
それっぽく見えますが、創作画像です
Microsoftが3月28日(現地時間に)ブログ記事を投稿し、「Windows 11 Insider Preview ビルド 26200.5516 (Dev チャネル)」のリリースを発表しました。主な内容はAI機能に関する強化ですが、正直なところウインタブではこれまでDevチャネルはもちろん、Release Previewチャネルの記事すらほとんど扱っていません。そのため、今回のアップデート内容も最初はスルーしかけていました。
該当のリリースはこちらです
Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26200.5516 (Dev Channel):Windows Blogs
しかし、一点「非常にまずいこと」がサラッと書かれていたんですよね。
The bypassnro.cmd script used to bypass network requirements during setup has been removed.(意訳:初期セットアップ時にネット接続をスキップできる「bypassnro.cmd」スクリプトが削除されました)
つまり、ビルド 26200.5516では初期セットアップ時にインターネット接続が完全に必須となり、ローカルアカウントでのセットアップが実質不可能になるということです。
ウインタブではこれまで「Windowsの初期設定時にはローカルアカウントを強く推奨」してきました。初期設定でMicrosoftアカウントを使うこと自体は別に構わないのですが、問題なのは「OneDriveが勝手に同期を仕掛けてきて、容量が圧迫される上に、フォルダ体系がめちゃくちゃになってしまう(スクリーンショットフォルダがOneDrive側に出来てしまったなど。実際に私のメインPCでこれを経験しました)」ことです。
この件についてはかのあゆさんも問題提起の記事を書いています。
Windows 11の初期設定でOneDriveの同期・クラウドバックアップ機能が強制される…。はっきり言ってこれは困るぞ!
さて、ここで「Devチャネルって?」ということについて少し触れます。WindowsのInsider Previewには「Canary、Dev、Beta、Release Preview」の4つの段階があり、Canaryが最も初期段階(不具合多数)、Dev、Betaと進むにつれて安定性が増し、Release Previewはほぼ製品版と同等とされます。
つまり、この記事で言っているビルド 26200.5516はこのあとBeta、Release Previewに移行し、早ければ、というか高い確率で年末に25H2(だと思います)として製品版となります。この過程でbypassnro.cmdが復活する可能性もありますので、いまはそれに期待したいですね。
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