こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。もともと「Windows タブレット情報」がメインテーマなのですが、世の中の流れとか私の興味の広がり、というのもありまして、ノートPCやスティックPC、スマートフォンにまでジャンルを広げております。でも、一応自分としては「手出し無用」の分野も決めていて(今のところですけど)、iOS、Mac、そしてデスクトップPCについては基本的に記事を書きません。
で、今回紹介する「GIGABYTE BRIX」は超小型ながら、ジャンルとしては「デスクトップPC」になるんだろうと思います。非タブレットとしてスティックPCの記事を書き始めたら、その延長線上ともいえる位置づけにTV BOXがあり、その延長線上にミニPCがあり…という「話の流れ」です(どのジャンルが一番古いとか新しい、という意味ではなく、私の視野がそうなった、という意味です)。PIPO X10やGOLE 1みたいな製品を見ていると、もはやタブレットとノートPCとデスクトップ、というはっきりした区分も怪しくなっているのかもしれませんね。
すみません、前置きが長くなりました。GEGABYTEといえばマザーボードとかが有名で、あまり完成品メーカーというイメージがありませんが、完成品やベアボーンも作っています。今回紹介するBRIXも全くの新製品というわけではなく、GEGABYTEの主力ベアボーンシリーズです。自分で好みのRAMやストレージ、OSを調達する半完成品という位置づけですね。しかし、今回紹介するのは型番「GB-BSi7HT-6500-QA-BW」というもので、OS、RAM、ストレージが最初から搭載されている「完成品」のPCです。
1.スペック
スペック表を確認すると、小型サイズとはいえ中身はデスクトップ…と思いきやCPUはウインタブがモバイルノートPCを紹介する際に使われているCore i7-6500Uですね。つまりノートPC用の製品です。RAMは4GB、ストレージは120GBが標準搭載されていますが、もともとベアボーンであるという製品の特性上、RAMは空きスロットが1つあり、(標準の4GBを取り外す必要がありますが)最大で32GBまで搭載可能です。また、ストレージも標準では128GBのM.2 SSDがついていますが2.5インチサイズのSSDもしくはHDDが増設可能となっています。プリインストールされるOSはWindows 10 Proですね。なんとなくわかるような気がする、というかそんな雰囲気の製品ですもんね。
また、この製品のセールスポイントはThunderbolt 3対応のUSB Type-Cポートがついていることです。Thunderboltはデータ伝送速度が早く、これまたこの製品らしい、と言えそうです。他の入出力ポートに関してもデスクトップPCとしての水準は十分満たしていると思います。
2.筺体
トップ画像を再掲します。ご覧の通り、非常にコンパクトなサイズ感で、中国のTV BOXみたいな感じですね。サイズは46.8 x 112.6 x 119.4 mmということなので、中国のTV BOXの多くとタテ・ヨコサイズはいい勝負、厚みがややある、という感じです。残念ながら重量は公表されていません。
おそらく画像上から前面、側面、背面ということになると思います。拡張性の高さがうかがえますね。
ディスプレイの背面に装着できるVESAマウンタが同梱されており、省スペースなオールインワンPC的な使い方も可能です(VESA対応のディスプレイである必要があります)。
3.価格など
「GIGABYTE BRIX GB-BSi7HT-6500-QA-BW」は10月15日の発売予定で、おそらくAmazonなどでも購入が可能と思われます。価格は税込みで119,800円となっています。この製品はベアボーンとしても購入可能(その場合OS、RAM、ストレージは自分で用意する必要があります)で、「GB-BSi7HT-6500」という型番になります。
119,800円という価格は正直言ってやや微妙な感じがするのですが、RAMやストレージの増設ありき、という人がとりあえず完成品を購入したい、というニーズで購入するのはありだと思います。また、システム構成に手をいれることができる上にサイズが非常に小さく、オールインワンPC的にも使える、というのがありますから、単に割高、というべきではないでしょうね。
4.関連リンク
GIGABYTE、Windows 10 Pro搭載Thunderbolt3対応BRIXを発売開始:GIGABYTE 公式サイト ニュースリリース
コメント
この手の製品はコンシューマー用Windowsではなく、サーバーOSやLinux、ハイパーバイザーをインストールして家庭内サーバーとして使うのが常道ですね。