こんにちは、かのあゆです。スマートフォンやタブレットを乗り換えた際、以前使用していた端末が手元に残っている方は多いのではないでしょうか。所謂「ガジェクラ」と呼ばれているガジェットが好きな人たちはそのまま端末コレクションに加えるという例も多々あるのですが、ほとんどの人は使いみちに困っているケースのほうが多いかと思われます。
この記事ではそんな古い端末の有効活用方法を紹介したいと思います。意外と便利な活用方法があるので机の引き出しに古いスマートフォンやタブレットが眠っている方の参考になれば幸いです。
目次
1.小型タブレットやゲーム機として活用する
基本的にSIMを挿入してデータ通信を行うスマートフォンやタブレット製品に関してはSIMカードを挿入していない場合も端末としての利用は可能です。古いキャリア端末や少し前のiOS端末では契約解除済みだとSIMカードなしでは最低限の機能しか利用できなくなってしまうケースも存在しますが、ここ数年販売されている端末であれば原則キャリアモデル、SIMフリーモデルともにSIMカードを挿入しない状態でも利用可能です。
その場合、スマートフォンに関してはかつて存在した「電子手帳」や「PDA」といった端末たちと同じ状態となり、ネットに接続するには別途Wi-Fi環境は必要になるものの、スケジュール管理やOffice文章の観覧や編集などに関してはオフライン環境でも利用可能です。
もちろんWi-Fi環境があれば通常通りWEBブラウジングやYouTubeなどの観覧も可能です。純粋なPDAという製品が市場から消え去ってすでに10年以上が経過しますが、古いスマートフォンやタブレットはまさにかつての電子手帳やPDAとして運用することが可能です。スケジュール帳代わりに運用するとスマートで便利だと思います。
また、携帯ゲーム機代わりとして活用するのも有用な活用方法です。特にここ数年のスマートフォンに搭載されているCPUやGPUの性能はかつて販売されていたソニーのPlayStation Vitaや任天堂3DSといった携帯ゲーム機の性能を上回っており、現在Nintendo Switch Liteがかつての3DSのポジションを置き換えているとはいえ、ソニーは携帯ゲーム機から撤退していることやかつての携帯ゲーム機の位置づけをスマートフォンが置き換えつつあることということもあり、古いスマートフォンやタブレットを携帯ゲーム機として子供にプレゼントするのも悪くはないアイディアだと思います。
2.ミュージックプレイヤーやFMラジオ、携帯テレビ代わりとして活用する
近年スマートフォンでは高音質なハイレゾ音源をサポートしているものが増えてきています。そこで使わなくなったスマートフォンをiPod touchやウォークマンといったデジタルオーディオプレイヤー代わりに活用するのもなかなか面白い使い方です。
特にソニーのXperiaはウォークマン譲りの機能として圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートする「DSEE HX」や複雑な設定を行わなくても最適な音質に設定してくれる「Clear Audio+」といった機能が充実しています。
近年3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しないスマートフォンも増えてきているため、メインのスマートフォンとは別に買い替えで余ったスマートフォンにMicroSDカードを挿入してデジタルオーディオプレイヤー専用機代わりにしてしまいましょう。もちろんテザリングなどを活用すればSpotifyやApple Musicなどの音楽定額配信サービスも利用可能で、そもそもデジタルオーディオプレイヤー専用機にもiOSやAndroidを搭載しているものが存在するため、まさにうってつけの活用方法だと思います。
また、スマートフォンの中にはイヤホンジャックをアンテナとして使用することでFMラジオを受信することができるものも存在します。現在ではインターネットラジオ「Radiko」もありますが、災害時などモバイルネットワークが使えない完全オフライン環境でも各種ニュースなどを受信できるFMラジオ機能は非常に便利です。今ではFMラジオ受信機は持っていないという方も多いかと思われますが、使わなくなったスマートフォンを緊急時のラジオ用に保管しておくといざというとき役に立つかもしれません。
またキャリアが販売するスマートフォンやタブレットにはフルセグやワンセグチューナーを搭載している機種も多く、こちらに関してもオフラインで受信可能なことから携帯テレビとして活用することも可能です。
