こんにちは。ひつじです。今回はいよいよ自作パソコンの組み立てを始めていきたいと思います。人によって組み立て手順って結構違うと思うのですが、重要な部分をまずは説明したい、ということで「M.2 SSD」「メモリ」「CPU」の組み込みを紹介したいと思います。
メモリの拡張ができるようになったら、お持ちのデスクトップを強化したりも出来るようになるので、自作パソコンにあまり興味が無い方も読んでいただいて損はない記事かと思います。
目次
1.使用するマザーボード
今回使用するマザーボードはASUSの「TUF GAMING Z590-PLUS WIFI」です。前提としてスペックを紹介しておきましょう。
フォームファクタ:ATX
ソケット:LGA1200(INTEL 第11世代~第10世代 Coreシリーズ対応)
チップセット:Z590
メモリ:DIMM DDR4×4(最大128GB・OC時5133まで対応)
【PCIeスロット数】
×16:1本(CPU制御。CPUが第11世代ならPCIe4.0、第10世代ならPCIe3.0に対応)
×4:1本(チップセット制御)
×1:1本(チップセット制御)
【搭載可能ストレージ数】
M.2(PCIe4.0):1本(第11世代CPU専用)
M.2(PCIe3.0):2本(RAID対応。PCIeモード・SATAモード両対応)
SATA(6Gb/s)×6
【内部端子】
CPUファン×2、水冷ポンプヘッダ×1、ケースファン×3(全て4pin)
USB3.2 Gen 1:1端子
USB3.2.0:2端子
Thunderbolt:1端子
COMポート:1端子
フロントオーディオ:1端子
AURAアドレサブルGen2:2端子
AURA RGB:2端子
Procoolコネクタ:1端子
【外部端子】
USB 3.2 Gen2x2:1端子
USB3.2 Gen2;2端子
USB3.2 Gen1:2端子
USB2.0:2端子
PS2:1端子
HDMI:1端子
ディスプレイポート1.4:1端子
RJ45×1(2.5Gb対応)
オーディオ端子×5(サラウンド対応)
光デジタル出力端子×1
Wi-Fi同軸端子×2
M.2端子にはヒートシンクも用意されていますが取り外しは任意で可能です。ATXマザーボードらしい、豊かな拡張性を持っていますね。また電源周りもVRMフェーズ数が14+2と豪華。オーバークロック時でも安定して電力供給が出来るかと思います。
ASUS 製品ページ
TUF GAMING Z590-PLUS WIFI:ASUS
2.マザーボードを観察する
マザーボードにはいろいろなパーツを差し込みます。主に今回取り扱う箇所を中心に見てみましょう。
見ていただいたら分かるように過不足無く欲しい物が取り付けられる拡張性を有したマザーボードだと思いますね。トリッキーな部分もない「王道」なマザーボードですが、自作パソコンでちょっとしたフラストレーションが生まれる要素はちゃんと意識して負担軽減されているのが分かります。初めて購入するマザーボードとしてはうってつけの製品なのではないか、と思います。
3.マザーボードにM.2 SSDを取り付けする
M.2 SSDに関して、TUF GAMING Z590-PLUS WIFIは「Qラッチ」というネジ不要で取り付け可能な機構を搭載しています。これがとてもありがたい。ちょっと見てみましょう。
最後はヒートシンクを取り付ければOKです。M.2端子であればSSD以外でもおおよそ同じ手順で取付が可能です。ただし端子形状は細かく異なる場合があるので「Key」という端子形状規格がマザーボードと取り付けたい製品同士で合っているかを注意して見ておきましょう。それから「2280」等、サイズの規格がM.2にはあります。マザーボードによっては対応可能なサイズに制限がある場合もあるので合わせて気を配っておきましょう。
4.マザーボードにメモリを取り付けする
これは簡単な作業なのですが知っておくとてもお得なのがメモリの取り付け方。とても簡単なので知っておくと良いかと思います。自作パソコン以外でもノートパソコンや市販のデスクトップパソコンも同じ手順でメモリの追加が可能な場合があります。
ちなみに適当に差し込もうとすると「片方だけラッチから外れている」ことがよく発生します。最悪破損につながるので一応気をつけておきましょう。(とはいえメモリはそこそこ頑丈なので心配しすぎる必要はありません)
メモリの規格さえ間違えなければ装着そのものはとても簡単です。小型なマザーボードだとノート用のメモリを搭載する必要もあったりはしますが、取り付けに困惑するようなことは少ないと思います。だいたい見たらどういう取り付けが必要なのか分かると思います。
ただ、メモリはヒートシンク等によって高さが製品ごとに異なります。背の高いメモリは放熱性に優れている製品が多い反面で、CPUクーラーなどと干渉しやすいです。最初のうちは背の高いメモリはなるべく買わないようにしておくといいかもしれません。
5.マザーボードにCPUを取り付けする
これが一番緊張する瞬間ですね…。M.2のSSDやメモリに比べて「失敗すると壊れる」ポイントでもあります。今回紹介する取り付け方法の中では一番気を使って頂きたいポイントですね。
6.まとめ
今回は「M.2 SSD」「メモリ」「CPU」の取り付けを紹介しました。CPUの取り付けこそ緊張するかと思いますが他は「そんなに難しくなさそう」という印象だったんじゃないかな、と思います。実際取り付けのハードルはカセットタイプのゲームソフトとそんなに変わらないです。力まかせに取り付けない限り、そもそも物理的に正しい方向にしか差し込めないようにできていますから。
ただ、CPUのように多少気を配る取り付け工程が出てくる場合もあります。心配ならCeleronなどの安いCPUや廉価な中古品等を「練習台」代わりに購入してみるのも面白いと思いますよ。
パソコンを組み立てる部分の連載はゆっくり進めて行こうと思っています。詳しい方には申し訳ないのですがぜひお付き合いのほど、よろしくお願いします。