込むと、やはりある程度は他のものに引っかかったりしやすいです。

スポンサーリンク

巻取り型

roll up
巻取り式のタイプです。これも、同様の製品がたくさんあります。かなりスッキリとまとまりますが、それでもコネクタ部分がブランブランしてしまうのはやむを得ない。また、このあたりのギミック付きになると、性能面での妥協は必要になってきます。「3Aまでの充電のみ」だと結構あるんですが、それ以上の電流やデータ転送対応は、あまり見ない気がします。

あと、この製品がというわけではないんですが、個人的にフラットケーブルは断線を食らったことが多くあり、いまいち信頼してないんですよね。これは、ただ単にめぐり合わせの問題かもしれません。

コネクタ部分を完全収納できる巻取り型

roll up_folding_01
こちらは、巻取り式のバリエーション。Aliexpressで購入したもので、巻取り式で、かつコネクタ部分まで完全に収納することが可能です。

roll up_folding_02
このように、コネクタを収納した状態では非常にスッキリとした形になり、カバンの中などに突っ込んでおいても、絡む可能性は全くなし。ただし、ぴっちり収納されすぎて、コネクタを出すときに爪を引っ掛ける必要はあり、展開がちょっとめんどくさい。また収納の構造上、ややケーブルにテンションがかかるので、長期使用では断線が心配な気はします。これは、先述のように、個人的にフラットケーブルへの印象が悪いだけの取り越し苦労かもしれませんが。

roll up_folding_03
さらに、このように引き出し型のスタンドがついていて、スマホスタンドにもなります。縦置きはバランス悪くて無理なので横置き専用です。ポータブルとしての機能面では、ほぼ満点と言えますね。

一方の性能面は、それなりに妥協が必要です。まず、データ通信には対応していません。また対応電流については、急速充電対応を銘打ってあるものの、具体的なスペックはよくわかりません。いくつかの機器で確認した限りでは、最大2Aのようです。

Aliexpressでは、同様の「巻取り式」「コネクタ部分も完全収納」「スマホスタンドにもなる」というタイプで、いくつかの形状のものが販売されています。ご覧のように「絶対絡まない」形状なので、性能面では基本的な充電機能があればよい、というなら、かなりおすすめできるタイプです。下記リンクは私が購入したところですが、同等品が膨大にあるので、適宜そのときの価格と出品者の信用度を勘案してください。

携帯電話とデータ用の3-in-1格納式usbケーブル

カバー付き折りたたみ式

folderble_01
これが、現在の私のファイナルアンサーとなっている、最もお気に入りの製品です。これも、Aliexpressで購入。材質はプラスチックで、実際の質感は画像で見るよりチープです。ただしケーブルは編み込み素材による保護なので、断線への耐性はそれなりにありそう。ケーブルとしての性能面では、対応電流は最大3Aで、データ通信には対応していません。

folderble_02
開けると、このようになっています。こういう、挟み込み収納型にもさまざまな形状があり、ものによってはケーブルの出し入れがやりにくいものもあるんですが、この製品の場合はケーブルの弾性と収納部分がぴったりハマるので、しまうときもさほどガチャガチャせずに、スッとはめ込めます。

folderble_03
一方、形状が複雑な分、しまうときはスッキリなんですが、つなぐときはややごちゃごちゃします。なお、ストラップ部分は、ケーブルの一部なので、帯を移動することで多少長さの調節が効きます。とはいっても、それほど長くはなりません。ただ、個人的にはこれで不自由していません。

folderble_04
この製品の何が気に入っているかというと、もちろん、非常に絡みにくいということ、そして何より、薄くて縦長の形状のために、カバンの内ポケットなどに入れたときに、他のものとごっちゃにならずにとても取り出しやすいということです。サイズ的に、スマホと一緒に突っ込んでおくのにもちょうどよい。抜群の取り回しの良さで、カバンの中に小物を色々と入れている人には、特におすすめできます。

下記リンクは、私が購入したものになります。Aliexpressなので、値動きが激しく、同等品や形状の違う類似品も膨大にあります。価格や信用度を勘案の上で選ぶとよいと思います。

マイクロUSBケーブルタイプC,3 in 1,急速充電ナイロンケーブル

3.まとめ

ここ数年間で、あれこれ探しながら実際に使ってきたポータブル用ケーブルを並べてみました。ポータブル用ケーブルに、充電性能の高さを求めるのか、データ転送能力を必要とするか、絡みにくい形状を重視するか、これらは、使用環境次第で人それぞれだと思います。一方で、そういったニーズに応えて、探してみると実に様々な形状のケーブルがあるものです。

特にAliexpressは、アイデアの宝庫ですね。実に多種多彩な形状のケーブルが販売されていて、選ぶだけでも楽しい。いちおう注意を喚起しておくと、Aliexpressは、さまざまな出品者が出品しており、その信用度は出品者によりまちまちです。個人的に、今回取りあげたような安くてちょっと面白い小物をAliexpressでかなりたくさん買っているんですが、その経験からすると、価格が安いというだけであまり販売実績のない出品者に注文した場合、まともに発送されないことが何度かありました。システム上、お金は帰ってくるので(状況により請求手続きが必要な場合もあります)、悪意があるというよりは、うまく回っていない、もしくはただいい加減なんじゃないか、という感じですね。こういうノーブランドの小物は、なかなか信用ある「トップブランド(Aliexpressの基準でのメーカー直営店や公式販売代理店)」の出品者は扱っていないので、やはり、ちゃんと出品者の販売実績を見た方がいいでしょう。

たかがケーブル、されどケーブル。ぜひ、自分の環境にぴったりにケーブルを探してみてください。

スポンサーリンク