ソフトバンクコマース＆サービス CLIDE 8.9 － お買い得価格の9インチWindowsタブレット

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。ソフトバンク（正確にはソフトバンクコマース＆サービス）から新しい9インチ（正確には8.9インチですけど、この記事では9インチって書きます）のWindowsタブレット「CLIDE 8.9」が登場しました。2月3日から発売で、価格は税抜き26,800円、税込みだと28,944円となります。主に法人向けということですが、個人向けの販売も検討されているようです。なお、この記事を書いている時点（2月3日）では小売りをしているサイトは見つかっていません。価格が非常に魅力的なので、個人向けの販売があるものと推測して記事を書きます。

CLIDEという名称のタブレットはもともとテックウインドのもので、本機もテックウインド製です。先日、こんな記事を書きました。

テックウインド CLIDE 9 － SIMスロットつきの8.9インチWindowsタブレットが登場

ということで、このCLIDE 9のソフトバンク版が本機だよね、って思うでしょ？実はスペックは似てますけど「別物」です。どちらも価格競争力のある製品なので、購入を検討している人は相違点をよく確認しておきましょう。

1.スペック

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スペックについて、テックウインド版のCLIDE 9との相違点を説明します。

・ストレージはテックインド版が64GBであるのに対し本機は32GB
・入出力ポートは本機のみフルサイズのUSB2.0ポートあり
・GPSはテックウインド版にはあり、本機にはなし
・スタイラスペンがテックウインド版にはつかず、本機のみ付属
・アウトカメラがテックウインド版は5メガピクセル、本機は2メガピクセル
・SIMスロットはテックウインド版にはあり、本機にはなし
・サイズは若干本機のほうが大きく、15gほど重い

重さが15g違うとかはいいとして、特にストレージ容量とSIMスロットに関してはうかつに購入してしまうと「こんなはずじゃなかった」ということになりかねませんので、事前によく確認しておいたほうがいいです。

おそらくこの2機種、OEMとかじゃなく、「全く別の機種」と捉えたほうがいいと思います。筐体を見ても、本機は筐体表面にWindowsボタン（おそらくセンサー式）がありますが、テックウインド版にはありません。

2.価格は激安だが…

上にも書きましたが、価格は激安といっていいレベルです。本機は税込みで28,944円、テックウインド版CLIDE 9は2月中旬発売とのことで価格は公表されていません（週アスPLUSの記事だと税抜き31,800円、税込み34,344円）。絶対的低価格、ということでは本機はかなり魅力的に映りますが、上に書いてきたように、スペックにかなりの相違点があることに注意しましょう。

それと、本機に限った話ではないのですが、低価格タブレットでOfficeがプリインストールされていない場合、別売りでOfficeを購入すると思わぬ高価格（2万円以上）となることがあるので、タブレットでOfficeを使うことが決まっている場合はOffice込みでの価格を事前にチェックしましょう。一部、Officeを同時に購入するとプラス5,000～8,000円とかになる場合もありますが、それは実際に販売されてからでないとわかりません。

ともあれ、テックウインド版CLIDE 9の紹介記事でも書きましたが、9インチサイズのWindowsタブレットはあまり見当たりません。他にはドスパラの「Diginnos DG-D09IW」くらいでしょうか。ドスパラを含め、この3機種はそれぞれに個性がありつつみんな激安なので、選択肢は少ないながらも購入しようと思っている人にはうれしい悩みになりそうです。

タブレットのサイズバリエーションが増えるのは私たち消費者にとっても選択肢が広がるので大歓迎ですよね。そして、テックウインド社にせよ、7インチタブレットで話題になったgeaneeにせよ、どんどん挑戦的な製品をリリースしてもらえるとうれしいです。実機貸してくれるともっとうれしいですけどねw

3.関連リンク

オリジナルWindows® タブレット「CLIDE 8.9」を発売：ソフトバンクコマース＆サービス　プレスリリース
CLIDE 8.9：IT-EX.com製品紹介ページ
テックウインド、ソフトバンク コマース＆サービスオリジナルモデルのWindows® タブレット「CLIDE® 8.9」を発売：テックウインド　プレスリリース