AMD Radeon 5700XTは、NVIDIA Geforce GTX 1070から買い替える価値があるか?実機を購入したので性能比較します!(実機レビュー:takumi)

AMD Radeon 5700XT
こんにちはtakumiです。AMDの説明会についての記事の時に「Ryzenの情報ばっかでRadeonはどうしたんだよ」って思った方、少なからずいるんじゃないかと思います(私も当日現地でそう思ってました)。まあそういう経緯もありましてですね・・・つい買っちゃいましたよ・・・AMD製GPUの最新モデル「Radeon RX5700 XT」を。解禁日の7/7の21時くらいにアキバのツクモに走って買いに行きました(解禁時刻は19時だったんですが、その時自分は仕事してました)。

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コアゲーマーの方などはもう既に各サイトさんなどでベンチマーク結果を閲覧されてるかと思いますが、ウィンタブでも独自形式でベンチマークや性能テストを行い、その結果をお見せしたいと思います。他サイトさんでは比較対象は多種多様ですが、今回は説明会の時に日本AMDが話していた「数年前に新調した構成」という部分に焦点を当て、今現在でもシェアが高いと思われるであろうGPU「NVIDIA Geforce GTX 1070」と比較してどれ程の性能向上を果たしているのか、買い替える価値があるのか、を探っていきたいと思います。

1.スペックと外観

AMD Radeon 5700XT

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スペックは上の通りになります。うん、よく分からないって感じの方多いと思います。注目してほしい部分と言えば、クロック数(純粋な性能に関わります)と、メモリタイプ(GDDR5と6では速度に差があります)ですね。後はTDP(消費電力)も考慮するべきかなと思います。RX5700XTのほうが勿論性能は高いですが、その分消費電力も高いです。自分のPCに組み込む場合は電源の容量を考える必要があります。

AMD Radeon 5700XT
ここからはRX5700XTの外観を詳しく見ていきましょう。今回購入したのはPowerColor製のリファレンスモデルで、外排気シングルファンが搭載されています。右上部が湾曲していますが、これはAMDのCEOがカードの金型をうっかり手で握った際に曲がってしまったデザインをそのまま採用しているらしいです(もちろん嘘です)。

AMD Radeon 5700XT
背面にはコア部分が開けたバックプレートが搭載されており、耐衝撃性と熱放出に一役買っています。

AMD Radeon 5700XT
AMD Radeon 5700XT
端子もスペック表通りですね。

AMD Radeon 5700XT
今回、性能比較を行った「MSI Geforce GTX 1070 GAMING Z 8G」とサイズ比較してみました。GPUのコアクロックを引き上げ、電源回りも補強を行っているモデルになります。これに伴い、補助電源も8ピン+6ピンに増強されています。

AMD Radeon 5700XT
RX5700XTを「GPU-Z」で閲覧したところです。詳細情報はこちらの画像でご確認ください。

2.性能テスト

それでは性能テスト結果を見ていきましょう。今回テストに使ったマシンは以下になります。

マシン1:RX 5700XT

・CPU:Intel Core i7-6700K
・MB:MSI B150 PRO-VDH
・RAM:DDR4-2133 8GB×4
・SSD:Crucial CT480BX200(480GB SATA)

マシン2:GTX 1070

・CPU:Intel Core i7-6700K
・MB:ASUS Z270-F STRIX GAMING
・RAM:KLEVV KD4848GU880 8GB×2 (Intel XMPで3200MHzまでオーバークロック)
・SSD: CFD PG2VN(1TB NVMe)
※GPUはライザカードを介して接続

「何故環境を統一しないんだ」とツッコまれそうですが、ちょっと環境的なものがありまして、ライザカードを介して接続しているのですが、RX5700XTではDX12(TimeSpyとNightRaid)以外のアプリが起動できなくなってしまい、やむを得ずマシンを変えました。正確性には欠けますが、一種の参考として頂ければと思います。参考までにFF15でライザカードの有無を比較したところ、100程度のスコア差が出ました。

