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ASUS ZenFone 4 Selfie/ZenFone 4 Selfie Pro - 5.5インチイン側にデュアルカメラ搭載!これが一番受けるかも

ASUS ZenFone 4 Selfie
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回もまたASUSが8月17日に台湾で発表した「ZenFone 4シリーズ」の紹介です。「ZenFone 4 Selfie」と「ZenFone 4 Selfie Pro」について書きます。なお、前回の記事では「ZenFone 4」と「ZenFone 4 Pro」を紹介していますので、よろしければそちらもあわせてご覧ください。
ASUS ZenFone 4 シリーズ - あのZenFoneにニューモデル、ワイドバリエーションでカメラにも期待大よ!

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たまに引き合いに出す「うちの子(高校生の女の子でパソコン知識ゼロ。iPhoneさえあれば幸せ)」ですが、彼女ご自慢のiPhone 7(ストレージ128GB)の使いみちを聞いてみたら、「ゲームはひとつもやらない」ということなんですよ。本当に一切やらないらしいです。LINE系のパズルゲームすら興味ないとのこと。

でも彼女は毎日iPhoneばかり見ていて、毎日必ず母親に雷を落とされています。「じゃあ、何に使ってるのさ?」と聞いてみたら、「LINE(想定通り)」「Instagram(想定通り)」「Twitter(想定通り)」、あとは動画系のWebサービスを使っているようです。また、「余計なアプリは入れない。iPhoneが容量不足になるから」とのこと。「いやだって君のiPhoneはストレージ128GBじゃないか。そう簡単にはいっぱいにならんでしょ」と言い返すと、「確かに今は余裕があるけど、写真が撮れなくなると困る」とのことでした。

あと、こんなことも言ってました。「友達の中に、一人だけAndroidスマホの子がいるけど、その子は自分の写真を友達のiPhoneで撮ってもらってる。だからAndroidでも何とかなるって。」と。それはちょっと侮辱しすぎじゃないのか?高性能なAndroid機を知ってんのか!と思いましたが子供相手にキレても仕方ないので、我慢しました。

女子高校生にもいろんな人がいると思うので、うちの子が特殊なだけかもしれません。男子ならまた別の使い方になるでしょうし。でも、本人も友達も「カメラが使えなければ意味がない」という考えですし、特にインカメラ(自撮りするため)は極めて重要な位置づけになっているようです。そして、「iPhoneのカメラが最高」だと思ってますね。また、ゲームにあまり関心がないせいもあってか、CPU性能とかにも無論着です。

ちょっと前置きが長くなりましたけど、若い人に増えているであろう、「とにかくカメラ(しかもインカメラ)」というニーズをよく考えているのがこの製品「ZenFone 4 Selfie / Pro」なんじゃないかと思うんですよね。

1.スペック

ZenFone 4 Selfie

OS: ZenUI 4.0(Android 7.1)
CPU: Qualcomm Snapdragon 430
RAM: 4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 5.5インチIPS(解像度不明)
SIM: nanoSIM × 2
通信バンド: LTE B1/3/5/7/8/18/19/26/28
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth4.0
入出力: microUSB、オーディオジャック
カメラ: イン20MP + 8MP / アウト16MP
バッテリー: 3,000 mAh
サイズ: 155.66 x 76.2 x 7.85 mm / 144 g

まずは「ZenFone 4 Selfie」から。OSは最新のZenUI 4.0と、他のZenFone 4シリーズと同じものになっていますが、CPUがSnapdragon 430と、Antutuスコアが約4万点ほどにとどまるエントリー~ミドルスペックのものになっています。「ちょっと心もとない」と考えてしまう人が多いと思いますが、それもあって長々と前フリを書かせていただきました。

この製品はCPUじゃないです。カメラです。それもインカメラ。イン側のカメラこそが「メインカメラ(ASUSはMain Selfie Cameraと表記しています)」で、なんとデュアルレンズ、画素数も20MP + 8MPです!ちなみにアウト側が「リアカメラ(ASUSではRear Cameraと表記)」と呼ばれ、もはやメインという位置づけではなくなっています。シングルレンズになりますが、それでも画素数16MPなので、決して低性能なものではありません。つまり、イン側、アウト側ともSnapdragon 430機のカメラ性能ではなく、イン側に至っては「業界最高水準(未検証)」と言っていいレベルです。

要はスムーズにカメラが操作できてSNSやクラウドストレージにアップできればいいわけで、あとは画像加工アプリですが…、この先出てくるアプリによるのでなんとも言えませんね。製品特性を考えると、CPUのスペックが低くて心配なのはこの点が一番大きいかもしれません。

あと、この製品は5.5インチですが、解像度がASUSのグローバルサイトに公開されておらず、各種情報サイトを見ても確実な情報がありません。多分FHD(1,920 × 1,080)だと思うんですけど…。

また、サイズは他のZenFone 4シリーズと大差ありませんが、シリーズ中で最も低価格ながら厚さは8 mmを切っていますし、重量144 gというのはかなり軽いといえます。筐体については後述しますが、女性顧客を意識しているのかもしれませんね。

ZenFone 4 Selfie Pro

OS: ZenUI 4.0(Android 7.1)
CPU: Qualcomm Snapdragon 625
RAM: 3GB/4GB
ストレージ: 64GB
ディスプレイ: 5.5インチ有機EL(1,920 × 1,080)
SIM: nanoSIM × 2
通信バンド: LTE B1/3/5/7/8/18/19/26/28
ネットワーク: 802.11 b/g/n、Bluetooth4.0
入出力: microUSB、オーディオジャック
カメラ: イン24MP + 5MP / アウト16MP
バッテリー: 3,000 mAh
サイズ: 154.02 x 74.83 x 6.85 mm / 147 g

