BTOパソコンメーカーのFRONTIERがゲーミングノート「VNRシリーズ」と「XNRシリーズ」を発表しました。両者は外観及び筐体サイズが共通ですが、搭載GPUとディスプレイの仕様が異なります。
1.スペック
FRONTIER VNR/XNR | |
OS | Windows 11 Home / Pro |
CPU | Intel Core i7-13700H |
外部GPU | VNR:GeForce RTX4050 Laptop GPU XNR:GeForce RTX4060 Laptop GPU |
RAM | 16GB/32GB/64GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 500GB/512GB/1TB/2TB SSD(NVMe) M.2 SSD増設可(最大2TB) |
ディスプレイ | VNR:15.6インチ(1,920 × 1,080)144Hz XNR:15.6インチ(2,560 × 1,440)165Hz |
ネットワーク | Wi-Fi 6E(ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth5.3 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C×2、USB3.2 Gen1 Type-A、USB2.0 Type-A HDMI、MiniDisplayPort、イヤホンジャック マイクジャック、microSDカードリーダー、LAN(RJ45) |
カメラ | Webカメラ(98万画素) |
バッテリー | 15.4V/3,410mAh/54Wh (VNR:動画再生約4.2時間/アイドル約7.6時間) (XNR:動画再生約3.6時間/アイドル約6.5時間) |
サイズ | 359.5 × 238 × 22.7 mm |
重量 | 2.0 kg |
VNR、XNRとも注文の際にシステム構成のカスタマイズができます。OSはWindows 11 HomeとProを選択でき、CPUは第13世代のCore i7-13700Hのみの設定です。
GPUはVNRがGeForce RTX4050 Laptop GPU、XNRがGeForce RTX4060 Laptop GPUで、ここもカスタマイズ項目ではありません。RAMは16GBから最大64GBまで搭載可能、SSDは500GBから2TBまで、また別途M.2 SSDを最大2TBまで増設注文可能です。
ディスプレイは15.6インチでVNRが1,920 × 1,080解像度でリフレッシュレートは144Hz、XNRが2,560 × 1,440解像度でリフレッシュレートは165Hzです。
…一目瞭然かと思いますけど、VNRが下位モデル、XNRが上位モデル、ということですね。
2.筐体
VNRとXNRは同一筐体と思われます。サイズと重量が全く同じで外観も見分けがつきません。ディスプレイのアスペクト比は16:9とオーソドックスで、ベゼル幅も比較的細めですね。
天板は「完全無地」ですが立体感のある造形です。見た目の派手さはないものの、ゲーミングノートらしい力強さが感じられます。
キーボードです。「日本語キーボード 107キー(キーピッチ約18.2mm /キーストローク約1.8mm±0.2mm )(テンキー有り)」と開示されており、バックライトも搭載しています。バックライト色の変更も可能ですが、メーカーサイトに詳しい説明はなく、おそらく「1ゾーン(キーボード面が単色で光る)」で色数も限定的かと思われます。
また、配列も素直と感じられますが、Enterキーの下にある右SHIFTキーがやたらと小さいのがちょっと気がかりですね。
VNR/XNRは背面にもポートがあります。背面にあるのはDC-INジャック、HDMI、USB Type-Cですね。USBポートは合計で4つ、映像ポートも2つあり、もちろん有線LANポートもついています。なお、この製品のUSB Type-Cポート(2つ)はGen2規格(伝送速度10Gbps)ですが、映像出力とUSB PDには対応していません。ご注意ください。
3.価格など
FRONTIER VNR / XNRはFRONTIER公式サイトで販売中で、10月29日現在の価格はVNRが189,800円から、XNRが214,800円から、となっています。ただし、最低価格のSSD容量がVNR:500GBであるのに対し、XNR:1TBであることにもご注意ください。
FRONTIER製品はマウスコンピューターと同様にMADE IN JAPAN(山口県製)で、サポートもしっかりしています。注文時にフレキシブルなカスタマイズもできますので、一度カスタマイズ画面で試算してみてください。