内蔵ストレージやMicroSDカードに番組を録画することも可能です。SIMフリー端末はテレビ機能を搭載していないものがほとんどで、2019年秋・冬モデルとして登場したキャリア販売スマートフォンでもテレビ受信機能は搭載しない端末が登場してきているので携帯テレビ代わりにワンセグ・フルセグチューナー搭載端末を手元に残すといいでしょう。
3.サブ機として運用する
近年格安SIMの運用価格もかなり下がってきており、データ通信SIMであれば3GBで1,000円未満から運用可能なものも増えてきています。本来の「スマートフォン」としての機能も活かすのであればこれらのデータ専用SIMを活用してサブ機として運用も検討してみるといいかもしれません。実際にかのあゆもメイン端末とは別に3台ほどデータ通信SIMを指して古い端末などをサブ機として活用中です。かのあゆの運用方法は「メインスマートフォンの充電中にサブ端末たちを使用する」という使い方です。近年充電中に使用してもバッテリーへの負担を極力抑えるように設計された端末も登場しているとはいえ、基本的にスマートフォンやタブレットに関しては充電中にゲームなど負担がかかる作業を行うとバッテリーの寿命を縮めてしまいます。特にヘビーユーザーの場合フル充電から半日でバッテリーを使い切ってしまうという方も多いかもしれません。そんな時にサブ端末があるとメイン端末は充電に専念させることができるのでバッテリーをより長く持たせるという意味でも重宝するかと思われます。
4.どうしても使い道が見つからない場合は売却という手も
どうしても古いスマートフォンの使い道が見つからない、メイン端末さえあれば十分というのであれば携帯キャリアショップや家電量販店などで無償回収してもらうという手段もありますが、この場合は廃棄処分に近い形になってしまうので極端に古いスマートフォンやタブレットでもなければショップに売却した方が金銭的な意味でもベストでしょう。XperiaやGalaxy、iPhoneといった人気端末であればよほど古いモデルでもなければ意外と高額で買い取ってくれるショップがほとんどです。ただし専門店でないと買取額が安くなってしまうケースも多いのでじゃんぱらやイオシス、GEOモバイルなどスマートフォン・タブレットを専門で扱っているショップに買取を依頼するといいでしょう。これらのショップの場合、近隣に実店舗がない場合でもオンラインでの買い取りに対応しています。
イオシス買取 : イオシス
じゃんぱら買取 : じゃんぱら
GEOモバイル買取 : GEOモバイル
また、メルカリやラクマ、Yahoo!オークションなどの個人売買を利用するのもおすすめです。ただし、コンディション説明の抜け落ちや付属品の欠品などでトラブルが発生するケースも多いため、その点には十分注意する必要があります。
端末を売却する場合、ディスプレイや筐体の傷が少ない方が高く買い取ってもらえるのはもちろんですが、元箱やUSBケーブル、マニュアルといった付嘱品が揃っていると満額で買い取ってもらえるため、売却するのであればこれらの付属品も用意しておきましょう。
5.まとめ
買い替えなどで手元に余ってしまった端末は処分や売却してしまうのも簡単でこそあるものの、思い出が詰まっていたりしてなかなか手放すことができず、机などで眠っているという方も多いかと思われます。
スマートフォンやタブレットはSIMを挿していない状態では電話機能は当然使えなくなってしまうものの、基本的にそれ以外の機能に関しては問題なく利用可能です。PDA代わりとしても、携帯ゲーム機としても、音楽プレイヤーや携帯テレビとしても活用可能です。一度机に眠っている古い端末をもう一回出してみて再活用してあげるといろいろな思い出も蘇ってくるかもしれません。
コメント
こんにちは、古いスマホの活用術
面白かったです。
自分も古い端末を捨てられなくてサブ機として使っている者ですが
よく考えたら 0sim + 古スマホ で簡易GPSロガーとかに使えそうですね
仕事で使っていてお役御免になったiPhone6sが音楽プレイヤーとして現役稼働してます。
iPhone系は再利用しやすいですね。
wifi が繋げて、SDカードが刺さるなら、ファイル共有アプリ入れてACアダプタ繋げっぱなしで小型NASとして使ってみるとか。転送速度と容量はお察しなので映像の保存や再生は向かないけど、書類のバックアップ等にすればいざという時に役に立つかも。ただ、バッテリーが劣化して膨らんだりしていないかはたまに見てあげないと危ないですけどね