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続いてZenFone 4 Selfie Proです。「おお、これはすごい!」と思いました。OSは他のZenFone 4と同様にZenUI 4.0でCPUはSnapdragon 625です。このCPUは2017年のミドル~ミッドハイクラスのスマホによく使われているもので、Antutuスコアが6万点台前半くらいです。なので、ゲームアプリなどで遊ぶ場合でもよほど凝ったものでなければ大丈夫だと思います。

RAMは3GBと4GBが選べるようです。ProがつかないZenFone 4 Selfieでも4GBあるので、ここはちょっとチグハグな印象ですね。カメラとRAMの因果関係については私もよくわかりませんが、あるいは長めに動画撮影をしたりするとRAMの差が出てくるのかもしれません。ストレージは64GBと、他のZenFone 4シリーズと同じです。

で、「すごい」と思ったのはディスプレイとサイズ感です。ディスプレイは5.5インチの有機ELが採用されていて、ハイエンド機と同じ水準になっています。そしてサイズですが、厚さが7 mmを切っています!そして、重量も147 gと、5.5インチのスマホとしては大健闘していると思いました。

カメラについてはZenFone 4 Selfieと同様にイン側がメインという扱いで、24MP + 5MPのデュアルレンズ、アウト側(こっちがサブですね…)も16MPと高精細です。ASUSはカメラに独自技術をふんだんに投入しているので、単に画素数が大きいだけでなく、撮影品質も非常に高いと思われます。

2.筐体

ZenFone 4 Selfie

ASUS ZenFone 4 Selfie
まずZenFone 4 Selfieから。と言ってもこの製品とZenFone 4 Selfie Proは見た目が非常に似ており、リアカメラの位置が微妙に違うくらい(これもかなりわかりにくい)です。でも、前面の上部にデュアルレンズがしっかり配置されているのがわかります。

また、前面は他のZenFone 4と同様2.5D曲面でゴリラガラスが使われています。筐体素材は不明ですがメーカーによれば「metallic finished body」となっているので、「じゃプラスティックね」と思います。しかし、素材というよりも仕上げの質感が大切ですし、筐体重量も軽く、そして薄くなっているので、高く評価していいと思います。

ASUS ZenFone 4 Selfie
筐体色はとてもカラフルです。「サンライトゴールド」「ローズピンク」「ディープシーブラック」「ミントグリーン」の4色展開で、女性ユーザーにも歓迎されるのはないでしょうか。

ZenFone 4 Selfie Pro

ASUS ZenFone 4 Selfie Pro
続いてZenFone 4 Selfie Proです。こちら、見た目はZenFone 4 Selfieとほとんど見分けがつきません。しかし、厚さが6.85 mmと非常に薄くなっています。メーカーによれば「NMT(Nano Molding Technology)」が使われており、筐体素材も「メタルのユニボディ」とのことです。

もちろん前面は2.5D曲面のゴリラガラスが使われています。個人的な印象ですが、この製品の筐体はかなり出来がいいのではないか、と思われてなりません。手に取ったら欲しくなるかも。

ASUS ZenFone 4 Selfie Pro
筐体色は「サンライトゴールド」「ルージュレッド」「ディープシーブラック」の3色となります。いいですねー、鮮やかなレッド。

3.価格など

ASUS ZenFone 4 SelfieとZenFone 4 Selfie Proはまだ日本での発売日が決まっていません(発売されるのは確実と思われます)。北米における想定価格はZenFone 4 Selfie Proが379ドル(約41,000円)、ZenFone 4が279ドル(約30,000円)です。

日本発売時の価格がどのくらいになるのかはわかりませんが、新しく発表されたZenFone 4シリーズの中では個人的にこの2機種が最も気になります。特にProのほうは筐体も薄くて軽いし、スペックも十分満足できるレベルなので、思わず欲しくなってしまいますね。この2機種であればもうiPhoneのほうがカメラがキレイとは言われないと思います。なので、自撮り派にはおすすめですね!

4.関連リンク(ASUSグローバルサイト)

ZenFone 4 Selfie (ZD553KL)
ZenFone 4 Selfie Pro (ZD552KL)

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コメント

  1. こぶ平 より:

    こんばんわ。
    すごいですね、自撮りがデュアルで外がシングル!
    でも、アジア圏の自撮りにかける情熱の凄さはあなどれませんものね。

    カメラの写りと言えば、身の回りの女子に一部S7ユーザがおり、
    彼女たちいわく、iPhoneより写りが良いのだそうです。(実際確かめたわけではないので想像)
    それって、AMOLEDで鮮やかに盛(略)とか思わないでもないのですが
    その点でもこれのPROは装備が良い印象です。

    • wintab より:

      こぶ平さん、こんにちは、コメントありがとうございます。考えてみれば、うちの子のまわりに最新のAndroid機を持ってる子はいないはずなんです。だって、機種変で100%iPhoneになっちゃうから…。なので、余計に誤解は深まる一方です。

  2. げーまー より:

    娘さんのお話、とても興味深く読ませていただきました。最近の女子高生の間ではandroidってそんな扱いなんですね。カルチャーショックです(笑)
    ただ、そのようにカメラ機能を重要視する客層がある一方で、自分のようにスマホのインカメラを使ったこともないという人間も多いはずです。メーカーには是非そのどちらにも対応できる製品群を発売してほしいところです。
    今回のZenFoneがSelfieに特化したモデルということで、次は逆にインカメラなしの高スペックモデルなんかも出たらいいなあと思います。(あと一眼カメラ好きとしてはもっと一眼が普及してほしいですね…。)