Microsoftのプレスイベントが噂通り9月30日に開催決定

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。数週間前から噂になっていたMicrosoftのプレスイベントがこれまた噂通り9月30日にサンフランシスコで開催されることが正式に発表されました。この件については以前記事にしています。

著名なMicrosoftアナリスト、Mary Jo Foley氏がZDNetに寄稿した記事によれば、トップ画像の文言は招待状に書かれている内容であるとのことですが、what’s next for Windowsというのが次のWindowsを指す、というのはもちろんわかります。それ以外にenterpriseという文言があり、これも同氏によれば「ThresholdバージョンのWindows Server」だということです。

Windows Serverの話は置いとくとして、9月30日のイベントで明らかになりそうなことがらをもう一度確認しておきましょう。

1.Windows9（仮称）の概要発表
2.99ドルタブレットを始めとした打倒Android作戦の進捗
3.WindowsPhone情報
4.関連リンク

1.Windows9（仮称）の概要発表

画像出所：Neowin

このイベント、メインコンテンツがWindows9であることは間違いないと思いますが、その内容がどんなものになるのか、私の希望・妄想を含めてポイントを挙げてみます。

名称

これは、「Windows9」で決まりだと思います。一説によると「ただのWindows」だという話もありますが、どの海外メディアの記事を読んでみても、可能性として一番高いのが「Windows9」なのは間違いありません。ウインタブでもなかば既定路線であるかのように「Windows9」という用語を使っています。

バリエーション

現在、「Windows」の名を冠するOSとして「Windows8.1」「WindowsRT」そして「WindowsPhone8.1」の3つがあります。新OSのデビューに伴い、これら3つのOSが2つに統合される、つまりIntel（互換も含む）のCPU上で動くフルサイズのWindowsとARMプロセッサ上で動くWindowsRTとWindowsPhoneを統合したもの（以下、便宜的にARM版のWindowsといいます）の2種類が用意される、という説が有力です。

機能説明

上記の「バリエーション」にも関係するのですが、それぞれのWindowsがどのように進化するのか、機能説明は確実にあるはずです。今のところ、フルサイズのWindowsでは従来通りデスクトップとモダンUIの双方を備え、ARM版のWindowsではデスクトップを廃止し、モダンUIのみとなる、と言われています。その他、フルサイズのWindowsの場合でもチャームが廃止されるとか、キーボード付きのPCの場合はデスクトップがデフォルト画面でタブレットの場合はモダンUIがデフォルト画面になるなどと言われています。

さんざん動画やスクリーンショットが流出しちゃってますが、それでも新しいWindowsがどんな挙動になるのかは全然わかりませんから、機能説明のところはすごく楽しみですね。

流出画像や動画はこちら
Windows9のスクリーンショット（画面のコピー）が流出！－海外ニュースから
 Windows9の画面操作の動画も流出してたよ！－海外ニュースから
 Windows9のVirtual Desktop操作画面の動画も流出！－海外メディアから
 今度はWindows9の通知センターの操作画面の動画が流出－海外メディアから

テクニカルプレビュー版のリリース

はい、上記の通り、動画とかスクリーンショットがダダ漏れ状態なので、テクニカルプレビュー版のリリース準備が整いつつある、というのは理解できます。おそらくこのイベントでテクニカルプレビュー版のリリース発表もあるでしょう。

ここでの関心ごとは、「リリースされる対象がどこまでなのか」ということです。前出のMary Jo Foley氏によれば「希望すれば誰でもインストールできる」ということですが、本当にそうなら、私は進んで人柱になる用意はできています。

Mary Jo Foley氏の記事はこちら
Windows Thresholdのプレビュー版が9月末に！希望者はみんなインストールできそう

なお、9月30日時点でリリースが期待されるのはフルサイズのWindows版のテクニカルプレビューのみで、ARM版の方は2015年の1月か2月くらいになりそうです。

価格について

定価いくら、という話ではありません。MicrosoftはWindows8シリーズが商業的に失敗であり、WindowsXPのサポートが終了した現在でさえ、Windows8.1への乗り換えが進んでいないことを危惧しており、Windows7とWindows8（8.1）ユーザーに対しては、アップグレードを無償にすることを検討していると言われています。

なので、9月30日にはこの件について何らかの説明がある可能性が高いと思います。

2.99ドルタブレットを始めとした打倒Android作戦の進捗

今年のホリデーシーズンからAndroid陣営に対抗すべく、99ドルのタブレットや199ドルのノートPCをリリースするとの発表が前回のイベントであり、実際それに該当する製品が続々と発表されていますが、この件について新たな製品のリリースやさらなる戦略の説明があるものと予想します。

「前回のイベント」についての記事はこちら
年末にかけて99ドルのWindows タブレットが登場しそう－海外メディアから

これら低価格帯のPCやタブレット、米国では発売が開始されたものもありますが、日本では全くリリースされておらず、この先どうなるのかが非常に気になるところですね。

3.WindowsPhone情報

画像出所： eye on windows

最近ウインタブでも取り上げていますが、WindowsPhoneという名称とNokiaというブランド名はこのホリデーシーズンから販促に使われなくなる、ということです。WindowsPhoneの代わりに単なる「Windows」というロゴを使ったスマホがリリース段階に来ています。OSの統合も含め、WindowsPhoneの今後の戦略についても新たな発表があることを期待しています。

というか、「WindowsPhone日本発売」って言ってくれませんか？もう待ちくたびれてるんですけど！