なお、以下のベンチマークスコアの画像は、どれもクリックで拡大表示されます。

AMD Radeon 5700XT

Radeon 5700XT


AMD Radeon 5700XT

GeForce GTX1070

まずはDX12テストのTimeSpyです。グラフィックステストでは10~20fps程度の差、CPUテストでも僅かにスコアが上がっています。総合スコアは2000ほど差があります。

AMD Radeon 5700XT

Radeon 5700XT


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GeForce GTX1070

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DX12の軽量ベンチマークNightraidでは6000程のスコア差があります。フレームレートは100程の差があるようです。

AMD Radeon 5700XT

Radeon 5700XT


AMD Radeon 5700XT

GeForce GTX1070

DX11テストのFireStrikeでは、TimeSpyよりも差が開き4000ポイントの差が開きました。フレームレートは40fps程の差があります。

AMD Radeon 5700XT

Radeon 5700XT


AMD Radeon 5700XT

GeForce GTX1070

DX11軽量ベンチ、SkyDiverではこちらも4000程の差が出ました。フレームレートは90~110fps程度の差が出ています。

AMD Radeon 5700XT

Radeon 5700XT


AMD Radeon 5700XT

GeForce GTX1070

NVIDIA向けに最適化されている「ファイナルファンタジー15」では、1000ポイントの差があります。実際のプレイでは大きな差は感じないと思います。

AMD Radeon 5700XT

Radeon 5700XT


AMD Radeon 5700XT

GeForce GTX1070

※DX12モードで起動
AMD(Ryzen&Radeon)向けに最適化されている「ディビジョン2」ですが、なんとこちらでは2倍近くのスコアが出ています。フレームレートも2倍出ています。ただこれはメモリ容量の差もある可能性があるので、メモリ16GBの場合には9000くらいだと思われます。

AMD Radeon 5700XT

Radeon 5700XT


AMD Radeon 5700XT

GeForce GTX1070

特に最適化等はされていないDX12エンジンのForza Horizon4ですが、こちらでもフレームレートに差が出ています。ただ、RTX2080Tiでもここまでのフレームレートが出ていないので、メモリ容量の差は大きく出ていると思います。

使用時の温度と騒音ですが、シングルファンにしてみればRX5700XTの発熱は60度台とかなり低いです。ただしその代わり、ファンの回転数をデフォルトでは高めに設定しているので、静音タイプのケースに入れてない場合ではファン音はかなり気になるかもしれません。(遮音性の高いヘッドホンやイヤホンなどを使用している場合は別ですが)

3.まとめ

今回性能の純粋比較はTimeSpyとNightRaidのみですが、大体どのくらいの差が出ているかというのはわかると思います。NVIDIAに最適化されたFF15では性能向上は体感できませんでした(恐らく、FortniteなどのNVIDIA最適化タイトルではRTX2060SUPERとほぼ同等と思われます)が、最適化されているゲーム(ディビジョン2以外にも、QuakeChampionsやファークライの5以降のシリーズなど)であれば、大きく性能差を感じることができると思います(環境とゲームによってはRTX2070SUPERを超えるとも言われています)。

今回はCPUが非力なためボトルネックを感じるシーンが幾つかありましたが、CPUを強力なものに変更すれば、もっと効果を感じられるかもしれません。少なくとも自分はディビジョン2の数値を見て「買い替えて良かったな」とは思いましたが、性能に満足できるかどうかは1にも2にもプレイするゲームなので、対応表をよくご確認いただくのが良いかと思います。あと、NVIDIA製品と比較して若干価格が安めなのも嬉しいですね。RTX2070SUPERは6~7万円台なのに対し、RX5700XTは4万後半~5万前半と安価です。微々たる差ではありますが、RTX2070SUPERはハイエンドランクの製品ですので、その一個下、ミッドハイランクの製品群では非常に大きな選択肢になってくると思います。

プレイするタイトルに大きく左右されますが、最適化が施されているタイトルをプレイするならば、「Radeon RX 5700XT」は採用する価値が大いにあるグラフィックボードだと思います。

4.関連リンク

RX5700XT:AMD 公式サイト

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